TOEIC®︎900点のレベルは?何問ミスなのか、転職での活かし方を解説

会議中の人々

TOEIC®︎は、英語コミュニケーション能力を測るテストで、国際ビジネスコミュニケーション協会が月2回実施しています。

一般的にTOEIC®︎と表現されるのはTOEIC®︎ Listening & Reading Testで「TOEIC®︎ L&R」と表記されます。テストの内容はリスニング100問・リーディング100問で、合計10〜990点の5点刻みで評価されます。

合格・不合格ではなくスコアで表示されるため、「現時点での正確な英語力の把握」や「目標設定」が可能になり、就職・転職でも活用することが出来ます。

この記事では、TOEIC®︎900点がどのようなレベルに相当するのか、正答率や就職・転職での活かし方、勉強時間の目安を解説します。

実際に900点を取得した人の勉強法や履歴書への記載有無なども紹介します。

TOEIC®︎900点のレベルは?何問ミス?

TOEIC®︎900点は、英語が大きな武器になるレベルで、「TOIEC®︎スコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表」では最高レベルのAに位置しています。Non-Natieとして十分なコミュニケーションが可能なレベルです。

自己の経験の範囲内では専門外の話題に対しても十分な理解とふさわしい表現ができ、ネイティブの域にあと一歩といった高い英語力です。

過去の平均スコア等から、TOEIC®︎900点の正答率や何問のミスまで許されるのかを見ていきましょう。

TOEIC®︎900点は上位3%程度

TOEIC®︎900点以上は上位3%程度で受験者の約100人に3人と狭き門です。

第285回(2021年12月19日 午後)に実施された公開テストの平均スコアは以下です。

項目 リスニングセクション リーディングセクション トータル
最高スコア 495点 495点 990点
最低スコア 5点 5点 10点
平均スコア 334.6点 273.1点 607.7点
標準偏差 84.0 93.2 169.2

第285回の平均スコアはリスニング334.6点、リーディング273.1点の合計607.7点です。

TOEIC®︎900点は平均よりも300点ほど高いことが分かります。

次に公開テストとIPテストで895点以上取った人の割合を「2020年度受験者数と平均スコア」で見ていきましょう。

TOEIC®︎には公開テストとIPテスト(団体特別受験制度)の2つの受験方法があり、IPテストは企業・団体・学校などで受験するものです。

公開テスト(Totalスコア分布)

TOEICスコア分布

公開テストの895点以上の割合は4.6%です。

IPテスト(Totalスコア分布)

IPテストTotalスコア分布

IPテストでは895点以上の割合は1.8%と、公開テストを大きく下回ります。

  • 公開テスト:4.6%
  • IPテスト:1.8%
  • 平均:3.2%

公開テストとIPテストの平均は3.2%となり、約100人に3人が895点以上であることが分かります。

参考:TOEIC Program DAA2021 2021年7月版

TOEIC®︎900点の英語力・正答率

「英語活用実態調査2019」によると、現在の英語スキルの質問において、800点以上の人は約45%が「海外赴任ができる」が最も現在に近いスキルと回答しています。

通訳なしでの海外出張に1人で行けると回答した人も約20%おり、語彙・文法・構文のいずれも正確に把握し、流暢に駆使することが出来る英語力です。

900点の正答率ですが、スコアは1問○点という採点方式ではなく「スコアレンジ換算表」から割り出します。

スコアレンジ換算表において900点を超えるには、約181〜184問が目安となっています。

200問中19〜17問のミスに抑える必要があり、正答率は約95〜92%です。

  • 正解問題数:約181〜184問
  • ミス問題数:約19〜17問
  • 正答率:約95〜92%

正答数とスコアの関係は試験回によって異なるため、あくまで目安になります。

TOEIC®︎900点に必要な目安の勉強時間

オックスフォード大学出版は、TOEIC®︎の教員向けに勉強時間の目安を示しています。

現在の点数 目標点数350点 目標点数450点 目標点数550点 目標点数650点 目標点数750点 目標点数850点 目標点数950点
250点 200時間 425時間 700時間 950時間 1,150時間 1,450時間 1,750時間
350点 450時間 700時間 700時間 950時間 1,225時間 1,550時間
450点 225時間 450時間 700時間 1,250時間 1,550時間
550点 225時間 450時間 725時間 1,050時間
650点 225時間 500時間 825時間
750点 275時間 600時間
850点 325時間

