TOEIC®︎リスニング対策に役立つ勉強法とは?参考書もあわせて紹介

TOEIC®︎スコアの50%を占めるリスニングですが、「勉強に手が回っていない」「リーディング対策しかしてこなかった」という人は多いのではないでしょうか。

単語や文法、長文読解など、TOEIC®︎でやるべき対策は数多くあるため、リスニング対策に十分な時間を確保するのは簡単ではありません。しかし、TOEIC®︎で目標点を取るためには、リスニングも対策はしておくべきです。

そこで本記事では、最もおすすめのリスニング対策である「シャドーイング」のやり方や、レベル別のおすすめ参考書を解説します。時間がない人でも取り組みやすい勉強法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

TOEIC®︎のリスニング音声が聞き取れない原因

TOEIC®︎のリスニングに苦手意識を持っている人は多いかもしれませんが、音声が聞き取れない原因は限られています。英語が聞き取れない代表的な原因は以下の通りです。

  • 単語や文法の知識が不足している
  • 単語の意味がすぐに思い浮かばない
  • 英文を頭から全て聞き取ろうとしている

それぞれ詳しく解説します。

単語や文法の知識が不足している

単語や文法の知識が不足していたら、会話を聞き取ることはできません。たとえ日本語であっても、専門用語が多いと理解が難しくなりますよね。まずはしっかり基礎的な単語力を身に着けましょう。

TOEIC®︎のリスニングを聞き取るには、2,000語の英単語を知っているべきと言われています。すでに単語や文法の学習を終えた人も、英文中に知らない単語や文法が多いと感じたら、基礎知識のインプットをやり直すのがおすすめです。

を聞いてから意味をつかむまでに時間がかかる

単語を聞いてから意味をつかむまでに時間がかかってしまうと、TOEIC®︎のリスニングで高得点を取るのが難しくなります。

一斉に放送されるリスニング音声は、自分の都合に合わせて止まることはありません。たとえ数秒であっても、単語を理解するのに時間を要するなら、どんどん置いていかれてしまいます。

そのため、英単語は聞いた瞬間に日本語訳が出てくるように、音声を使った学習を繰り返しましょう。また、TOEIC®︎700点以上を目指す人は、聞いた英語を日本語に変換せずに、英単語のまま理解するのを目標にしてください。

英文の頭から終わりまで全て聞き取ろうとしている

「英文を全て聞き取ろう」という姿勢は素晴らしいです。しかし、英文の頭から終わりまでの単語を漏れなく聞き取ろうとすると、リスニングの点数が伸び悩む可能性があります。

TOEIC®︎では45分間リスニング音声を聞き続ける必要があります。全て聞き取ろうとすれば、途中で集中力が切れてしまうことでしょう。また、「全文聞き取らないといけない」と考えると、分からない表現が出てきたときに戸惑ってしまう恐れがあります。

英語を聞き取るときは文頭を特に意識しましょう。文頭には主語や動詞、疑問詞、接続詞などの英文を理解するヒントが詰まっています。

最低限やっておきたいTOEIC®︎リスニング対策丨シャドーイングの勉強法

英語を聞き慣れていない人やリスニングに自信がない人におすすめのTOEIC®︎リスニング対策が「シャドーイング」です。シャドーイングとは、聞こえてくる音声のすぐ後を追って復唱する英語学習法です。

シャドーイングは次の手順で進めます。

  1. 問題形式を事前に把握しておく
  2. スクリプトを見ないで音声を聞く
  3. スクリプトを確認して音読する
  4. スクリプトを見ながら「シャドーイング」する
  5. リズムやトーンの上がり下がりも真似しながら音読する

目と耳と口で英語に触れるシャドーイングを身につければ、リスニングスコアを目標点に大きく近づけられるでしょう。

問題形式を事前に把握しておく

「シャドーイング」の具体的な手順を紹介する前に、TOEIC®︎で出題されるリスニングの問題形式を説明します。TOEIC®︎のリスニングは、次のように4つのパートに分かれています。

パート 問題の内容 問題数 所要時間
Part1 音声の説明に合う写真を選ぶ 6問 3分
Part2 音声に対する最も自然な返答を選ぶ 25問 9分
Part3 会話内容を聞き、問題用紙の設問に答える 39問 17分
Part4 長めのアナウンスを聞き、問題用紙の設問に答える 30問 16分
100問 45分

リスニングセクションでは45分間で100個の問題に答えることになります。上記の表にはPartごとの所要時間を記載しましたが、TOEIC®︎のリスニングは放送される音声に従って解き進めるため、受験者が時間配分を気にする必要はありません。

TOEIC®︎のリスニングはマークシート形式で取り組みやすいですが、「音声は全て一回しか読まれない」「メモが禁止」という特徴があるので、注意してください。

スクリプトを見ないで音声を聴く

TOEIC®︎対策の「シャドーイング」で最初にやることは、問題集の音声を聞くことです。問題集は基本的に最新版の公式問題集を使いましょう。最新版の公式問題集のナレーターは、本番でも同じだからです。

