音読する際、リズム良くできません

【質問】
音読する際、リズム良くできません。スクリプトの赤い文字を強く読めば良いとは思うのですが、法則や練習のコツを教えてください。
 
【回答】
リズムよくできない、ということでしたが、どのぐらいのスピードで音読していますか?
もし、音源と同じスピードで音読しようとしているのであれば少しスピードを落として、ゆっくりの音読からトライしてみてください。強弱をつけることに、より意識を向けた音読ができるはずです。
すでに実践されているように、ナレーターが強調している部分(=スクリプトの赤い部分)を強く発音し他の部分は逆に力を抜くようなイメージです。
何度かゆっくり音読とリスニングを繰り返し、英語のリズム(強弱の波形のようなもの)が感じられ口が音読に慣れてきたら、徐々にスピードアップしてみてください。慣れないうちは、ゆっくりから!
さらに、理屈として英語の強弱のルールがわかっていると、音読もしやすいかもしれませんね!
下記にご紹介します。英文の中の単語達は、「内容語」と「機能語」に分けることができます。
内容語とは、その単語のみで具体的な意味を持っている単語のことです。
品詞で言えば、名詞・動詞・副詞・形容詞、疑問詞など・・・です。
一方、機能語というのは、文を成立させるための文法的な機能を果たす語です。
品詞でいうと冠詞、前置詞、人称代名詞、be動詞、場合によっては助動詞など、です。
この機能語はそれ自体で独立して意味のある物事を表わさない単語で、基本的に短く弱く発音されます。
あるいは時に、省略されたり、他の音とつながってしまうんです。
そういった特徴があるのだ、ということを理解しつつ音源を聴いてみると、「内容語」を強く長く発音し、「機能語」を短く弱く発音して、強弱が生まれているのだと発見があるかもしれません!