参考:Oxford University Press

平均スコア付近である550点から950点を目指す場合、およそ1,050時間の勉強時間が必要になります。

全く英語ができない状態である250点からでは1,750時間もの勉強が必要になるため、まずは段階的にスコアアップを目指すのが良いでしょう。

  • 250点からは1,750時間
  • 350点からは1,550時間
  • 450点から1,300時間
  • 550点からは1,050時間
  • 650点からは825時間
  • 750点からは600時間
  • 850点からは325時間

TOEIC®︎900点台の人に勉強時間を調査

現在TOEIC®︎スコア900点台を保持している13人に「取得までに合計何時間勉強したか」のアンケートを実施しました。

勉強時間(合計)

勉強時間(合計) 900~ 割合
0時間(していない) 0 0.00%
1~50時間未満 6 46.15%
50~100時間未満 2 15.38%
100~300時間未満 3 23.08%
300~500時間未満 0 0.00%
500時間以上 2 15.38%
総計 13

アンケートの結果では「1〜50時間未満」が6人で、全体の46.15%と最も多いのが特徴です。

海外居住や日常的に仕事で英語を使う人など、すでに英語が堪能なため点数が取れる人が一定数いることが分かります。

一方で「500時間以上」勉強したという人は2人で、15.38%という結果になりました。

勉強時間(1日)

1日の勉強時間 900~ 割合
0時間(していない) 1 7.69%
1時間未満 4 30.77%
1~2時間未満 3 23.08%
2~3時間未満 3 23.08%
3~4時間未満 0 0.00%
4~5時間未満 2 15.38%
5時間以上 0 0.00%
総計 13

1日の勉強時間では「1時間未満」が4人と最も多く、約31%を占めています。

「1〜3時間未満」が約8割であることから、ほとんどの人がこの範囲で勉強しています。

実際にTOEIC®︎900点を取った方の勉強方法は?

実際にTOEIC®︎で900点台を取得した人に勉強方法・体験談、履歴書への記載有無に関するアンケートを実施しました。

勉強方法・体験談を紹介

900点台を取得した人に勉強方法・体験談を紹介します。

  • 普段から英語を使う仕事で、文法や単語もあまり不安はなかったので、とにかくTOEIC®︎の問題形式に慣れることを意識しました。具体的には公式問題集を1か月前に購入し、全て本番と同じ時間配分で解く練習をしました。追加でリスニング対策として耳を慣らすためTED動画を5本ほど字幕なしで見ました。
  • 単語帳や問題集は使用せず、TOEIC®︎対策用のウェブサイトを活用した。公式問題集については、試験の2週間前に時間を測って取り組んだ。
  • TOEIC®︎だけのための勉強はしていなかったが、通学時間に英熟語の本についていた付録CDでひたすら英語を聴いて耳を慣らしていた。当時使っていたゲーム機のTOEIC®︎ソフトでも勉強をしていた。

すでに英語の基礎知識がある人が多く、公式問題集やWebを活用して試験対策に力を入れています。

通勤時間にリスニング、帰宅後にリーディングと時間を区切って効率よく勉強している人や、英語のニュースやラジオ、動画サイトを活用している方が多くいます。

履歴書に記載した?

次に履歴書に記載した・記載しなかった理由を紹介します。

  • 当時の第一志望の企業でTOEIC®︎860点以上が必須条件となっていたため、就活時の履歴書に記載しました。
  • 就職の際、募集要項に「TOEIC®︎700以上の方歓迎」とあったので、書いた方が有利になると思い履歴書の資格欄に記入した。
  • 外国語学部卒業というタイトルの為、低い点数で履歴書に記載するのは避けたかった為、900点は取りたいと考えて勉強していました。私の大学では卒業までに全員が800を目指していたのでそれより上に行きたいと思っていて、これだけの点数があれば有利になると思ったので記載しています。

900点以上を取得している人はほぼ全て履歴書に記載しています。

900点以上のスコアは採用条件をクリアしているため、就職や転職が有利になる場合がほとんどです。

記載しなかった人は、履歴書自体が不要のフリーランスのみでした。

TOEIC®︎900点の企業による評価|転職できる業界は?

