おちゃのこさいさい!中国語の表現では・・・おかず!?

語学を学ぶと、その言葉を使う国の文化的背景なども学べることが多いですよね。

今回は中国語・英語・日本語で

「そんなの簡単さ!」という言い方の違いを見てみたいと思います。

 

 

まず日本語からいきましょう。

 

日本語では・・・

 

 

     おちゃのこさいさい!

 

 

この「おちゃのこ」はお茶に添えて出される茶菓子のことで、

簡単に食べられることから簡単にできることのたとえとして使われるようになったようです。

(参照:語源由来辞典 http://gogen-allguide.com/o/otyanoko.html )

 

日本では古くから根付いたお茶に関係する言葉を使うんですね。

では続いて英語ではどうでしょうか,

もしかしたら英語では紅茶とか使ってくるんじゃないか・・・

 

 

     a piece of cake

 

 

紅茶ではなくケーキで攻めてきましたね。

言われてみるといかにも英語圏っぽいです。

さて、本ブログのクライマックス、中国語では何て言うのでしょうか

 

 

     小菜一碟(xiǎo cài yī dié)

 

 

「小皿のおかず」という意味です。

こんなことをサラッと言えると、

「お、中国語ちゃんと勉強してるね」と一目置かれるかもしれません。

 

食べ物を使った表現という意味では日本語・英語・中国語全てよく似ていますが、何に例えるかが全然違いますね。

それぞれの国の文化が言葉に反映されています。

 

私の中国語の恩師がいつも

 

「言葉を学ぶときはその国の文化・経済・歴史・政治など、

その背景になるものも学ばないといけないよ。」

 

と言っていたことを思い出します。

 

 

 

 

 

 

(文責;伊地知)