学習コラムColumn
TOEIC®︎は、国際ビジネスコミュニケーション協会が実施している英語コミュニケーション能力を測るテストです。
英語を母国語としない人向けのテストとなっており、10〜990点のスコアで客観的に自身の英語力を測れます。
就職・転職活動等に向けてTOEIC®︎の受験を考える方にとって、「TOEIC®︎の勉強にどれくらいの時間が必要か」は気になるポイントの一つではないでしょうか。
この記事では、TOEIC®︎の勉強に勉強時間がどれくらい必要なのかを目標点数ごとに解説します。
TOEIC®︎スコアアップに必要な勉強時間の目安
オックスフォード大学出版は、TOEIC®︎の勉強を教える教員向けに勉強時間の目安を下記の表のように示しています。
縦:現在の点数
横:目標の点数
項目 | 350点 | 450点 | 550点 | 650点 | 750点 | 850点 | 950点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
250点 | 200時間 | 425時間 | 700時間 | 950時間 | 1,150時間 | 1,450時間 | 1,750時間 |
350点 | - | 450時間 | 700時間 | 700時間 | 950時間 | 1,225時間 | 1,550時間 |
450点 | - | - | 225時間 | 450時間 | 700時間 | 1,250時間 | 1,550時間 |
550点 | - | - | - | 225時間 | 450時間 | 725時間 | 1,050時間 |
650点 | - | - | - | - | 225時間 | 500時間 | 825時間 |
750点 | - | - | - | - | - | 275時間 | 600時間 |
850点 | - | - | - | - | - | - | 325時間 |
例えば現在のTOEIC®︎スコアが550点の人が950点を目指す場合、約1,050時間の勉強が必要になります。
英語の知識が全くない人が650点を獲得するには、約950時間の勉強時間が目安になります。
1日の勉強時間の平均
現在TOEIC®︎スコアを保持している208人に「1日に何時間勉強したか」のアンケートを実施しました。
350点以下の人では「1日1時間未満」が最も多く、全く勉強していないという人もいます。
500点以上になると「1日1〜2時間未満」「1日2〜3時間未満」の割合が高くなるのが分かります。
縦:1日の勉強時間
横:TOEICの点数
項目 | ~350 | 350~495 | 500~595 | 600~695 | 700~795 | 800~895 | 900~ | 総計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0h | 1 | 2 | 1 | 0 | 4 | 1 | 1 | 10 |
1h未満 | 2 | 2 | 4 | 1 | 3 | 5 | 4 | 21 |
1~2h | 1 | 13 | 17 | 15 | 11 | 10 | 3 | 70 |
2~3h | 1 | 5 | 19 | 15 | 15 | 13 | 3 | 71 |
3~4h | 0 | 0 | 2 | 8 | 4 | 3 | 0 | 17 |
4~5h | 0 | 1 | 0 | 2 | 2 | 1 | 2 | 8 |
5h以上 | 0 | 1 | 2 | 3 | 3 | 2 | 0 | 11 |
総計 | 5 | 24 | 45 | 44 | 42 | 35 | 13 | 208 |
TOEIC®︎のスコアに関わらず全体で「1〜2時間未満」が70人、「2〜3時間未満」が71人と多く、この辺りが平均的な勉強時間と言えるでしょう。
アンケート結果において1日の目安勉強時間は、〜350点は「1時間未満」、350〜495点は「1〜2時間未満」、500〜595点は「2〜3時間未満」が最も多くなっています。
600〜695点、700〜795点、800〜895点、900〜点では「1〜3時間未満」が過半数を占めていますが、「5時間以上」勉強した人は11人と全体の5.29%と少なめです。
結論としてどのスコア帯も「2〜3時間未満」が最も多い結果となりました。
TOEICの勉強時間(トータル)の平均
TOEIC®︎スコアを保持している208人に「累計で何時間勉強したか」のアンケートも実施しました。
どのスコア帯でも「1〜50時間未満」「100〜300時間未満」「300〜500時間未満」の割合が多いことがわかります。