TOEIC®︎900点は、英語力を証明する資格として武器になり、言うまでもなく企業評価はかなり高いスコアです。

「英語活用実態調査2019」から社員に期待するスコア、昇進・海外出張の要件・参考とするスコアを見ていきましょう。

900点は社員に期待するTOEIC®︎スコアを大きく上回る

「英語活用実態調査2019」のデータの社員・職員に期待するTOEIC®︎平均スコアは以下です。

L&R 新入社員 中途社員 技術部門 営業部門 海外部門
スコア 535点 560点 560点 575点 690点

新入社員では535点、中途社員・技術部門では560点、営業部門では575点の平均スコアを求められます。

これらを大きく上回る900点は就職・転職において最も高い評価を得るでしょう。

TOEIC®︎900点台は昇進・昇格や海外出張にも圧倒的に有利

昇進・昇格においてもTOEIC®︎が要件や参考にする企業もあります。

L&R 係長・主任 課長 部長 役員
スコア 515点 530点 565点 600点

平均は500〜600点の間であり、昇進・昇格でも900点はかなり有利に働きます。

海外出張・赴任者選抜においても同様にTOEIC®︎スコアを要件や参考基準として利用している企業もあります。

L&R 海外出張者 海外赴任者
スコア 620点 635点

海外出張や赴任の平均スコアはそこまで変わりません。

どちらも600点台前半のため、900点なら進んで海外出張・赴任を任せられるレベルです。

900点台の方が転職できる業界

900点は高度な英語力をアピールでき、年収アップやスキルアップの転職が可能になるスコアです。

  • 総合商社
  • 事業会社(海外事業部門)
  • 国際法務
  • 特許事務
  • 外資系企業

総合商社で取引先が海外の場合には900点以上あると、入社後に仕事をスムーズにこなすことが出来ます。

近年、海外向けの事業展開を強化している企業が増えているため、英語スキルを活かして新規事業の立ち上げを担当するなどの需要もあります。

企業が外国へ進出する際に現地で法的サポートをする国際法務へのニーズも高まりを見せており、高い英語力は就職・転職に有利に働きます。

外資系企業では日常的に英語でメールしたり、取引先との会議でビジネス英語を使用する機会も少なくないため、900点以上のスコアを持っていると重宝されます。

TOEIC®︎900点を取るための方法

900点で必要な正答率は約92〜95%であるため、苦手分野を作ってはいけません。

さらに制限時間内に全問解くことは必須で、リスニングはシャドーイング、リーディングは精読で理解度と問題を解くスピードを磨くことが大切です。

  • 勉強時間を増やす
  • 勉強プランを見直す
  • コーチングを受ける

勉強時間を増やす

TOEIC®︎のスコアに伸び悩んだ場合、勉強時間を増やすことが最もシンプルなアプローチです。

現在850点の人が950点を目指す場合、約325時間の勉強が必要です。

2ヶ月間でスコアアップを目指す場合には、毎日欠かさず約5.5時間、3ヶ月なら約3.5時間の勉強が目安になります。

勉強時間は単純に量を増やすだけでなく、自分の課題に適した勉強方法に時間を費やすことが大切です。

通勤・通学や入浴中などの隙間時間を英語の勉強に充てたり、英語の音楽や映画を観賞したりして、日常的に英語に触れられるような環境作りを心がけましょう。

勉強のプランを見直す

自分の勉強プランが、現実的かつ必要な内容がきちんと盛り込まれているかを再度確認しましょう。

  • 2〜3ヶ月でまとめる
  • 自分のレベルを事前に把握する
  • 苦手分野を特定する
  • 本番を想定した演習をする

モチベーションを保つ意味でも2〜3ヶ月でスコアアップする計画を立てましょう。

自分のレベルを模試などで測定し、苦手分野を特定することも大切です。

本番を想定した演習では時間もきっちりと測り、問題を解くスピードと正確性に磨きをかけましょう。

文章を一文ずつ丁寧に読む精読を行うことで、正確な語彙や文法が身に付き、英文を読むスピード自体もアップします。

英語コーチングを受ける

最後に推奨するのが、英語指導のコーチングを受けることです。

TOEIC®のスコアアップには、上述した勉強スケジュールの作成や苦手分野の特定など、多くのタスクをこなす必要があります。

短期間で目標スコアに到達するには高いモチベーションも必要なので、1人で900点に到達することは難易度が高いです。

英語コーチングなら1人ひとりのレベルに合わせたコーチングで目標スコア達成をサポートしてくれます。

TOEIC®︎900点は英語力の強力なアピールが可能!就活や転職を有利に進めよう

TOEIC®︎900点は企業評価も高く、書類選考において英語力を理由に落とされることはありません。

総合商社や事業会社の海外事業部門、国際法務や外資系企業など、ブランド力を活かして
就職・転職を有利に進めることが出来ます。

海外赴任や年収アップも見込めるため、目指すべきスコア帯です。

ただし900点を目指す場合、多くの勉強時間や適切なプラン作成が必要です。

1人でモチベーションを保ったりスケジュールを作成したりするのが困難に感じる方は、「プレゼンス」のコーチングを受けてみましょう。

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