学習コラムColumn
単語や文法、リスニング、長文など、さまざまな分野の力が必要になるTOEIC®。そんなTOEIC®の勉強を効率良く進めるには、分野ごとの大まかな勉強法を知ることが重要です。
勉強法や学習の進め方を、大まかにでも知ることで、「会社で忙しい自分でも大丈夫なのか」や「英語が苦手な自分でも挫折しないか」などの不安を解消できるでしょう。
本記事では、TOEIC®の分野ごとの勉強法やおすすめの参考書を解説します。また、社会人と学生の場合に分けて、勉強効率を上げるコツもお伝えします。「自分に合った勉強法で効率よく目標スコアを取りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
TOEIC®の試験概要
まずはTOEIC®の試験概要を知りましょう。ここでは下記3点について解説していきます。
- 数ある英語試験の中で、TOEIC®がビジネス英語力を測る試験であること
- 聴く力と読む力が必要になること
- TOEIC®の受験料や開催頻度
試験概要をつかむことで、後ほどお伝えする勉強法を深くイメージできるようになるでしょう。
TOEIC®はビジネス英語力を測るための試験
TOEIC®はビジネス英語力を測る目的で、数多くの企業に利用されている試験です。
例えば、日本でTOEIC®を運営する「IIBC」の2019年の調査によると、約50%の企業が新卒採用でTOEIC®スコアを、要件または参考にしています。また、TOEIC®スコアを昇進や昇格の要件または参考にする企業は、約25%だとわかりました。詳しくは、次の表の通りです。
TOEIC®スコア活用の割合 | 新卒採用 | 英語を使用する部署の中途採用 | 主任への昇進・昇格 |
---|---|---|---|
要件としている企業 | 4.2% | 10.2% | 10.8% |
参考としている企業 | 44.9% | 43.6% | 17.0% |
今後、要件や参考にする可能性がある企業 | 6.3% | 7.4% | 10.2% |
TOEIC®は世界160カ国、約14,000の団体が受験しており、海外でも広がっている試験です。海外と関わる仕事が増える現代では、TOEIC®スコアはますます重要になると言えるでしょう。
参考:IIBC|一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会
受験するのは「TOEIC® Listening & Reading Test」
TOEIC®試験には、次のようにさまざまな種類があります。
テストの種類 | 必要になる能力 |
---|---|
TOEIC® Listening & Reading Test | 聴く力と読む力 |
TOEIC® Speaking & Writing Tests | 話す力と書く力 |
TOEIC® Speaking Test | 話す力 |
数あるTOEIC®試験の中でも、就活や昇格・昇進の基準とされるのは、「TOEIC® Listening & Reading Test」(以降は「TOEIC®L&Rテスト」)です。上記の表の通り、企業に提出する目的では、話す力や書く力は不要であることは知っておきましょう。
TOEIC®L&Rテストには、さらに2つの種類があります。会社や大学などの団体で申し込む「IPテスト」と、個人で申し込む「公開テスト」です。
どちらも出題形式や難易度は変わらず、どちらのスコアも公式に認められています。ただし、IPテストのスコアを受領しない企業もあるため、基本的には公開テストを受けることになるでしょう。
TOEIC®L&Rテストの受験料や開催頻度
TOEIC®L&Rテスト(公開テスト)の受験料や開催頻度も知っておきましょう。大まかには次の通りです。
受験料 | 税込7,810円※ |
都市部での開催頻度 | 1ヶ月に一度 |
地方での開催頻度 | 2ヶ月に一度 |
※2022年4月現在
開催頻度は受験地によって変わります。ご自身の受験場所の開催頻度は、TOEIC®を運営している「IIBC」のページで確認しておきしましょう。
テスト受験後は、受験の30日以内に運営側から公式認定証が発行されます。公式認定証には10点から990点のスコアが記載されていますが、記載されているスコアが公式に認められたスコアになります。企業に伝えるのも、認定証に記載されたスコアを用います。
公式認定証の再発行には、2年以内という期限がありますが、公式認定証のスコア自体には、期限はありません。
TOEIC®の勉強を始める前にやっておきたい3つのこと
