学習コラムColumn
TOEIC®試験でハイスコアを取るためには、単語や文法、リスニング、長文読解など、総合的な英語力が必要です。効率よく勉強を進めるには、勉強開始前にリスニングおよびリーディングの大まかな勉強法を知り、自分に合った勉強法を探すことが重要です。
目標スコアを達成した方の勉強法や学習の進め方を知ることで、「仕事で忙しい自分でも大丈夫なのか」「英語が苦手な自分でも挫折しないか」などの不安を解消できるでしょう。
本記事では、TOEIC®の勉強法(リーディング・リスニング)や、おすすめの参考書を解説します。
さらに、TOEIC®のスコアレベルごとの勉強法や、社会人と学生の場合に分けて、勉強効率を上げるコツについても詳しく解説をしています。
「自分に合った勉強法で効率よく目標スコアを取りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
TOEIC®の勉強を始める前に知っておきたい3つのこと
初めてTOEIC®を受験する場合、まずTOEIC®試験について以下の3点を把握しましょう。
- 試験概要
- 試験スケジュール
- 就職・転職に役立つTOEIC®のスコア
TOEIC®の勉強を開始する前に把握することで、試験日から逆算して目標スコアに到達するための勉強時間や勉強内容を決めることができます。
それぞれ解説していきます。
TOEIC®の試験概要
TOEIC®はビジネス英語力を測るための試験です。問題数は200問で試験時間は約2時間です。
TOEIC®試験には、次のようにさまざまな種類があります。
テストの種類 | 必要になる能力 | 受験料※ |
---|---|---|
TOEIC® Listening & Reading Test | 聞く力と読む力 | 7,810円(税込) |
TOEIC® Speaking & Writing Tests | 話す力と書く力 | 10,450円(税込) |
TOEIC® Speaking Test | 話す力 | 6,930円(税込) |
※2023年6月時点の受験料です。
就活や昇格・昇進の基準とよくされるのは、「TOEIC® Listening & Reading Test」(以降、「TOEIC® L&Rテスト」)です。
参照:一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会「テストの形式と構成」
参照:一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会「受験料・支払方法|TOEIC® Listening & Reading Test」
参照:一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会「申込方法・受験料|TOEIC® Speaking & Writing Tests」
参照:一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会「申込方法・受験料|
TOEIC® Speaking Test」
TOEIC®の試験スケジュール
TOEIC® L&Rテスト(公開テスト)は、全国各地の受験地で実施されます。開催頻度は受験地によって変わります。
都市部の場合は1カ月に1度、地方の場合は2カ月に1度程度開催されます。
ご自身の受験地の開催頻度は、TOEIC®試験を運営している国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)の公式サイトで確認しておきましょう。
受験後30日以内に運営側から公式認定証が発行されます。特に就職試験や転職試験に必要な方は、公式認定証が必要な日までに入手できるように受験スケジュールを組みましょう。
その場合は、スコアを提出したい日の1カ月以上前に開催される試験を受けなければなりません。
就職・転職に役立つTOEIC®のスコア
就職・転職に役立つTOEIC®スコアは、600点以上といわれています。TOEIC®600点は全受験者の平均にあたる点数であり、履歴書に記載する場合は、最低限取得したいスコアです。
英語に自信がない方や、英語を使わない部署への転職を考えている方は、まずはTOEIC®600点を目指すとよいでしょう。
TOEIC®600点から900点までのレベルおよび評価される業界の目安は以下の通りです。
TOEIC®スコア | レベル | 評価される業界と職種の例 |
---|---|---|
600点 | 英語を使った事務作業や簡単なメールのやりとりができる | ・車両メーカーの物流企画 ・部品メーカーの法人営業 ・情報通信の社内SE |