縦:トータルの勉強時間
横:TOEICの点数
項目 | ~350 | 350~495 | 500~595 | 600~695 | 700~795 | 800~895 | 900~ | 総計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0h | 1 | 2 | 2 | 0 | 3 | 2 | 0 | 10 |
1~50h | 4 | 8 | 12 | 10 | 11 | 10 | 6 | 61 |
50~100h | 0 | 6 | 12 | 13 | 9 | 8 | 2 | 50 |
100~300h | 0 | 7 | 14 | 13 | 13 | 7 | 3 | 57 |
300~500h | 0 | 0 | 4 | 3 | 4 | 3 | 0 | 14 |
500h以上 | 0 | 1 | 1 | 5 | 2 | 5 | 2 | 16 |
総計 | 5 | 24 | 45 | 44 | 42 | 35 | 13 | 208 |
〜350点、350〜495点、800〜895点、900点〜では「1〜50時間未満」、500〜795点では「100〜300時間未満」の割合が高くなっています。
スコアが極端に低い、またはスコアが800点以上の高得点である場合は比較的勉強時間が少なくなっています。
800点以上の高得点帯のユーザーは、アンケートでTOEIC®︎以外の英語の勉強はやっていると回答しており、英語の勉強という括りではアンケートの結果以上に勉強していることが予想されます。
一方、平均スコア付近(600点前後)の方が多くの勉強をしていることが分かります。
アンケート全体では「1〜50時間未満」が最も多く、全体の29.33%を占めています。
TOEIC®︎で500点取るには
TOEIC®︎500点は、英語の基礎がある程度固まっていれば獲得できるスコアです。
TOEIC®︎500点を取るために必要な勉強時間や勉強法を見ていきましょう。
TOEIC®︎で500点取るために必要な勉強時間
オックスフォード大学出版の資料を参考にすると、「高校生レベル」と言われる450点辺りから500点台を目指す場合、225時間の勉強が必要になります。
- 350点からは450時間
- 450点からは225時間
現在450点あたりの人は225時間の勉強が目安となります。
1日の勉強時間 | 人数 |
---|---|
0時間(していない) | 2 |
1~50時間未満 | 12 |
50~100時間未満 | 12 |
100~300時間未満 | 14 |
300~500時間未満 | 4 |
500時間以上 | 1 |
総計 | 45 |
アンケート結果では、「100〜300時間未満」が14人と最も多いという結果に。
「1〜50時間未満」「50〜100時間未満」もそれぞれ12人おり、300時間未満の勉強時間が一般的であることが分かります。
TOEIC®︎で500点取るための勉強法
TOEIC®︎で500点は中学・高校レベルの文法だけでなくビジネス英語で使用する単語が出題されます。
- 中学内容を復習
- リスニングはパート1・2を対策する
- リーディングはパート5・6対策する
- 音読する
- 頻出単語を覚える
中学レベルの文法や単語をマスターしていない場合は、まず復習することが大切です。
リスニングではパート1・2、リーディングはパート5・6が難易度が低いため、まず優先的に対策しましょう。
リスニングはただ英文を聞くだけでなく、英文を音読することで実力アップが見込めます。
頻出単語を暗記するのはもちろん、単語の意味と一緒に使われ方も併せて覚えましょう。
どのようにして仕事と学びを両立しているのか?世の中で正しいとされる学び方は事実なのか?
TOEIC®︎で500点台を取った人の勉強方法例
実際にTOEIC®︎で500点台を取得した人に勉強法に関するアンケートを実施しました。
- 通勤時間に単語などをアプリで学習
- 単語帳を見て学習し対策講座に1か月通い、基礎から学び直した
- ネットの暗記ソフトをダウンロードして単語を入力して覚えた
- リスニングはなるべく英会話を日常で聞くようにした
- 公式問題集を中心に学習しリスニング対策はCD付きの問題集を買って繰り返してやった
- リスニングに関しては過去の問題をひたすら聞いてメモを取りながら学習
勉強法で多かったのが通勤時間などにスマホアプリを利用しての単語暗記です。
日常的に英会話をCDやラジオで聞くなどのリスニング対策も目立ちます。
TOEIC®︎で600点取るには1日何時間の勉強が必要?