TOEIC®がどのようなものか理解した次は、「受験日の決定」、「目標スコアの決定」、「参考書の購入」を行いましょう。
特に、受験日と目標スコアを決めるのは重要です。受験日や目標スコアを決めないまま、漠然と勉強を始めては、効率が悪くなるので、いつまでに何点を目指すか明確にしましょう。
受験日を決めて申し込む
まずは、TOEIC®の受験日を決めて申し込みましょう。受験日を決めることで目標が明確になり、勉強のモチベーションも上がります。
ただし、受験日を決めても、その場ですぐに申し込めないこともあります。TOEIC®試験は、申し込み可能な期間が決まっており、いつでも申し込みを受け付けてるわけではありません。例えば、2022年5月29日に実施されるTOEIC®試験に申し込めるのは、4月5日の10:00から4月11日の15:00までです。
申し込みがすぐにできない場合は、申し込み開始日をスケジュール帳に記載しておくと良いでしょう。
申し込みに関しては、他にも注意点があります。申し込むのは、スコアを提出したい日の、1ヶ月以上前に開催される試験にしましょう。スコアの認定証が発行されるまでに時間がかかる(30日以内)ので、注意してください。
目指すスコアを決める
受験日の次は、目標スコアを決めましょう。何点を目指すか決めることで、目標がさらに明確になり、勉強に取り組みやすくなります。
目標スコアが決まっていない場合は、まずは600点を目指すのをおすすめします。2019年に行われた調査によると、企業が社員に求める平均スコアが600点ほどのためです。具体的な調査結果は、次の通りです。
社員の分類 | 企業が社員に求めるスコアの平均 |
---|---|
新卒社員 | 535 |
中途社員 | 560 |
技術部門 | 560 |
営業部門 | 575 |
海外部門 | 690 |
参考:IIBC|一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会
自分の実力と目指したいスコアの差異が大きい場合は、中間目標を決めておきましょう。例えば、英語を全く勉強したことのない方なら、いきなり600点を目標とするよりも、まず400点を目標とするほうがおすすめです。
ご自身の実力の把握は、次の換算表を参考にしてみてください。
点数 | レベル |
---|---|
TOEIC®400点〜 | 英検4級、中学1、2年レベル |
TOEIC®500点〜 | 英検3級、中学卒業レベル |
TOEIC®600点〜 | 英検準2級、高校1、2年レベル |
TOEIC®700点〜 | 英検2級、高校卒業レベル |
単語や文法などの参考書を購入する
いつまでに何点を目指すか決まったら、単語と文法、長文、リスニングの参考書を購入しましょう。TOEIC®の参考書を選ぶときは、自分のレベルに合っていることと、著者にTOEIC®の受験経験があることを基準にするのがおすすめです。
自分のレベルに合った参考書か確認するのをおすすめした理由は、TOEIC®の参考書には、英語上級者向けのものも多いからです。評判が良いという理由だけで参考書を選んでしまうと、難しすぎてスムーズに勉強が進まなくなる恐れがあります。
ビジネスや日常生活で使われる英語が出題されるTOEIC®は、受験や英検などとは異なる部分もあります。そのため、TOEIC®を受験歴のある著者の参考書なら、さらに安心でしょう。
分野別におすすめの参考書は次の通りです。
項目 | 書籍名 |
---|---|
単語 | 『TOEIC L&R TEST 出る単特急銀のフレーズ』(朝日新聞出版・TEX加藤著) |
文法 | 『中学英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく。』(学研出版・山田暢彦監修) 『TOEIC®L&Rテスト英文法ゼロからスコアが稼げるドリル』(アルク・高橋恭子著) |
長文 | 『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8』(国際ビジネスコミュニケーション協会) 『新形式問題対応 改訂版 世界一わかりやすい TOEICテストの授業[Part 7 読解]』(KADOKAWA・関正生著) |
リスニング | 『新形式問題対応 改訂版 CD2枚付 世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 1‐4 リスニング) 』(KADOKAWA・関正生著) |
上記の参考書を使った勉強法については、後ほど解説します。
TOEIC®勉強の大まかな手順