700点 | 英語を使った事務作業を高い精度で行え、海外の取引先とのやりとりが可能 | ・化学商社の営業 ・観光業界のホテルスタッフ ・家庭用品メーカーのプロダクトリサーチ |
800点 | 英文の細部まで理解でき、ビジネスシーンでの意見交換などにもほとんど困らない | ・ECサイト運営サービスのインサイドセールス責任者 ・アパレルメーカーの社内SE責任者 ・化学メーカーのIT企画責任者 |
900点 | 全受験者の4%にあたり、英語に深く関わる業務においても、即戦力として活躍できる | ・コンサルティング業界の通訳者 ・金融業界のシンジケートローン |
TOEIC®スコアを就職や転職に活用する場合は、働きたい業界に応じて目標スコアを調整しましょう。
関連記事:プレゼンス「TOEIC®は転職時に有利になるのか? 点数別の評価まとめ」
TOEIC®のリスニング勉強法
TOEIC®︎のリスニングは、聞こえてくる英語を語順通りに理解する力が必要です。
リーディング問題は、試験中に何度も問題文を読み直せますが、リスニングの音声は1度しか流れません。聞き直すことができないのです。
英語を語順通りに理解する力を鍛えるトレーニング方法を3つ解説します。
- シャドーイングを行う
- ディクテーションを行う
- スキマ時間を活用して、英語の音声に触れる
シャドーイングを行う
シャドーイングとは、音声を聞きながら聞いた音を真似して影(shadow)のように発音する訓練法です。
まずは、音声スクリプトを見ないで音声を聞きます。次にスクリプトを確認し、自分がどの程度聞き取れたのか、または、どこが聞き取れなかったのかで自分のリスニング力を確認します。
聞き取れなかった部分や知らない単語があれば意味を確認し、スクリプトがすらすらと読めるまで何度も音読します。
すらすらと読めるまで音読した後、スクリプトを見ながらシャドーイングを行いましょう。余裕があれば音声のリズムやトーンも真似すると英語特有のリズムに慣れます。
最終的にスクリプトを見ずにシャドーイングができれば完璧です。
ディクテーションを行う
ディクテーションとは、英語の音声を書き取る訓練法です。聞こえてくる英語と書き取った文字が正確に一致するようになると、リスニング力が向上した証です。
聞き取れなかった単語がどの単語であったのか、分からないまま放置していては、リスニング力の向上は期待できません。
ディクテーションを行う場合は、本番試験と同じ公式スピーカーの音声を使用したTOEIC®の公式問題集がおすすめです。音声を何度も聞いて、聞き取れる英文を全て書き起こしましょう。
書き起こした後の文章を見ると、聞き取れているつもりが本当は聞き取れていなかった部分に気づくはずです。
スキマ時間を活用して、英語の音声に触れる
社会人にとって、勉強時間を捻出するのは難しいものです。机に座って勉強する時間以外でも、駅のホームで電車を待つ5分、寝る前の10分など、ちょっとしたスキマ時間を有効活用してリスニング音声に耳を慣らしましょう。
TOEIC®対策のスマホアプリをダウンロードすれば場所を選ばず学習できます。
関連記事:プレゼンス「TOEIC®リスニング対策! 勉強法やコツ、聞き取れない理由を紹介」
TOEIC®のリーディング勉強法
TOEIC®︎のリーディングパートでは、文法・語彙問題および長文読解問題が出題されます。リスニング問題と比べ、単語や表現の難易度は高く、問題数が多いのが特徴です。
そのため試験時間内に解き終わらない受験者も多く、各問題に費やす時間配分も重要です。
ここではTOEIC®のリーディングパートを効率的に回答するための勉強法を3つ解説します。
- TOEIC®の頻出単語を覚える
- 英語の文法を理解する
- 長文の読解力を鍛える
TOEIC®の頻出単語を覚える
リーディング勉強で欠かせないのは、TOEIC®の頻出単語の暗記です。試験問題に知らない単語が多ければ、そもそも試験に太刀打ちができません。
TOEIC®試験には日常生活やビジネスなどの幅広いシーンでよく使われる単語が出題されます。頻出単語を学べば、実際のビジネスシーンで使えるビジネス英語が身につくでしょう。
勉強にはTOEIC®用の英単語参考書を活用しましょう。過去のTOEIC®試験問題から頻出単語が抽出されているので効率よく学べます。
関連記事:プレゼンス「TOEIC®の頻出単語は?スコア別おすすめの単語帳や単語の覚え方を解説」
英語の文法を理解する
リーディングパートを攻略するなら、中学・高校レベルの文法知識が欠かせません。文法問題だけではなく、長文読解にも文法知識は不可欠です。
