株式会社リクルートにて人材教育ビジネスを担当の後、ニューヨーク大学経営学修士(MBA)取得。その後、コンサルティングファームなどを経て、株式会社エデュケーション代表取締役。研修講師、コンサルタントとして幅広く活動。 <主な著書> 「時空を旅する遺伝子」(日経BP)、「最高の自分になる6つの力」(中経出版)、「ケースで学ぶマーケティングの教科書」(秀和システ ム)、」「説得できる企画・提案200の鉄則」(日経BP)、「ここまできた!モバイルマーケティング進化論」(日経BP)など。

西田 徹さん

TORU NISHIDA

研修講師としてご活躍される西田さんは、ニューヨーク大学にてMBAを取得した経歴の持ち主。
留学経験のある西田さんが、今なぜ改めて英会話力のブラッ シュアップに励むのでしょうか。
さらなる西田さんの目標と、プレゼンスでの英会話トレーニングを通じて感じた新鮮な発見の数々を伺いました。

英会話

英会話上級コース

最終目標は英語での研修授業

西田さん、以下Neoさんと英会話コースのニックネームでお呼びします。
Neoさんがどのようなお仕事をされているのか教えてください。

私は、経営コンサルティングおよび企業内教育を事業領域として活動しています。
具体的には、企業向けの研修講師を務めています。
マーケティングをはじめ経 営戦略、ロジカルシンキングを扱ったり、
時にはコーチングやコミュニケーションといったテーマで研修することもあります。

では、どうして英会話のトレーニングが必要だったのでしょうか?

業績の悪化と共に研修費用が削減されるという動きが、国内の多くの日本企業で見受けられているんです。そんな中で、
「自身のフィールドを日本企業に留まらず外資系に広げていきたい」という想いから英語の磨き直しをスタートしました。
外資系企業での研修案件を増やすにあたり、最初は先方の日本人の人事担当の方とやりとりします。
しかし最終的な意思決定の場では、ネイティブのエグゼク ティブの方から信頼してもらえる自分でなければなりません。
そんな場面で、彼らと英語でコミュニケーションし、
しかも「講師・先生」として認めてもらえるような英語での発信力を高めたい。
さらには、英語での研修を実施することも近い将来の視野には入れています。
・・・いやぁ、日本語で喋るって楽ですね(笑)。

MBA留学でも克服できなかった、英会話の磨き直しを

Neoさんのご経歴には「ニューヨーク大学経営学修士(MBA)取得」とあります。 これだけ拝見すると、
「なぜプレゼンスに通うのだろうか?」と誰もが感じると思いますが。英語について、どのような課題を感じていたのでしょうか。

ニューヨークにいた2年間でリスニングは上達しました。しかし、喋ることでの上達はなかなか難しかったです。
いわゆる“undergraduate”(学部生)として留学すると、クラスメイトと仲良くなり、
一緒に映画に行ったりスポーツをしたりと、友人と喋る機 会が非常に多くなると思うんですが、
ビジネススクールではもう少しドライな人間関係でした。
授業で発言することはもちろんありましたが、しゃべる力が大幅 に身についたと感じるまでには至らなかったですね。
というわけで、英会話に対して「言っている事は聞き取れる、でも喋れない」というコンプレックスをずっと持っていたんです。

Neoさんは大手の英会話スクールに通う中、並行してプレゼンスを受講されました。
プレゼンスを知ったきっかけは何だったのでしょうか?

とても上手に英語を話す知り合いを目の当たりにし、英語の勉強について尋ねたんです。
「海外留学していたんですか?」と。
すると、その方は海外での学習経 験などは全くなく、プレゼンスに通ったという事を教えてもらいました。
これはもう自分も行くしかない!ということで門を叩きました。

“基礎的”な事の”自習”を”短期間”に”死ぬほど”やった

受講の率直なご感想をいただけますか?

とても良かったという言葉では言い表せません。
「ここに来なかったら、ヤバかったなぁ」とでも言いましょうか。
いつまでも我流の勉強を続けていたら、ずっと上達しなかったのではないかと思います。

何が効果的だったのでしょうか?

簡単に言うと、「“基礎的”な事の“自習”を“短期間”に“死ぬほど”やった」ということです(笑)
以前は単語の本を選ぼうと書店に行っても、パラパラと本の中身を見て
「これは簡単だ、もっと難しいのを選ぼう」としていました。
私は、一応TOEICもそれなりのスコアを持っていますので、会話力についても難易度の高い表現を増やそうとしていたんです。
プレゼンスに入ってみて、それは大いなる間違いだとわかりました。
英会話上級コースで実際に使った単語本についても、
最初は「これぐらいなら全部意味が分かる」とタカをくくっていました。
しかし、なんとなくではなく“キチンと”覚え直すこと、あるいは「英単語を見て意味が分かる」だけでは
ちっとも喋れるようにならず、「日本語を見て英単語がわかる」ようになって初めて
“英会話に活かせる単語力”となることに、プレゼンスに来てようやく気が付きました。
基本 を「的を得た形」で徹底的に習得することの重要性が身にしみました。

プレゼンスの宿題に取り組むにあたって時間の捻出など工夫した事はありましたか?