ここでは、TOEIC®の勉強手順を説明します。手順は大まかに下記4つになります。
- 公式問題集を解く
- 単語や文法を毎日勉強する
- 時間がある日に長文問題を解く
- 本番を意識した問題演習を行う
それぞれ詳しく解説していきます。
公式問題集で試験の難易度と自分の実力を把握する
TOEIC®の勉強を始めるなら、まずは時間を測って公式問題集を解きましょう。
公式問題集とは、本番の試験と同じ形式で作られた問題集です。本番と同じ制限時間で解いてみることで、問題の難易度や出題形式、時間の厳しさがわかります。解いた問題から点数を割り出せるようになっているので、自分の実力の把握もできます。
ただし、いきなり公式問題集を解くのが難しいと感じる方もいるでしょう。そんな方は、公式問題集よりも難易度の低いTOEIC®問題集を解いてみてください。公式問題集ほど本番そっくりでなくとも、ある程度のレベル感であれば、出題形式や自分の実力を把握することは可能です。
単語や文法は隙間時間を使って毎日勉強する
公式問題集を解いてからは、単語や文法の勉強をしましょう。
問題集を解いてみると、多くの方は、「長文読解や会話問題を対策しなくては」と感じるかと思います。しかし、いきなり長文読解や会話内容の聞き取りの対策をするのは、おすすめしません。
長文や会話文を理解するには、文法や単語の知識が不可欠なためです。長文や会話内容は、一文の集まりであり、一文は、文法というルールにそって単語を並べたものです。そのため、先に単語や文法を勉強しましょう。
単語や文法は、隙間時間を使って毎日勉強することをおすすめします。知識を定着させるには毎日の継続した勉強が必要です。
隙間時間を活用することで、無理なく勉強を続けられます。例えば、歩きながら音声を聞いたり、電車の中で単語帳を開いたりと、無理なく続けられる方法を探してみてください。
時間がある日に長文問題を解いて音読する
基本レベルの単語や文法が身についたと感じたら、土日などを活用して、長文問題を解きます。TOEIC®対策の問題集を解くことで、問題形式に慣れることや、これまで勉強してきた単語や文法の知識を試すことができます。
長文は、解いてから音読をしっかり行うのがポイントです。目で文章を読み返して復習するよりも、声に出して読み返せば、リスニング力もつけられて効率的です。発音がわからないという場合も、問題集に付属している音源を使えば、取り組みやすいはずです。
本番を意識して問題演習を行う
ここまでお伝えしてきたように、「単語や文法は毎日勉強する」「時間を確保できる日は長文問題で勉強する」という進め方で、実力を伸ばしていきましょう。
試験1ヶ月前など、TOEIC®本番が近づいてきたら、当日を意識した問題演習を行ってください。特に、時間を意識して問題を解くことが重要です。TOEIC®は制限時間が厳しく、時間配分を少し間違えただけで点数を大きく落としてしまうためです。
問題を解くときは時間内に解くことを意識しましょう。
→関連記事「TOEICの点数を上げるために必要な勉強時間の目安と勉強方法」
TOEIC®初心者が600点を取るための勉強法と参考書丨リスニングの対策方法も
これまでの項目では、大まかな勉強手順をお伝えしましたが、ここでは600点を取るための具体的な勉強法と参考書をお伝えします。
単語と文法、長文、リスニングそれぞれの分野に分けて勉強法を見ていきましょう。
単語|何度も繰り返して覚える
単語は何度も繰り返して覚えることが重要です。単語は一度覚えただけでは、記憶に定着しません。覚えたその日は完璧だと思っても、しばらく時間が経てば忘れてしまいます。
そのため、同じ単語を必ず何度も復習するようにしましょう。例えば、毎日家を出る前と電車の中で50個の単語を覚え、土曜日と日曜日にはその週に覚えた350個の単語をすべて復習するといった勉強をします。そして、単語を見た瞬間に意味が出てくるまで定着させましょう。
単語を覚えるうえでは、TOEIC®用の単語帳を使うのもポイントです。TOEIC®用の単語帳なら、TOEIC®で出題されやすい単語をピンポイントで覚えられます。例えば、TOEIC®では会議や発注などのビジネスシーン、買い物や銀行手続きなどの日常のシーンで使う単語が頻繁に出現します。
専用の単語帳なら、TOEIC®でよく使われる単語を、TOEIC®でよく出る意味で覚えられるので、効率的です。
次の単語帳がおすすめです。
- 『TOEIC L&R TEST 出る単特急銀のフレーズ』(朝日新聞出版・TEX加藤著)
TOEIC®受験者に長年愛用されている単語帳なので、安心して取り組めるでしょう。
英文法|中学レベルから勉強する
