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「TOEIC®スコアで400点ってどのくらいのレベルなの?」
「TOEIC®スコア400点からTOEIC®600点ってどうやって勉強をして目指したらいいの?」
このようなお悩みを、徹底的に解消していきます!
- TOEIC®スコア400点は平均点や英検と比べてどのくらいのレベルなのかがわかる
- TOEIC®スコア600点を最短で突破するための勉強方法のコツやかかる時間がわかる
「TOEICで400点だった…自分の英語力ってどのくらいなんだろう?」
そんな不安を感じている方も多いかもしれません。しかし、TOEIC400点は英語学習における重要な“通過点”です。
本記事では、TOEIC400点の英語レベルをわかりやすく解説し、600点を目指すための具体的な勉強法・勉強時間・おすすめ参考書をご紹介します。
転職・就職でアピールできるスコアを取りたい方は、ぜひ参考にしてください!
この記事を書いた人
英語コーチングPRESENCE 若林大輝
明治大学農学部農芸化学科を卒業後、酒類関連の商社に営業として入社。外国人とコミュケーションを通じて世界観を広げていくことに価値を感じ、オーストラリアのブリスベンにて留学を4年半経験。
現地では飲食業界にて従事。マネージャーとして20名ほどの多国籍なチームを牽引し、市内で店舗を拡大。

TOEIC400点のレベル

TOEIC400点は、英語初級者としての土台が少しずつでき始めている段階です。
日常生活の中のごく簡単な英語であれば、単語レベルではなんとなく理解できるものの、実践的な場面ではまだ自信が持てない方が多いのが実情です。
TOEIC公式のコミュニケーション能力レベル
TOEIC公式では400点台は「基礎的なコミュニケーションができる可能性がある」レベルとされます。
英語での業務遂行にはまだ課題が多く、短い定型文の理解が中心です。
たとえば、簡単な指示やあいさつ文は理解できても、少し複雑な表現や長文になると意味を取り違えることが多い状態です。
TOEICの平均点と比較
2023年に実施されたTOEIC Listening & Reading公開テストの日本国内の平均スコアは612点です(出典:IIBC公式サイト)。
これと比較すると、TOEIC400点は平均を200点以上下回るスコアとなっており、英語力の面で課題があることを示しています。
ただし、400点台はあくまでスタート地点。
しっかりとした学習を積み重ねれば、600点台へのスコアアップは十分に可能です。
偏差値・大学のレベルと比較
TOEICスコアを偏差値的に見ると、400点台は偏差値45以下です。
大学生であれば、日東駒専・産近甲龍などの標準的な大学の学生が1年生~2年生の時期に取りやすいスコア帯です。
英語が苦手な方や、受験以来英語に触れてこなかった社会人も、このスコアに該当することが多く、「基礎から再スタートする層」といえます。
英検と比較
TOEIC400点は、英検でいうと準2級〜3級レベルに相当するとされます。
ただし、両者は試験の目的や測定スキルが大きく異なります。
TOEICは主に「リスニング」と「リーディング」の2技能に特化した試験であるのに対し、英検は「読む・聞く・書く・話す」の4技能を総合的に測るテストです。
そのため、たとえTOEICで400点を取っていても、英検のスピーキングテストや英作文には対応できないケースもあります。
一方で、TOEICに比べて英検は語彙が日常的かつ学校英語寄りの表現も多く、特定の学習者にとっては取り組みやすい面もあります。
どちらが難しいというよりも、「測っている能力が違う」と理解しておくことが大切です。
英会話力で比較
簡単な自己紹介や定型フレーズは言えるが、自分の意見を英語で話すのは難しいレベルです。また、外国人と1対1での会話では、理解も発信も不安が残る段階です。
さらに、会話のテンポについていけず、「なんとなく聞こえたけど返せない」という場面も多く、実践的なコミュニケーションにはもう一歩の準備が必要です。
TOEIC400点は転職活動・就職活動で活かせるか

TOEIC400点台では、英語力としてのアピールには弱いのが現実です。
多くの企業では、履歴書に記載する場合「600点以上」が目安とされており、400点台では「今後の努力に期待」と見られることが多いです。
ただし、英語を全く使わない業種・職種であれば、努力の証として書く価値はあります。

