学びつづける

みなさん、こんにちは!PRESENCEコーチのロングです。
今日は、私の祖父の話をしたいと思います。
 
私の祖父は現在90歳、現役で中国語と英語の通訳をしています。
中国は天津に生まれ、幼少期を中国で過ごしました。
当時は戦時中。もちろん恵まれた環境ではありません。
その経験は、私の想像を絶するものに違いはないでしょう。
 
それでもとにかく勉強を続け、
日本に帰国後、中・高等学校の英語教師となりました。
定年退職後、58歳にして通訳になり、
そこから約32年が経ちましたが、現在でも仕事を続けています。
 
よく語学は「若い頃にやらないと実に付かない」なんて言いますが、
祖父を見ていると、そうではないなあと思わせられます。
 
年をとると記憶力が悪くなる。
忙しくてなかなか勉強時間が取れない。
語学の才能がない。
 
そう考えたこと、ありませんか?
 
今年90歳になった祖父ですが、目も耳も悪く文字もなかなか見えません。
しかし、毎日同じ時間に必ずラジオで英語を聞き、
ルーペを使って文字を読み勉強するんだそう。
継続は嘘をつきませんね。
 
時々電話をすれば、楽しそうに英語で話をしてくれます。
独学でスペイン語も勉強しているのだとか。
全く頭が上がりません。
 
尽きない探究心と意欲、そして継続をもってすれば、
私たちの語学の可能性は想像を越えたものになるということを、
目の当たりにし、負けていられないなあと感じる日々。
 
探究心を持って生きる。
 
いつか、彼のような90歳になりたいものです。
 
(ロング)