単語の意味が分かっていても、文法知識がなければ、文全体の意味を理解できません。文法が苦手な方は、中学英語の文法を総復習することをおすすめします。
TOEIC®試験の文法問題は、出題パターンがあるため点を取りやすいパートです。TOEIC®の文法問題に特化した参考書を1冊解けば、出題パターンに慣れるでしょう。
関連記事:プレゼンス「TOEIC®の文法問題の対策は?勉強法やおすすめの参考書を紹介」
長文の読解力を鍛える
TOEIC®の頻出単語と英文法知識がある程度身についたら、長文読解力を鍛えましょう。
参考書や問題集、模試などを使って多くの問題を解いて、長文の長さや、よく扱われるトピックに慣れましょう。
長文読解は特に時間配分がカギとなるパートです。普段から長文読解の問題を解く際に必ず時間を計る癖をつけましょう。本番と同じ制限時間内で問題を解くことで問題を解くリズムを習得できるはずです。
関連記事:プレゼンス「TOEIC®のリーディング対策|時間配分やパート別のコツを解説」
目標スコア別|TOEIC®の勉強法
ここでは、600点から900点まで各目標スコアを達成した方の勉強法や勉強の進め方を解説します。
自分に合いそうな勉強法があれば、積極的に取り入れましょう。
ただし、現状のスコアや英語力によってそれぞれ課題が異なるため、効果的な勉強法も異なります。まず自分のレベルに沿った課題や傾向を把握しましょう。
TOEIC®で600点を目指す場合の勉強法【初心者向け】
TOEIC®600点の難易度は、英語を使った簡単な業務連絡ができるレベルです。英検で換算すると2級レベルといわれています。
TOEIC®600点を突破した方の多くは、公式問題集を繰り返し解いています。
公式問題集はTOEIC®試験を主催するETS®が、実際の試験問題と同じ方法で作成しているため、試験問題に慣れる一番の近道といえるでしょう。また演習問題を解きながら、各問題の難易度も把握できます。
600点レベルの単語帳1冊、およびリスニングとリーディング両方を体系的に学べる参考書1冊を試験までに勉強することをおすすめします。
関連記事:プレゼンス「TOEIC®600点のレベル・難易度は?勉強方法や勉強時間などを紹介」
TOEIC®で700点を目指す場合の勉強法
TOEIC®700点のレベル・難易度は、英語を使って高い精度で事務作業が行え、海外の取引先とのやりとりが可能なレベルといわれています。英検で換算すると準1級レベルです。
スコア600点台の方が2カ月で700点を獲得した勉強法の例を以下に挙げます。
- 1日3.5時間の勉強時間を確保する
- TOEIC®対策問題集の模試部分を解き、自分の苦手分野を把握し重点的に学習する
- TOEIC®公式問題集を本番と同じ時間制限で解くことで時間配分に慣れる
上記を参考に実践してみましょう。
関連記事:プレゼンス「TOEIC®︎700点のレベルとは?2カ月で取得するための勉強法もご紹介」
TOEIC®で800点を目指す場合の勉強法
TOEIC®800点は、受験者上位11%程度に入る実力です。英文の細部まで理解でき、ビジネスシーンでの意見交換などにもほとんど困らない英語力が、TOEIC®︎800点のレベルです。
スコア600点台の方が1年で800点を獲得した勉強法を紹介します。
- ビジネス英語や英語ニュースを聞く
- 『公式TOEIC® Listening & Reading 800+』を解く
『公式TOEIC® Listening & Reading 800+』は、まさに800点以上を目指す方専用の公式問題集です。高得点を目指す方がつまずきやすい難問が集約されており、解説も丁寧でおすすめです。
関連記事:プレゼンス「TOEIC®︎800点のレベルは?正答率や就職・転職に十分かを解説」
TOEIC®で900点を目指す場合の勉強法
TOEIC®900点は、英語に深く関わる業務においても即戦力として活躍できるレベルです。900点取るための正答率は約92〜95%であるため、苦手分野があると到達できません。
スコア850点の人が2カ月で950点を獲得した勉強法は以下の通りです。
- 苦手分野を完全になくす
- 長文読解対策として速読の訓練をする
- 英語コーチングを受ける
試験時間内に全問解くことは必須です。パートごとに問題を完全に解き終わるスピードを身につけなければなりません。
関連記事:プレゼンス「TOEIC®︎900点のレベルは?何問ミスなのか、転職での活かし方を解説」
効率的に600点以上の点数を取るならコーチングもおすすめ
ここまで解説したように、TOEIC®初心者が800点や900点を目指すなら、長いスパンで正しい勉強法を継続する必要があります。