TOEIC®︎600点は、一般的な日本の上場企業が社員に期待する目安のスコアになります。
就職活動に向けてTOEIC®︎を受験する場合、まずは600点到達を目指すのが良いでしょう。
TOEIC®︎で600点取るために必要な勉強時間
オックスフォード大学出版の資料を参考にすると、500点台から600点台を目指す場合、必要な勉強時間はおよそ225時間です。
2か月で目標に到達するなら1日3〜4時間の勉強が必要です。
- 350点からは700時間
- 450点からは450時間
- 550点からは225時間
400点台から600点台に到達するには450時間の勉強が必要なので、1日3〜4時間の勉強なら4か月かかることになります。
1日の勉強時間 | 人数 |
---|---|
0時間(していない) | 0 |
1~50時間未満 | 10 |
50~100時間未満 | 13 |
100~300時間未満 | 13 |
300~500時間未満 | 3 |
500時間以上 | 5 |
総計 | 44 |
アンケート結果では、「50〜100時間未満」と「100〜300時間未満」が13人と最も多いという結果になりました。
「1〜50時間未満」も10人おり、300時間未満の勉強時間が一般的でしょう。
TOEIC®︎で600点取るための勉強法
TOEIC®︎で600点は高校英語以上で、語彙や構文の基礎が身に付いている状態で、平均より少しだけ高いスコアです。
- 単語帳で基礎的な語彙を網羅
- 中学英語の内容を完璧に
- 英語特有の発音に慣れる
単語帳を利用して初心者〜中級者向けのTOEIC®︎単語帳で基礎的な語彙を徹底的に叩き込みましょう。
600点を目指す場合は中学英語の内容を完璧にし、着実に点数を重ねることが大切です。
速いスピードの英語を聴けるようになるのも一つの手ですが、TOEIC®︎のリスニングは早口で出題されるわけではないため、英語特有の発音に慣れることで理解度がぐっと上がります。
英語を聞きながら真似して発音するシャドーイングも効果的です。
どのようにして仕事と学びを両立しているのか?世の中で正しいとされる学び方は事実なのか?
TOEIC®︎で600点台を取った人の勉強方法例
実際にTOEIC®︎で600点台を取得した人に勉強法に関するアンケートを実施しました。
- 単語帳は1冊TOEIC®︎用に購入し隙間時間に覚えるようにした
- 文法問題は苦手だったため、解説がしっかりしていて1,000問掲載されている問題集を使用した
- リーディングとリスニングを体系的に学べる参考書を1冊購入しそれを試験までに1週するようにやり大学の図書館で参考書を借りて勉強した
- 自分だけで問題集などを使って対策するには限界があると感じたので、専門学校に通った
- リスニングを強化するために、Youtubeで毎日シャドーイングをした
- 英語に慣れるために、毎日好きな映画や音楽をひたすら聞いてディクテーションを実施した
単語の暗記は当然として、問題集を反復し苦手分野を克服している方が多いようです。
動画サイトや洋画・洋楽などでのリスニング強化、資格スクール利用という意見も多くありました。
→TOEIC®600点のレベル・難易度に関するさらに詳しい情報はこちら
TOEIC®︎で700点取るには1日何時間の勉強が必要?
TOEIC®︎で700点を目指す場合、高度な英語に対応できる能力が必要になります。
過去10年のデータを元にするとTOEIC®︎の平均点は612.6点なので、平均以上の英語力が求められます。
TOEIC®︎で700点取るために必要な勉強時間
オックスフォード大学出版の資料を参考にすると、400点台から700点台を目指すなら700時間かかり、1日3〜4時間の勉強時間なら半年かかる計算です。
- 450点からは700時間
- 550点からは450時間
- 650点からは225時間
600点台から700点台を目指すなら225時間が目安で、1日3〜4時間勉強した場合で2か月程度かかります。
1日の勉強時間 | 人数 |
---|---|
0時間(していない) | 3 |
1~50時間未満 | 11 |
50~100時間未満 | 9 |
100~300時間未満 | 13 |
300~500時間未満 | 4 |
500時間以上 | 2 |
総計 | 42 |
アンケート結果では、「100〜300時間未満」が13人と最も多いという結果になりました。
「1〜50時間未満」も11人おり、ほとんどの人が300時間未満の勉強時間を確保しています。
TOEIC®︎で700点取るための勉強法
700点は就職や転職で有利になるスコア帯で、昇給・昇格に繋がることもあります。
高校英語レベル以上の語彙力を付けることでリスニングやリーディング問題を解く基礎的な力もアップします。
- 出題傾向の分析や頻出単語をおさえる
- 単語は発音やアクセントまで覚える
- 高校英語の英文法を網羅
出題傾向の分析や頻出単語をおさえた単語帳を利用し効率的に勉強しましょう。
ただ単語を覚えるだけでなく、発音やアクセントも一緒に覚えることでリスニング力もアップします。
700点以上を獲得するには高校英語レベルの英文法を網羅する必要があり、品詞のルールもおさらいしておきましょう。
どのようにして仕事と学びを両立しているのか?世の中で正しいとされる学び方は事実なのか?