少しでも英語力のアピールが必要な企業であれば、まずはTOEIC600点は最低限欲しいところです!
TOEIC400点から目指すべきスコア

まず目指すべきはTOEIC600点です。
600点以上であれば、就職活動や昇進基準で「英語力あり」と見なされるケースが増えていきます。
実際に企業が求める最低ラインとして設定していることも多く、第一の壁として意識したいスコアです。

TOEIC600点を最短で目指すための勉強方法やかかる時間についても、後ほど解説させていただきます!
TOEIC400点から最短で600点を目指す勉強方法

TOEIC400点から600点を目指すには、がむしゃらに問題を解くだけではなく、基礎力を固めながら「スコアに直結する対策」に集中することが重要です。
特に、単語力・文法・リスニングの土台を整えたうえで、TOEICの問題形式に慣れることで、短期間でも効率的なスコアアップが狙えます。
ここでは、初心者が最短で600点を突破するために実践すべき4つの勉強法をご紹介します。
単語力の強化
中学〜高校レベルの英単語をまず固めましょう。
TOEICでは難しい単語よりも、基本的な単語を正確に覚えているかどうかがスコアに大きく影響します。
たとえば「check」「office」「need」など、シンプルでも意味が複数ある単語をしっかり理解しておくことが大切です。
特に400点台の段階では、「わかるつもり」になっている単語を確実に使えるレベルに引き上げることが重要です。

単語がわかるだけで、ある程度TOEICのリスニングやリーディングで点数が獲得しやすくなります!
高校英文法の強化(中学の土台を踏まえて)
400点台の段階では、中学英文法をある程度理解している方も多いですが、TOEIC600点突破には高校英文法の知識が必要不可欠です。
特に、仮定法・分詞構文・関係代名詞・品詞といった項目は、リーディング問題やPart5の文法問題でも頻出です。
ただし、いきなり難解な参考書に挑むのではなく、中学レベルをざっと復習したうえで、高校英文法を「重要な項目から」順に理解するのが効果的です。

TOEIC400点から最短で600点を突破するためには、文法の勉強は遠回りに見えて近道となる勉強方法です!
リスニング対策(Part2で音声知覚を強化)
TOEICのリスニング対策では、Part2の短い応答文を使って音声知覚力(聞いた音を正しく認識する力)を鍛えるのが効果的です。
Part2では、Yes/Noで答えられない疑問文や、間接的な返答などが多く、「聞き取れたつもり」で間違えるケースが頻発します。
このパートを活用して、「音を聞いて即座に意味に変換する力」を高めることが、600点突破のカギになります。
対策としては、以下のトレーニングが有効です。
- ディクテーション(聞こえた英語を一語一句書き出す)
- スクリプト確認+音読(意味と構造を理解しながら声に出す)
- シャドーイング(音声を追いかけて発音する)
こうした練習を通じて、リスニングの「音と意味の距離」が縮まり、リーディングにも良い影響を与えます。
公式問題集で本番形式に慣れ、自分の傾向を分析する
TOEICのスコアアップには、実際の試験形式に慣れることが欠かせません。
まずは公式問題集を使って2時間通しで模試を実施し、本番の時間配分や集中力の感覚をつかむことから始めましょう。
特に400点台の段階では、「最後まで解き切れない」「リスニングで集中力が切れる」といった課題が出てくるはずです。
そうした自分の弱点や傾向を把握することが、効率的な対策につながります。
模試後には必ず復習を行い、
- 間違えた問題のパターン(語彙?文法?スピード?)
- どのパートで時間が足りなかったか
- 知っていれば解けた問題か、完全に不明だったか
といった観点から、次の学習内容に活かしていきましょう!
TOEIC400点から600点を取るために必要な勉強時間

TOEIC400点から600点を取るためには、一般的に150〜200時間ほどの学習が一つの目安とされています。
もちろん、英語の基礎がどの程度身についているかや、勉強の効率によって必要な時間は人それぞれ異なります。
毎日コツコツと学習を積み重ねることで、2〜3ヶ月で到達することも十分可能です。

TOEIC400点から600点は、勉強方法さえ間違わなければ割と短期間で突破を目指すことができます!
TOEIC400点から600点を目指すのにおすすめの参考書

TOEIC400点台から600点を目指すには、基礎力の強化とTOEIC形式への慣れが重要です。
ここでは、英単語・文法・実戦形式の演習をバランスよく行えるおすすめの参考書を3冊ご紹介します。
「何から始めていいかわからない」という方は、以下の教材を使って順番に取り組むのがおすすめです。
キクタン TOEIC L&R Test Score 600