独学では、我流に走って効率が悪くなってしまう可能性もあるので、時間を有効に使うなら、プロにアドバイスをもらえる英語スクールやコーチングを利用することを考えてみてください。
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TOEIC®の勉強におすすめの参考書
TOEIC®の勉強におすすめの参考書を分野ごとに紹介します。
紹介する参考書の分野は下記の3つの分野です。
- 単語
- リスニング
- リーディング
それぞれ解説していきます。
TOEIC®の勉強におすすめな参考書:単語
TOEIC®には頻出単語が存在します。ここではおすすめの参考書を紹介します。
書籍 | 特徴 | おすすめの人 |
---|---|---|
キクタンTOEIC® L&Rテスト SCORE 500 | テストにほぼ毎回出てくる448語を収録。単語と熟語を1日8語ずつ、8週間かけて覚えられる構成になっている。 | 500点以上を目指す人 |
TOEIC® L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ | 目標スコア600点~990点に合わせて勉強できる。TOEIC®テストに出てくる単語を網羅的に覚えられるため、多くの受験者が愛用している参考書。 | 600点以上を目指す人 |
頻出単語を効率よく覚えるためには、TOEIC®の試験問題を分析して作られた単語帳がおすすめです。
目標スコアに合った単語帳を選びましょう。
TOEIC®の勉強におすすめな参考書:リスニング
最近のリスニングの参考書は、スマホ専用アプリで音声を聞くことができます。
書籍 | 特徴 | おすすめの人 |
---|---|---|
TOEIC® L&R TEST 初心者特急 パート1・2 | 試験内容の改定に対応しており、頻出の動詞や表現もカバーしている。テスト問題だけでなく、例文の音声朗読も収録。 | TOEIC®初心者 |
TOEIC® L&R TEST パート1・2特急 難化対策ドリル | Part1だけでなく、改定によって難易度が上がったといわれるPart2への対策(25問の模擬問題)ができる。スマートフォン用の無料音声アプリにも対応。 | TOEIC®中級者以上の人 |
TOEIC® L&Rテスト 究極のゼミ Part 3&4 | 問題タイプ別に分けられているので、苦手克服に適している。正解を選ぶコツが身につくトレーニング問題も収録。「意図問題」「図表問題」以外にも、3人の登場人物による会話や、情報量の多い会話問題も対策できる。 | TOEIC®初級者から上級者までの全レベル |
TOEIC® L&R TEST パート3・4特急 実力養成ドリル | 語彙力、リスニング力を総合的に高められる。シャドーイングの訓練もできる。 | TOEIC®の体系的なテスト対策がしたい人 |
スキマ時間でもスマホで学習できるためおすすめです。
TOEIC®の勉強におすすめな参考書:リーディング
最後にTOEIC®のリーディング対策におすすめ参考書です。
書籍 | 特徴 | おすすめの人 |
---|---|---|
TOEIC®︎ L&Rテスト 究極のゼミ Part 5&6 | Part5と6を20分で解くことを目標にした参考書。問題タイプ別に学習できるので、苦手分野を集中的に勉強可能。勘に頼らずに解答する思考力を鍛える「トレーニング」付き。 | 20分でPart5,6を解く訓練をしたい人 |
TOEIC®︎ L&Rテスト 文法問題 でる1000問 | Part5・6の設問を解くために必要な文法事項を網羅的に勉強できる。1,000問以上が収録されており解説には不正解の理由の説明があり非常に分かりやすい。 | 文法事項を網羅的に学びたい人 |
TOEIC® L&Rテスト 究極のゼミ Part7 | Part7の問題を設問タイプ別にそれぞれの解き方を徹底解説。TOEIC®新形式にも対応 | Part7の長文読解の対策をしたい人 |
TOEIC®試験では、特に文法問題に出題パターンがあり、得点源にしやすいはずです。パターンに慣れて必ず正解できるようにしましょう。
TOEIC®の勉強におすすめのアプリ
スキマ時間にTOEIC®の勉強をする際におすすめのアプリをご紹介します。机に座って勉強する時間が確保できない方は、ぜひ活用してみてください。
アプリ名 | アプリの特徴 |
---|---|
TOEIC®公式アプリ「TOEIC公式コンテンツ by IIBC」 | TOEIC®を運営するIIBCの公式アプリ。TOEIC®のリスニング問題で出題される日常生活やビジネスシーンで使われる英会話が学習できる。TOEIC®の公式問題集やテスト日程の最新情報も確認可能。 |