TOEIC®︎で700点台を取った人の勉強方法例
実際にTOEIC®︎で700点台を取得した人に勉強法に関するアンケートを実施しました。
- リスニング対策として、公式の過去問付属のCDを毎日流し耳をならした
- 英字新聞を毎朝通勤前に読み、通勤時間に英語のラジオ・英語のニュースを聞くことを1か月程度継続した
- 問題集を中心に全て正解出来るまで繰り返し解いた
- 過去問題をひたすら解き、英字新聞を読み学習した
- TOEIC対策問題集を買って模試部分を本番の時間で解いてから復習して間違ったところを覚えたり、テスト前日は解き直したりした
- 通勤時間を利用してオーディオブックでリスニング対策をした
- 大学が国際系だったので常に英語に触れていた
- TOEIC対策の勉強会に毎週末参加して、回答のコツや正解への考え方、モチベーション維持に役立てた
- 文法が苦手なので直前1か月は繰り返し公式問題集を時間を計って学習した
- フィリピン留学で英語の勉強をした
TOEIC®︎で700点台ではある程度英語の知識がある人が多く、通勤時間に英語のラジオ・英語のニュースを聴いたり、英字新聞を読んだりと、実用英語を活用して勉強する人が目立ちました。
過去問題集を繰り返し勉強して頻出問題を完璧に暗記するなどの勉強法も見られました。
その他、国際系の大学へ進学している方や留学で英語を勉強する方など、英語を勉強する環境が整っている・意識的に環境を整えている方も見受けられました。
→TOEIC®700点のレベル・難易度に関するさらに詳しい情報はこちら
TOEIC®︎で800点取るには1日何時間の勉強が必要?
TOEIC®︎で800点は英検準1級レベルとも言われており、非常に高い英語力が必要なスコアです。
TOEIC®︎で800点取るために必要な勉強時間
オックスフォード大学出版の資料を参考にすると、2か月で700点から800点を目指す場合275時間が目安となり、1日4〜5時間の勉強が必要です。
勉強期間を延ばすなどの工夫をすることで1日あたりの負担を減らすのも1つの案です。
- 550点からは725時間
- 650点からは500時間
- 750点からは275時間
500点台から800点台を目指すなら725時間が必要です。
1日3時間の勉強でも8か月近くかかるので、500点台からいきなり800点台を目指すのは難しいでしょう。
1日の勉強時間 | 人数 |
---|---|
0時間(していない) | 2 |
1~50時間未満 | 10 |
50~100時間未満 | 8 |
100~300時間未満 | 7 |
300~500時間未満 | 3 |
500時間以上 | 5 |
総計 | 35 |
アンケート結果では、意外にも「1〜50時間未満」が10人と最も多く、「50〜100時間未満」が8人、「100〜300時間未満」が7人と続きます。
一方で500時間以上勉強した人も5人おり、全体の14%です。
前述の通り、勉強時間が極端に分かれている理由として、海外に居住している人や日常的に仕事で英語を使う人など、そこまでTOEIC®︎の勉強をしなくても点数が取れる人が一定数いるためです。
TOEIC®︎で800点取るための勉強法
800点、特にTOEIC®︎860点以上の英語力は最上ランクで「ノンネイティブとして十分なコミュニケーションができる」レベルです。
英語関連の仕事に就くことができ、グローバルな活躍が期待できます。
800点は英語上級者であるため、基礎の英文法は完璧に理解する必要があります。
- 文法問題を問題集でアップさせる
- TOEICで頻出する単語を意識して覚える
- 長文のリーディングスピードを上げる
- リスニング力はシャドーイングでアップ
TOEICで頻出する文法問題に焦点を絞った問題集、頻出する単語をまとめた単語帳を繰り返し演習しましょう。
リーディングパートは問題数に対して制限時間が短いため、速読が求められます。
リーディング速度を上げるためには日頃から時間制限を設けて模試を実施するのが効果的です。
リスニング力アップには英語を聞きながら真似して発音するシャドーイングが効果的です。
どのようにして仕事と学びを両立しているのか?世の中で正しいとされる学び方は事実なのか?