「音声で覚える英単語帳」として定評のあるキクタンシリーズの中で、TOEIC600点を目指す方に最適な一冊。
日常会話やビジネスでよく使われる語彙が中心で、通勤・通学中にも活用しやすい構成です。
特に、音声を使ったリズム暗記(チャンツ)は、単語を記憶に定着させやすく、苦手意識がある方でも取り組みやすい点が魅力です。
TOEIC(R) L&R TEST文法完全攻略

文法の基礎を押さえつつ、TOEIC形式に特化した演習を積みたい方にぴったりの1冊です。
この本では、中学~高校英文法の要点をコンパクトに復習しながら、Part5対策に必要な知識を効率的に身につけることができます。
解説もわかりやすく、各文法項目ごとにTOEIC頻出パターンを整理できるので、400点台からのスコアアップに非常に効果的です。
「文法に苦手意識があるけれど、TOEIC形式で練習したい」という方に特におすすめです。
公式TOEIC Listening & Reading 問題集

TOEIC対策で最も信頼できる教材といえば、やはり公式問題集です。
実際のテストを制作しているETSが手がけているため、出題傾向・語彙レベル・音声の話し方・スピードすべてが本番と完全に一致しています。
まずは2時間通して本番と同じように解いてみることで、時間配分の感覚や集中力の持続力を体感できます。
その後の復習では、正解・不正解の理由を分析し、「なぜ間違えたのか」「どうすれば防げたのか」を言語化することが、スコアアップの鍵になります。
また、リスニングセクションは音声スクリプト付きなので、以下のようなトレーニングにも最適です。
- シャドーイング(英語の音を真似して発音)
- ディクテーション(一語一句書き取り)
- 精読・音読(文章構造と意味を理解しながら音読)
1冊を3〜4周繰り返すことで、「形式への慣れ」と「実力アップ」を同時に叶えることができます。
TOEIC400点のレベルについてよくある質問

ここでは、TOEIC400点に関してよく寄せられる質問に答えていきます。
自分の今の立ち位置を冷静に把握し、次の目標設定の参考にしてください。
短期間でスコアアップを目指すことは可能ですが、1ヶ月で600点を目指すにはかなり集中した学習が必要です。
毎日3〜5時間ほどの学習を継続できる環境と、効果的な学習プランがあれば達成できる可能性もありますが、現実的には2〜3ヶ月を見ておく方が再現性は高いです。
基礎文法や語彙、リスニングの土台がまだ不安定な場合は、焦らず着実にステップアップしていくのがおすすめです。
多くの企業では、TOEICスコアをアピール材料とする場合「600点以上」がひとつの基準とされており、400点台では英語力として強く評価されにくい傾向があります。
とはいえ、「英語が苦手でも努力している姿勢を見せたい」「現在勉強中であることを伝えたい」といった場合には、あえて記載するという選択もあります。
その際は、学習中である旨や今後の目標スコアなどを添えておくと、前向きな印象につながりやすくなります。
TOEIC400点から最短で600点を取得するならTOEICコーチングのPRESENCE

TOEIC400点台から600点を目指すにあたって、「何をどこから始めればいいのか分からない」「一人だと続かない」と感じている方は多いのではないでしょうか。
私たちPRESENCE(プレゼンス)は、そんな英語学習に悩む方々をサポートするTOEICコーチングスクールです。
400点台から600点を目指す多くの受講生を、2ヶ月という短期間でスコアアップへ導いてきた実績があります。
PRESENCEの特徴は、「グループコーチング」形式であること。同じ目標を持つ仲間と学び合い、刺激を受けながら進めることで、1人では難しかった継続が実現しやすくなります。
また、コーチとの定期的なセッションを通して、
- 目標スコアから逆算した戦略的な学習計画
- 各自の状況に応じた個別アドバイス
- 仲間と切磋琢磨しながらのアウトプットの機会
といった仕組みの中で、自分のペースに合った最短ルートでの学習が可能です。
「一人では続かなかったけど、PRESENCEで初めて英語が楽しくなった」
そんな声も多くいただいています!
本気でスコアを伸ばしたい方は、ぜひ私たちと一緒にチャレンジしてみませんか?