と、「他の楽しみをあきらめる」ということでしょうか。
そうでないと、次の授業で悔しい想いをしますから。
他のクラスメイトの宿題に対する高い完成度に「負けていられない」と思ったのをよく覚えています。

“同時通訳をしている自分がいた

トレーニングを通じて感じた、英語力の伸びはどのようなものでしたか?

色々ありますが、まずリスニングの感覚が非常に変わりました。
今までは、「ざっくり9割聞き取れている、1割がわからないなぁ」というちょっともやっとした感じだったんです。
それが、今は同じ9割分かっている状態でも「あ、この単語は知らないな」と明確に聴き分けられているんです。
より正確に英語を把握し ているんだなと感じました。
初級・中級レベルの単語について、「だいたいわかる」という状態から
「ちゃんとわかる」にした事が効いたんでしょうか。
また、受講中にシャドーイング(*)の効果を劇的に感じた出来事がありました。
日本人・外国人の総勢10名ぐらいで集まる機会があったんです。
中には英語が得意でない方が4名ほどいました。
そんな中、外国人の方が英語で喋っているときに通訳してあげたくなり、なんと同時通訳ができてしまいました。

それは凄いですね!

そうなんです、彼が喋り続けているときに同時に日本語で説明していました。
“聴く”という作業をしながら、同時に“英語を口に出す“という作業をおこなうトレーニングである
シャドーイングの効果としか考えられません。
「あれ、なんで今自分は同時通訳しているのだろう?」とびっくりしました。
受講が終わった今でも、NHKのニュースなど色々な英語の音声をシャドーイングしてみています。
初めて聴いた英語でシャドーイングできる時には非常に嬉しいです。
今では、「なぜもっと早くシャドーイングのトレーニングを始めなかったんだ」と思っています。

英会話上級コースでは、第5回目に「中間プレゼン」、第8回目(最終回)に
「ファイナルプレゼン」と2回のプレゼンがありましたが、どのように取り組まれましたか?

2回あるプレゼンのチャンスに対し、それぞれ克服したいテーマを自分で設定していました。
中間プレゼンでは「原稿を作らず、用意したアイテムなどに応じて自分の中から喋る内容を出していくこと」。
ここでは、原稿がなくても喋れる自信がつきました。
一方ファイナルプレゼンでは、あらかじめ原稿を準備しました。
時間にして約9分。プレゼンを実施して感じたのは、
「9分を6倍して約1時間。この長さの英語のスピーチであればできるだろう!」という自信が持てました。
また、プレゼンを練習する過程では10回以上自分の声を録音しました。
発音に関する改善ポイントが沢山あるのだと発見でき、ファイナルプレゼンの本番ではだいぶ良くなったと思います。
(*)シャドーイング:英語を聞くそばから、影のように後から追いかけて口に出す英語学習法。

“目標へ向かって前進する自分を実感

プレゼンスに通った今、英語を通じてかなえたい目標には近付いていますか?

ネイティブとの議論の場があれば、“Any question ?“と尋ねられた時、手をあげて意見を言いますよ。
まだそのチャンスは来ていないのですが(笑)
文法的に間違った部分があったとしても、信頼を失わない英語で且つ積極性を見せながら振る舞いたいと思います。
というのも、プレゼンス受講時から通っている大手の英会話スクールを継続しているのですが、
レッスンを担当してもらっている5.6人の先生全員が、「とて も上達している!」と私の英語にびっくりしているんです。
自分でも、相手が“uh huh”と頷いているだけの状態で、
数分間アドリブで意見を述べることが苦でなくなってきたと感じています。

プレゼンスを検討されている方へのメッセージをお願いします。

結局は自分が勉強するしかないんです。でも、勉強の仕方が間違っているかもしれない。
勉強するための材料(教材)が適切でないかもしれない。
あるいは教材に対して信頼が持てないとプレゼンスのメソッドで言われる“しゃぶりつくす”ことができないと思います。
これらを全部解消してくれるのがプレゼンスです。
正しい勉強の方法と、「これを本気でやりつくしたら結果が出る」という信頼できる教材が示される。
そして、取り組まざるをえない恐ろしい状況に追い込まれるというのがポイントです(笑)。
あとは、もうひとつ。仲間の存在も大きいですね。
それぞれが異なる状況に身を置きながら、本気で取り組む姿勢にはみんなに共通点があります。
これは非常に刺激になりました。再会が楽しみです!

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