最初に問題集の音声を聞くときは、音声の台本であるスクリプトを見ないようにします。スクリプトを見ないことで、自分の実力を知ることができます。あらかじめ実力を知っておけば、自分の成長を実感しやすくモチベーションを維持しやすいでしょう。

スクリプトを確認して音読する

音声を聞いた後にスクリプトを確認して、自分が聞き取った内容と会話の内容が一致しているか、どの部分を聞き取れなかったかをチェックします。

知らない文法や単語があったら、何度も見返して覚えましょう。公式問題集に出てくる単語やフレーズは本番でもよく出てくるので、知っていれば点数アップに繋がります。

聞き取れない部分や知らない表現のチェックができたら、スクリプトを見ながら音読します。すらすら読めるようになるまで、5回、10回と繰り返して音読してください。

スクリプトを見ながら「シャドーイング」する

すらすら音読できるようになったら、「シャドーイング」を行います。

シャドーイングとは、聞こえてくる音声を真似して発音する勉強方法です。問題集の音声を再生して、影(シャドー)のように元の音声より少し遅らせて発音します。

この段階では、スクリプトを見ながらシャドーイングを行います。いきなり音声のみでシャドーイングすると、難しく感じてしまうでしょう。

まずは英語の音に慣れることが重要なので、読み上げている英文の意味を理解できなくても問題ありません。音声についていくことだけを考えて、シャドーイングを繰り返してください。

リズムやトーンの上がり下がりも真似しながら音読する

音声のスピードについていけるようになったら、音声のリズムやトーンの上がり下がりを真似することも意識します。

音声を真似していると、口調が強くなる部分や早口になる部分など、英語独特のリズムに自然と馴染んできます。リズムに慣れるだけで、今までは「全く理解できそうにない」と思っていたフレーズも聞けるようになります。

TOEIC®︎600点を狙うなら音声にスムーズについていけるレベル、700点以上を目指すなら読み上げている英語も理解できるレベルを目指してください。

TOEIC®︎リスニングの効果的な勉強法丨お手軽な対策も紹介

TOEIC®︎リスニングの効率的な勉強法には、「シャドーイング」以外にも次のようなものがあります。

  • 公式問題集を使って「ディクテーション」を行う
  • TOEIC®︎公式アプリの「English Upgrader」を使う
  • 単語や文法を勉強するときは音読する
  • スキマ時間に単語や文法の音声を流す

シャドーイング以外の方法でもリスニング対策をしたい人は、自分に合う対策を見つけて実践してみてください。

公式問題集を使って「ディクテーション」を行う

公式問題集のPart1を使った「ディクテーション」も効率的です。ディクテーションとは、英語の音声を書き出す勉強法です。ディクテーションは次の手順で進めます。

  1. Part1の音声を流す
  2. 英文の聞き取れた部分を紙に書く
  3. 再度音声を流す
  4. 書き取れなかった部分に集中して音声を聞く
  5. 音声の台本であるスクリプトを見る

英語を文字に書き出すと、聞き取れているかどうかが明確になります。分かっているつもりが本当は聞き取れていなかった部分に気付けるので、リスニング力がアップします。

TOEIC®︎公式アプリの「English Upgrader」を使う

TOEIC®︎でよく出る会話のパターンを知りたい人には、TOEIC®︎公式アプリの「English Upgrader」の活用がおすすめです。English Upgraderでは会議や海外出張、プレゼンなどTOEIC®︎頻出のシーンを、短いエピソードを通して無料で学べます。

エピソードに出てきた重要フレーズ一覧も見られるので、スキマ時間に復習がしやすいです。TOEIC®︎公式から出ており安心して利用できる点も魅力ですね。

単語や文法を勉強するときは音読する

単語や文法を勉強するときに音声を聞いて音読する習慣をつけるのも、おすすめのリスニング対策です。

単語や文法の勉強時に音読すれば、単語や文法を発音と一緒に覚えられるので、自然にリスニングが得意になるでしょう。音読するだけなら時間も手間もかからないので、時間の確保が難しい人でも無理なく取り組めます。

単語や文法の学習時の音読は、簡単で効果がある方法です。今までやっていなかった人は、ぜひすぐにでも試してみましょう。

スキマ時間に単語や文法の音声を流す

通勤通学中やお昼休みなどのスキマ時間には、単語や文法の音声を流すのも良いでしょう。わざわざ参考書を手に取るのは面倒に感じるかもしれませんが、音声ならイヤホンをつけるだけです。

1日たった10分だけでも、1カ月続ければ5時間になります。勉強時間の確保が難しい人は、まずはスマートフォンに音声をダウンロードして、スキマ時間を活用できる状態を作ってみてください。

