速読の際に頭の中で音読しない読み方は重要でしょうか

【質問】
速読の際に頭の中で音読しないということです。100例文のトレーニングではできてませんでした。
Part3、4での設問先読みやPart7で文章の大意をとる際この読み方ができているかが重要ということでしょうか。
 
【回答】
速読の際は、音読をしない、ということが原則です。
声には出さないまでも、頭の中で一文字一文字音読すると、どうしても読むスピードに限界があります。
普段、英文を読むときに「頭の中で音読」をしてしまっているのであれば、意識して少しずつ「音読をしない読み方」を身に付けていきましょう。
とはいっても、いきなりは難しいかと思います。
以下に、段階を踏んだトレーニング方法をご紹介いたしますので、参考にしてください。
まずは、頭の中の声を消して読めるように努力してみてください。
①そのためには言葉として発音できない程度の速さで文字を読んでみましょう。
速く読もうとすれば自然と頭の声にしている余裕はなくなるはずです。
始めは苦しいと思いますが、続けていくうちに少しずつ慣れていくでしょう。
②この動作に慣れてきたら、今度は一文字一文字追っていった目線を、数文字ごとに追うようにしてください。
一度に読みとる塊を大きくするイメージです。これだけでも以前よりかなり速く読めるようになるはずです。
③そして、数文字の塊で意味を把握して読めるようになったら、さらに一度に読み取る塊を大きくしてゆきましょう。
注意していただきたいのは、一度に読みとる塊が大きくなっても、しっかりと意味の把握をしていくことです。
読みながら文章に書かれている内容がイメージとして頭に浮かんでくるようであればOKです。
慣れてくると、ある程度の文字を一塊で読んだ方が理解度も増すことを実感できると思います。
速読のイメージ、掴めましたでしょうか。
無意識に始まっていた「頭の中の音読」を打ち消し、圧倒的な速読力を養成していきましょう。