TOEIC®︎で800点台を取った人の勉強方法例
実際にTOEIC®︎で800点台を取得した人に勉強法に関するアンケートを実施しました。
- TOEICのアプリでリスニングの勉強をして、文法問題は過去問を解いた
- 受験1か月前から本番模試に取り組み、最終仕上げを行った
- 海外留学していたので片手間に勉強していた
- リスニング対策にBBCの英語ニュースを聞いた
- 週に1回は全パート通して実際の時間で模試を実施した
- 過去問題や類似模擬試験を解きまくり、出題傾向を把握することに努めた
- 語学留学済みのため、それほど細かな対策はせずともなんとかなった
- TED Talksをずっと見ていた
通勤時間にリスニング、帰宅後に問題集と時間を区切って効率よく勉強している人や、特にリスニングは英語のニュースやラジオ、動画サイトを活用している方が多くいます。
TOEIC®︎800点台辺りから、語学留学済みや英検1級を取得しているなど、すでに英語が堪能な方も多くなる傾向です。
→TOEIC®800点のレベル・難易度に関するさらに詳しい情報はこちら
TOEIC®︎で900点取るには1日何時間の勉強が必要?
TOEIC®︎900点は、英語のリーディング・リスニングに不自由しないレベルです。
難関とされるスコア帯なので、相応の勉強時間が必要になります。
TOEIC®︎で900点取るために必要な勉強時間
オックスフォード大学出版の資料を参考にすると、800点台から900点台を目指す場合、必要な勉強時間は325時間です。
2か月間なら1日5〜6時間、4か月でも1日2〜3時間は集中して勉強する必要があります。
- 550点からは725時間
- 650点からは500時間
- 750点からは275時間
400点台からだと、1,300時間の勉強時間がかかり、1日3時間の勉強を毎日継続しても1年以上(433日)かかる遠い道のりです。
低いスコアの場合はいきなり900点を目指すのではなく、段階を踏んでスコアアップを図りましょう。
1日の勉強時間 | 人数 |
---|---|
0時間(していない) | 0 |
1~50時間未満 | 6 |
50~100時間未満 | 2 |
100~300時間未満 | 3 |
300~500時間未満 | 0 |
500時間以上 | 2 |
総計 | 13 |
アンケートの結果では、「1〜50時間未満」が6人と最も多いのが特徴です。
やはり海外に居住や日常的に仕事で英語を使う人など、すでに英語が堪能であり勉強をしなくても点数が取れる人が一定数いることが分かります。
一方で、「500時間以上」勉強したという人は2人で600点や800点よりも少ない結果になりました。
TOEIC®︎で900点取るための勉強法
900点は英語力が卓越していることの客観的な証明になり、就職や転職で圧倒的な英語力アピールになります。
ただし全パートでほぼ満点を獲得しなければならず、ハードルは高いと言えます。
- 苦手分野を無くす
- 時間内に全問素早く解く
- リスニングはシャドーイングでアップ
- リーディングは精読でアップ
900点では苦手分野があると得点率が下がるため対策し、苦手分野を無くしましょう。
時間内に全問解くことは必須で、リスニングはシャドーイング、リーディングは精読で理解度と問題を解くスピードを磨くことが大切です。
精読とは文章を一文ずつ丁寧に読むことで、正確な語彙や文法が身につくだけでなく、英文を読むスピードがアップします。
知らない単語は都度意味を調べ、使われている文法も丁寧に理解しましょう。
どのようにして仕事と学びを両立しているのか?世の中で正しいとされる学び方は事実なのか?