TOEIC®︎本番でリスニングのスコアを上げるためのテクニック

TOEIC®︎本番でリスニングスコアを上げるテクニックを紹介します。本番前日でも活用できるテクニックは次の3つです。

  • どのパートでも可能な限り問題を先読みする
  • Part2は最初の一語に集中する
  • Part4は設問の前のナレーションに集中する

それぞれ説明します。

どのPartでも可能な限り問題を先読みする

どのPartでも問題を先読みしましょう。あらかじめ話される内容が分かれば、音声を理解しやすくなります。

例えば、問題を先読みして「theater」という単語がキーワードで出てくると分かれば、映画館での会話シーンが出題されると心構えできます。

各Partの冒頭では、「Direction」というPartの説明がありますが、リスニングの問題を解いたことのある人は、聞かなくても問題ありません。各Partの冒頭でできる限り先読みするのがおすすめです。

Part2は最初の一語に集中する

Part2では、最初の一語に集中しましょう。Part2の問題文の最初には疑問詞が来ることが多く、その疑問詞を聞き取るだけで正答できる問題もあるためです。逆に冒頭の疑問詞を聞き逃すと、正答が難しくなるケースもあります。

文頭に意識を向けるべきというのはリスニング全般に言えることですが、Part2では特に文頭が重要です。リスニングに自信がない人も、冒頭だけは意識するようにしてください。

Part4は設問の前のナレーションに集中する

Part4では設問の前のナレーションに集中しましょう。Part4の設問の前に、次に流れる音声のジャンルが説明されます。例えば、TOEIC®︎公式が公開しているサンプル問題では、次のような一文が入っています。

Question 71 through 73 refer to the following telephone message.

(設問71から73は、次の電話の伝言に関するものです。)

いきなり英語を聞くよりも、「電話の伝言が流れる」とわかった状態で聞く方が理解しやすくなります。

「〜に関する」という意味を持つ「refer to 〜」がポイントとなるフレーズです。refer toの直後の英単語は聞き逃さないようにしましょう。

引用:サンプル問題|【公式】TOEIC Program|IIBC

TOEIC®︎リスニング対策におすすめの参考書

TOEIC®︎リスニング対策におすすめの参考書を紹介します。

本番のテストを想定した実践的な参考書を探している人におすすめなのは『公式TOEIC®︎ Listening & Reading 問題集』です。

また、疑問文の語順や過去形の作り方などの中学英語に自信がない人は『世界一わかりやすい TOEIC®︎テストの授業(Part 1‐4 リスニング)』を使いましょう。

それぞれの参考書がおすすめである理由を説明します。

必ず使いたい『公式TOEIC Listening & Reading 問題集』

TOEIC®︎のリスニング対策として必ずやっておきたいのが『公式TOEIC Listening & Reading 問題集』(以降、公式問題集)の最新版です。

この公式問題集は本番のテストを制作する「ETS」によって作られています。本番そっくりな内容なので、TOEIC®︎の難易度を知りたい初心者にも、高得点を狙いたい上級者にもおすすめです。

最新版の公式問題集のリスニング音声は、本番と同じナレーターが読み上げているので、最新版の問題集から買うようにしてください。

中学英文法に自信がない人には『世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 1‐4 リスニング)』

疑問文の語順や過去形の作り方などの中学英語に自信がない人におすすめなのは、『世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 1‐4 リスニング)』(KADOKAWA/関正生)です。

この問題集では、問題の前に英語を聴き取るためのポイントが解説されています。リスニングに自信がない人でも、安心して問題を解き進められます。

問題のレベルもやさしいので、英語への苦手意識が強い人は、まずは『世界一わかりやすい TOEIC®︎テストの授業(Part 1‐4 リスニング)』を使ってみてください。

「最小の努力」で結果を出すなら英語コーチングの「プレゼンス」

TOEIC®︎のリスニング対策には、公式問題集を用いた「シャドーイング」がおすすめです。聞こえてくる英語を真似して読み上げるシャドーイングなら、自然に英語のリズムをつかめ、点数アップを期待できます。

本番まで時間がない人もリスニング力をイチから鍛えたい人も、まずはシャドーイングに取り組んでみてください。

「最小の努力で結果を出したい」「次は必ず目標点を取りたい」という人は、20年間で27,000人以上の卒業生を輩出した「プレゼンス」のコーチングを受けてみませんか。

プレゼンスの英語コーチングでは、600点・750点・900点の目標スコア別にコースをご用意しており、自分の強みや弱みを確認しながら、効率的な学習をサポートします。

たとえば「TOEIC® L&R TEST 600点コース」では、リスニング・語彙・文法の基礎固めに加え、目標達成に必要な持久力や判断力などのテクニックの指導も行います。1週間の取り組み状況を確認しながら、あなたにとって最適な学習改善案を作成することで、効率的・戦略的なTOEIC®︎対策が可能です。

これらの「TOEIC®︎学習のプロ」によるサポートにより、2カ月で平均「109.8点」のスコアアップを実現しています。

プレゼンスでは、現在一人ひとりの状況を聞いて学習アドバイスを行う無料カウンセリングを実施中です。自分に最適な学習プランを知りたい方は、まずは「プレゼンス」の無料カウンセリングにご参加ください。

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