学習コラムColumn
国際舞台における日本人の発信力 ~東京五輪開催決定を機に考える~
- 2013.9.9
やりました!!!
祝― 2020年夏季五輪東京開催決定!!!
日本としては通算4度目、そして東京では56 年ぶり、2度目の開催が晴れて決定したことになります。今回の五輪招致は、我々日本人を大いに元気づけてくれることでしょう!私は、今朝のTOEIC コースで集まった受講生の皆さんと、教室で 「とある映像」 を視聴しながら、開催決定の喜びを分かち合ったのですが、果たしてその映像とは何だと思いますか?
本頁を閲覧くださっている画面の前の皆さんにも、是非!ご視聴頂きたい映像です。
正解は、昨日ブエノスアイレスで開かれたIOC (国際五輪委員会)総会での東京チームのプレゼンテーションです!
招致を決定づけた、東京五輪招致委員会による演説。
高円宮妃久子さまの非常に流暢なフランス語・英語での冒頭挨拶に始まり、陸上の佐藤真海選手、竹田招致委員会理事長、水野副理事長、猪瀬東京都知事、滝川クリステルさん、フェンシングの太田雄貴選手、安倍首相の7人が英語およびフランス語にて華麗なスピーチを披露しました。
どなたも本当に素晴らしいプレゼンテーションでしたが、私が本頁で皆さんへご紹介したいのは、ロイターやニューヨークタイムズなど主要海外メディアも高い評価を下している安倍首相の英語プレゼンテーションです。
汚染水問題で懸念される安全性についての言及、1964年東京五輪に感動をおぼえた幼き頃の記憶、そして世界へ向けたスポーツ普及運動「スポーツ・フォー・トゥモロー」に関する発表など、手元の原稿を読み上げるのではなく、会場の一人一人に訴えかける力強い眼差しと流暢な英語で語った安倍首相。
英語特有のリズム・イントネーションの精度や中盤~後半のcollege / ready などの単語の発音など、細かな部分では改善ポイントが見受けられます(総理!上から目線(?)でスミマセン・・!)。
しかし!そもそも成人してからの外国語学習において「完璧に流暢な状態」など存在しないわけであり、昨日の安倍首相のプレゼンテーションは、日本外交史に残る、圧巻の出来栄えでありました。
実際の映像をご覧になっていない方は、以下ANN News の公式YouTube チャンネルより是非ご視聴あれ—。
安倍晋三総理大臣のプレゼンテーション IOC総会(13/09/08)
グローバル競争において、「発信力、語学力に乏しい」 と形容されがちな我が日本ですが、今回の東京五輪招致を機に確信したことがあります。
「日本人は、国際舞台において堂々と発信をするだけの資質を十分に兼ね備えている」 ということです。
低い語学力のせいで発信力に乏しいと世界から言われるのは、我々の世代で終わりにしようではありませんか。
一朝一夕に語学力を身に着けた人間などいません。大切なのは、自身の掲げる理想に向かってどれだけの努力を積み重ねることが出来るかどうかです。
“If you can dream it, you can do it.”
Walt Disney (1901 – 1966)
あなたが語学力を磨きあげて叶えたい 「夢」 は何ですか?
是非、クラスで語り合いましょう。
高木