通じる中国語に変わる、発音における3つのコツ!

中国語は発音が難しいとよく言われます。
確かに難しい発音もありますが、全てが難しいわけではありません。

発音にはコツがあります。

今回はそのコツについてご紹介したいと思います。

 

1.口の形が命!

 

2.息を少なく!時にはたっぷり!

 

3.最初は大袈裟に!

 

 

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1.口の形が命!

発音については、母音と子音の2つに分けて考えることができます。
ただ、そもそも母音とは、子音とは何のことか知っていますか?
「英語を勉強した時にも母音とか聞いたことがあるなあ」
「確かa i u e o が母音で、それ以外が子音だっけ?」
いろいろな声が聞こえてきそうですが、

母音とは空気の流れが妨げを受けない音のこと、
子音とは空気の流れが妨げられて出る音のことです。
子音はその空気の妨げ方を指すとも言えます。
なので、子音だけでは大きな音は出ません。(妨げ方を指すだけなので)
母音とセットになって初めて音として捉えることができます。

中国語の発音を良くするには、先ずこの母音をマスターすることが必須です。
(子音は、母音をどうやって妨げて音を変えようかというものなので、
 母音をマスターした後でOK)

トランペットやトロンボーンなどの管楽器をイメージしてみてください。
吹く息は同じ息なのに音が変化しますよね。
これは管をスライドさせたり、ピストンを押して、楽器の形を変えることで、同じ息の流れなのに音を変えているんです。
逆に言うと、楽器の形によって、出る音が決まります。
ここでいう楽器は語学で言うと口になります。(口は楽器と同じ!)
母音をマスターしたい時は口の形を意識してください。

正しい口の形を覚えれば、どんなに出したくなくても通じる発音が出てきます。

 

 

2.息を少なく!時にはたっぷり!

各言語によって音の捉え方は様々です。

例えばbaとpaについて、

日本語ではbaとpaはひらがなで書くと「ば」と「ぱ」で、濁音か半濁音かという基準でこれらを区別します。
音が濁ってるの?どうなの?という基準ですね。

ところが、中国語のピンインで示されたbaとpaは無気音か有気音かで区別されます。つまり同じ音だけど、息(空気)があまり出てなければba、たっぷり出てればpaと区別されるんです。
その音は空気たっぷりなの?どうなの?という基準です。

なので、これら無気音と有気音の練習をするときはテッシュを口の前に置いて練習するのがわかりやすい方法です。

ほら、paって言いたいから息をたっぷり出してるよ!とアピールするように練習してみてください。

 

 

3.最初は大袈裟に!

もちろん口の形も息の出し方も、ネイティブは自然にやっているので、大袈裟にやるのは不自然です。
でも最初は不自然でも良いので大袈裟に、意識して練習しましょう。
とっても自然で通じない中国語ではなく、多少不自然でも通じる中国語の方が良いですよね?
そして何度も繰り返し練習して慣れてくると徐々に自然になります。
先ずは基本に忠実に、多少不自然でも大袈裟にいきましょう。

 

(文責:伊地知)

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