TOEIC®︎で900点台を取った人の勉強方法例
実際にTOEIC®︎で900点台を取得した人に勉強法に関するアンケートを実施しました。
- 普段から英語を使う仕事で、文法や単語もあまり不安はなかったので、とにかくTOEICの問題形式に慣れることを意識した。具体的には公式問題集を1か月前に購入し、全て本番と同じ時間配分で解く練習、追加でリスニング対策として耳を慣らすためTED Talksを5本ほど字幕なしで見た
- 大学の図書館で公式問題集を毎日1セット解くようにした。単語帳や文法対策本は使わず、ひたすら問題集を解いた
- 単語帳や問題集は使用せず、TOEIC対策用のウェブサイトを活用した。公式問題集については、試験の2週間前に時間を測って取り組んだ
すでに英語が堪能な方が多い900点ですが、英語の動画やWEBサイトを利用したり、ひたすら問題を解く勉強法を実践しています。
→TOEIC®900点のレベル・難易度に関するさらに詳しい情報はこちら
TOEIC®︎の勉強時間のスケジュールを立てる方法
TOEIC®︎のスコア獲得にかかる勉強時間について解説しましたが、以下ではスケジュール作成方法について解説します。
TOEIC®︎の勉強スケジュールは、以下の要領で立てることを推奨します。
- 2〜3か月でまとめる
- 自分のレベルを事前に把握する
- 苦手分野を特定する
- 本番を想定した演習をする
TOEIC®︎のスコアアップには、最低でも2か月は勉強が必要でしょう。
一気にスコアアップを図るのは困難であるため段階的に区切り、勉強期間は2〜3か月を想定するべきです。
スケジュール作成にあたり、模試や受験を通して自分のスコアと苦手分野を把握しておきましょう。
苦手分野の克服と実戦形式の演習が中心のスケジュール立てが、素早いスコアアップには効率的です。
TOEIC®︎の勉強時間を確保する3つのコツ
仕事と並行して勉強時間を確保するのは人によっては困難でしょう。
TOEIC®︎の勉強時間を確保するには、以下の3つのコツを抑えることが必要です。
- コツ1:隙間時間を活用する
- コツ2:英語に触れることを日常化させる
- コツ3:コーチングを受ける
コツ1:隙間時間を活用する
勉強時間を確保する上で、必須になるのが隙間時間の活用です。
通勤時の電車の中や入浴中などの時間でも、リスニングや単語の暗記などの勉強は可能です。
隙間時間を勉強に費やすだけでも、1日1〜2時間の勉強時間増加に繋がります。
コツ2:英語に触れることを日常化させる
英語に触れることを日常化させることです。
勉強中心の生活の中でも、娯楽の時間はストレス解消には欠かせません。
映画や音楽など、日常的に触れている娯楽を英語にしてみましょう。
スマホの文字表記を英語設定にするなど、日常に英語が登場する回数を増やすことで英語に耐性をつけることができます。
コツ3:コーチングを受ける
最後に推奨するのが、英語指導のコーチングを受けることです。
TOEIC®のスコアアップには、自分の苦手分野の特定や学習スケジュールの作成など、やるべきことが多くあります。
短期間で目標点数に到達するにはかなり高いモチベーションも必要なので、1人で勉強を進めるのに不安を覚える人も多いでしょう。
2か月勉強するだけでも、1人でモチベーションを保つのは大変です。
勉強スケジュールが立てられない、スケジュール通りに進められないという方は、ぜひコーチングサービスも検討してみてください。
TOEIC®︎のスコアアップは最低でも2か月の勉強を!
TOEIC®︎のスコアアップには、最低でも2か月は勉強が必要でしょう。
一気にスコアアップを図るのは困難であるため段階的に区切り、勉強期間は2〜3か月を想定しましょう。
スケジュール作成にあたり、模試や受験を通して自分のスコアと苦手分野を把握しておきましょう。
苦手分野の克服と実戦形式の演習が中心のスケジュール立てが、素早いスコアアップには効率的です。
計画的にTOEIC®の勉強時間を確保しよう
各スコアごとに必要なTOEIC®の勉強時間、スケジュールの作成方法について見ていきました。
自分がいま何点取れていて、何点を目指したいかなど、個々人の状況や目標によって、必要なTOEIC®の勉強時間は当然変わってきます。
また、必要な勉強時間が分かったら、その時間分きちんと勉強できるようなスケジュールの作成、実行も重要となります。
事前に計画を立ててから、TOEIC®の勉強を進めていきましょう。
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