学習コラムColumn
TOEICで730点取れたら何ができる?
- 2019.12.15
ご存知の通り、TOEICの結果は合否ではなく、スコア評価で出されます。
あなたの目標とするスコアはどれくらいですか?そのスコアを目指すのはなぜでしょう?
さて、本日の記事から3部構成で、TOEICの内容について書いていきます。
大きな流れとしては、
【1】TOEIC 730点取ったら何が出来るか
800点、900点レベルでのレベルも比較として説明
【2】企業で求められるTOEICスコアの代表例
企業全般で業界・分野・事業内容などの種類で目安を説明
【3】どの職種/職位で何点求められるかの例
詳しく業務内容の例を出しながら目安を説明
それでは第1部の内容「TOEIC 730点取ったら何が出来るか」に入っていきます。
現在、大企業の多くが社員にTOEIC730点以上の取得を推奨しています。採用の際の応募要件、昇進や昇格、希望部署への異動の要件になっているところも多いです。海外展開をする企業が増え、業務で英語を使う必要性が高まっていることも一因でしょう。
なぜ、730点なんだろう…と疑問を抱いたことはありませんか?
今回は730点が取れるとき、具体的に何ができるレベルなのかを紹介し、その疑問にお答えします。
TOEICを主催している国際ビジネスコミュニケーション協会によって、A〜Eまでランク分けされていますが、730点~860点がBランクとされています。
(参考資料:PROFICIENCY SCALE 国際ビジネスコミュニケーション協会)
730点が取れる人は、英語の基礎力が十分に備わっており、英語での業務が可能とされるレベルです。どのようなことができるかというと、
・海外からのメールに対応できる
・英語の社内文書や通達を理解できる
・通常会話を理解でき、業務に大きな支障がない程度に意思疎通できる
企業が社員に730点を求めるのは、英語によるこれらのことを認識ミスや理解が遅れることなしにスムーズに行い、本人、周りの社員、ひいては組織の業務遂行を円滑に進めるためです。
業務の難易度が上れば、比例して必要となる英語運用能力も上がるため、730点ではこなせないこともあります。たとえば、以下のことをサラリとこなすには730点では心もとないかもしれません。
より上、もしくは異なるポジションや役割を狙うのであれば、さらなる英語のブラッシュアップが必要です。
【800】英語で書かれた年次報告書を辞書を利用して、大枠をつかむことが出来る
【800】海外企業との契約書を辞書を利用して、理解することが出来る
【900】海外のニュース記事を理解し、世界の情勢や動向をいち早く知る
会社で昇格や海外赴任の要件スコアなどを目標として設定されることも多いですが、職務でどのようなことをこなす必要があるかという視点での目標設定も大事だなと思います。
「〇〇のために、英語で□□できる必要があり、ならばTOEICでは△△点。」
あなたなら、何をあてはめますか?さらなる上のスコアを目指すモチベーションの源にしてください。
TOEIC730点を持っていると、英語での業務が可能とされるレベルとなりますので、まずはそこを目指すことをおすすめします!
ただ、TOEIC730点を超えてくると本当の英語力が伸びないと、800、900とスコアを上げることは難しいものです。
希望する企業やポジションで、求められる職責を果たせる英語力を身につけるために、TOEIC力ではなく、英語力を上げる学習を継続していきましょう!