TOEIC®600点を取得するためには、中学レベルの英文法から丁寧に勉強することが必要です。もちろん、TOEIC®では高校レベルの英文法も出題されます。しかし、ビジネスや日常のやりとりに関する英語が中心のTOEIC®では、中学レベルの文法で読める英文も出題されます。
また、中学の英文法は、高校の英文法の土台となっています。そのため、まずは中学レベルの文法から学んでいきましょう。
中学レベルの英文法を学ぶには、次の参考書がおすすめです。
- 『中学英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく。』(学研出版・山田暢彦監修)
- 『TOEIC®L&Rテスト英文法ゼロからスコアが稼げるドリル』(アルク・高橋恭子著)
いずれも英語が苦手な人にもわかりやすい内容です。自分に合った参考書を購入して、単語同様、毎日勉強していきましょう。
長文|すらすらと読めるまで音読する
長文の問題は、解いた後にすらすら読めるようになるまで「音読する」のがおすすめです。音読することで、読解力を効率的に高められます。
黙読するだけでも復習はできますが、読んでいる時は、無意識に単語を読み飛ばして、余計に英語がわからなくなることがあります。声に出して進める音読なら、一語ずつしっかりと読み進められます。読みながらわからない部分を丁寧に理解すれば、読解力は向上するでしょう。
また、音読をすれば読解力だけでなく、リスニング力も鍛えられます。そのため、特に時間に余裕がない社会人の方にはおすすめです。
おすすめの長文読解の参考書は次の2冊です。
- 『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8』(国際ビジネスコミュニケーション協会)
- 『新形式問題対応 改訂版 世界一わかりやすい TOEICテストの授業[Part 7 読解]』(KADOKAWA・関正生著)
特に、本番同様のプロセスで作られた公式問題集は、1つの文章を10回程度音読することも効果的です。TOEIC®で最も重要な問題集なので、必ず購入しましょう。
リスニング|聞き取れない単語に印をつける
リスニングは、公式問題集の音声とトークスクリプト(音声の原稿)を活用するのがおすすめです。トークスクリプトを見ながら音声を流して、聞き取れない部分に印をつけます。そして、聞き取れない部分には、印を付けて何度も聞き返しましょう。
リスニングを勉強し始めた頃は、聞き取れない部分だらけになるかもしれませんが、一つひとつ聞けるようにしていきましょう。
リスニングに特化して学びたいなら、次の参考書もおすすめです。
- 『新形式問題対応 改訂版 CD2枚付 世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 1‐4 リスニング) 』(KADOKAWA・関正生著)
公式問題集でリスニングの勉強をしてみて、難しいと感じる方は、上記の参考書も使ってみて下さい。
TOEIC®で800点や900点を目指す人の勉強法
TOEIC®を受ける方の中には、800点や900点といった高得点を取ることが必要な方もいるでしょう。ここでは、800点の場合と900点の場合に分けて、難易度と取得するための勉強法をお伝えします。
800点や900点はいきなり取るのは難しいですが、継続して勉強すれば取得できる点数です。「高得点を取って他の人と差をつけたい!」という方は参考にしてみてください。
800点の難易度と取得するための勉強法
TOEIC®800点は、全受験者の中で上位10%ほどの実力です。大学生や社会人の平均スコアは600点ほどであることからも、取得が簡単でないことは分かります。
しかし、簡単でないからこそ、高い英語力の証明になります。外国と関わる業務を担当したい方や外資系で働きたい方は、挑戦してみても良いでしょう。
TOEIC®600点の人が800点を取得するために必要な勉強時間は、400時間から600時間が目安です。1年で800点を取得するなら、毎日1.5時間の勉強が必要になります。簡単ではありませんが、コツコツと勉強を継続できれば初心者でも目指せる範囲です。
TOEIC®800点を取るためには、まずは600点を取得しましょう。そのうえで、『TOEIC L&R TEST 出る単特急金のフレーズ』(朝日新聞出版・TEX加藤著)など、レベルの高い単語帳や文法書で十分な知識を補いましょう。
900点の難易度と取得するための勉強法
TOEIC®900点は、上位約3%から4%のスコアです。難易度は非常に高いですが、その分、就職や転職で強力なアピールになります。