AIによるTOEIC®テスト対策「Santaアルク」 | TOEIC®対策専用のアプリ。苦手な問題形式をAIが抽出し、解くべき問題を提示してくれるため、弱点を集中的に克服することができる。TOEIC®スコア診断では、3億件以上の学習データからわずか3分で予想スコアを提示。効率的にTOEIC®のスコアを上げたい人におすすめ。 |
「トレーニング TOEIC®test」 | TOEIC®形式の問題をパートごとに出題するアプリ。全問題に解説付き。会員登録不要でアプリ利用料は無料。 |
参照:一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会「学習・サポート教材|English Upgrader®︎+|スマートフォンアプリ」
参照:TOEIC®テスト対策 – AI学習のSanta
参照:Apple Store「アプリ|トレーニング TOEIC®test -リスニング・文法・単語」
大学生・社会人がTOEIC®で効率よく勉強する方法
勉強法は、目標スコアだけでなく、大学生か社会人かによっても変わります。なぜなら、勉強に使える時間が異なるためです。
そこで、ここでは大学生と社会人それぞれの立場で意識したいことについて解説します。
大学生|TOEIC®の勉強で意識したいこと
TOEIC®︎試験を受けようと考えている大学生は、なるべく早い段階で勉強を始めましょう。大学生は社会人に比べて圧倒的に時間に余裕があるはずです。
しかし、大学生は社会人のように勤務先からのスコア提出を義務付けられていない場合が多く、義務的な勉強をしているとは限りません。そのためモチベーションが保ちにくく、勉強が後回しになりがちです。
後回しにせず、早い段階でTOEIC®の勉強に取り組むためには、目標スコアを獲得した場合のメリットを強く意識しましょう。
例えば、TOEIC®600点以上を取得していると、就職活動や入社してからの昇進でも有利になります。新卒時には約50%の企業が、昇進時にはIPテストと公開テスト合わせて約25%以上の企業が、TOEIC®スコアを確認しています。
就活時や昇進時に、自分と同じくらいの評価のライバルがいても、TOEIC®スコアによっては自分が選ばれる可能性もあるでしょう。早い段階で着手して、周囲に差をつけましょう。
参照:一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会「英語活用実態調査2019(企業・団体)2019」
関連記事:プレゼンス「TOEIC®の大学生の平均点は?目指したい目標点数と勉強方法を解説」
社会人|TOEIC®の勉強で意識したいこと
平日は会社で忙しい社会人の方は、TOEIC®で勉強すべき項目の中から優先順位を決めて勉強しましょう。
仕事が忙しい時期なら、帰宅が遅くなり、1日1時間程しか勉強時間が確保できないこともあるでしょう。
しかし、優先順位が決まっていてやるべきことが明確であれば、悩まずにすぐ勉強を始められます。
優先順位を決めるためにも、まずは公式問題集で自分の実力を知ることと、自分が確保できる勉強時間を明確にすることです。その上で、日々どんな勉強をすべきか考えましょう。
例えば、人によっては単語帳と文法の参考書、公式問題集の3冊のみに絞るのもよいでしょう。
普段の勉強は単語帳と文法の参考書を進めて、土日には公式問題集で同じ問題を何度も解き直すといったやり方なら、忙しい方でも実行しやすいです。
関連記事:プレゼンス「TOEIC®の社会人の平均点は? 目指したい目標点数と勉強方法を解説」
自分の目標スコアに合わせたTOEIC®の勉強法を学ぼう
本記事では、リスニングおよびリーディングの勉強法、目標スコアレベル別の勉強法やおすすめの参考書を解説しました。
TOEIC®の勉強を効率よく進めるには、勉強開始前にリスニングおよびリーディングの大まかな勉強法を知り、自分に合った勉強法を探すことが重要です。
書店で販売されているTOEIC®用の参考書もスコア別に分かれています。本記事で紹介したおすすめの参考書を実際に手に取り、「これならやり遂げられそうだ」と思った1冊を選んでください。
自分にぴったりのTOEIC®対策なら英語コーチングの「プレゼンス」
就職や転職などスコアアップの目的が明確で、短期間に必ず目標スコアを達成したいなら、英語コーチングで効率的に学んでみませんか。
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