海外に関わる部署や外資系企業の中でも、目立つ存在になれるスコアです。英語を将来的な自分の武器にしたい人は、ぜひ挑戦してみましょう。
TOEIC®900点を取得するには、800点をとってから400時間から500時間の勉強が必要と言われています。先ほど紹介した600点から800点に上げるときと同様、毎日1.5時間の勉強を続ければ、1年で取得を目指せます。
TOEIC®900点を取るには、800点を目指すときよりも解答スピードと正確性を高める必要があります。そのためには、一度解いた英文については、文法や単語の説明ができる程の質の高い勉強をしましょう。
また、ここまで解説したように、TOEIC®初心者が800点や900点を目指すなら、長いスパンで正しい勉強法を継続する必要があります。独学では我流に走って、効率が悪くなってしまう可能性もあるので、時間を有効に使うならプロにアドバイスをもらえる英語スクールやコーチングを利用してみてください。
TOEIC®で効率よくスコアを上げるためのコツ丨大学生と社会人それぞれの立場で解説
ここまでお伝えしてきたように、TOEIC®の勉強方法は目標スコアによって変わることをお伝えしてきました。TOEIC®の勉強方法は、目標スコアだけでなく、大学生か社会人かによっても変わります。勉強に使える時間が異なるためです。
そこで、ここでは大学生と社会人それぞれの立場で意識したいことを解説します。
大学生がTOEIC®対策で意識したいこと
大学生がTOEIC®対策で意識したいのは、なるべく早い段階で勉強を始めることです。早く始めたほうが有利になるのは、当たり前のことです。しかし、すぐにTOEIC®対策に着手するのは、意外と難しいです。
大学生は、多くの社会人のように会社からスコア提出を義務付けられていません。自発的に受験する必要があるので、モチベーションが保ちにくく、TOEIC®の勉強が後回しになりがちです。
後回しを避けて、早い段階でTOEIC®対策を始めるには、TOEIC®が持つさまざまなメリットを知るのが良いでしょう。
例えば、TOEIC®600点以上を取得していると就職や、昇進でも有利になります。新卒時には約50%の企業が、昇進時には約25%の企業がTOEIC®スコアを確認しています。就活や昇進時に、自分と同じくらいの評価のライバルがいても、TOEIC®スコアで自分が選ばれる可能性もあるでしょう。
また、TOEIC®スコアは一度取れば、ずっと有効です。早い段階で着手して、周囲に差を付けましょう。
社会人がTOEIC®対策で意識したいこと
平日は会社で忙しい社会人の方は、勉強すべき項目の中から優先順位を決めて勉強しましょう。
仕事が忙しい時期なら、帰宅が遅くなり、1日1時間くらいしか確保できないこともあると思います。優先順位が決まっていてやるべきことが明確であれば、悩まずにすぐ勉強を始められます。
優先順位を決めるためにも、まずは公式問題集で自分の実力を知り、自分が確保できる勉強時間を明確にしてください。その上で、日々どんな勉強をすべきか考えます。
例えば、人によって単語帳と文法の参考書と、公式問題集の3冊のみに絞るのも良いでしょう。普段は単語帳と文法を進めて、土日には公式問題集の同じ問題を何度も解き直すといった使い方なら、忙しい方でも実行しやすいです。
自分にぴったりのTOEIC®対策なら英語コーチングの「プレゼンス」
これからTOEIC®を始める方は、まずは「いつまでに何点を目指すか」という目標を明確にしましょう。そして、「単語は何度も繰り返す」、「文法は中学レベルを丁寧に学ぶ」、「長文は何度も音読する」、「リスニングはわからない部分に印を付ける」といったポイントを意識して勉強をしていきましょう。
さらに、基本的な勉強法を実践する中で、自分に合った勉強をしていくのも重要です。自分が確保できる時間やライフスタイルに合わせて、無理なく継続できる方法を見つけて、効率的に目標スコアに近づきましょう。
「自分ぴったりなTOEIC®対策をしたい!」という方は、TOEIC®経験が豊富なプロからアドバイスをもらえるコーチングがおすすめです。
「プレゼンス」のコーチングなら、ぴったりの勉強法がわかるのはもちろん、モチベーション維持に苦しむこともありません。今までTOEIC®の勉強が続かなかったという方へも、20年間で27,000人超の卒業生を輩出している「プレゼンス」なら、2ヶ月で最大限の成果を約束します。
自分に最適な学習プランを知りたい方は、まずは「プレゼンス」の無料カウンセリングにご参加ください。
効果的な英語学習のティップスと最適な学習プランを英語コーチがご提案!