学習コラムColumn
1000万画素の精度を追求する
- 2014.3.3
「100万画素の精度ではなく、
1000万画素の精度でOKと思えるぐらい、徹底的にやり込め!」
今も思い出す、創業者である杉村太郎さんの言葉です。
本当に高いレベルを目指す時には、
素人目(100万画素)でOKというレベルではなく、
玄人の目(1000万画素)でもOKと思えるレベルまで、
徹底的に教材を“しゃぶりつくせ”という意味です。
当時は、この言葉がいかに名言なのかが、分かりませんでした。
でも今なら、実感を伴って、よ~~~~~く分かります。
高いレベルになればなるほど、
最後の勝負を分けるのは、超細部であると。
先日までのオリンピックを思い返してみます。
オリンピックに出場するほどですから、どの選手も超一流です。
順位を決めるものが何なのか、私たちのような素人目には、違いがほとんど分かりません。
たとえば、スピードスケートなら、
何が100分の1秒の差を分けるのか、
たとえば、スキージャンプなら、
何が飛距離を変えるのか。踏み切りの微妙なタイミング、空中での姿勢(板の角度など)などかもしれません。ミリ単位の違いが、結果の違いを生んでいるのでしょう。
英語であれば、
たとえば、複数形の「s」、過去分詞を作る[ed」が聞こえているかどうか、
この超細部だけで、
TOEFLの95点以上になれば、2~5点は変わります。もっと変わるかも。
レベルが上がれば上がるほど、
Detailの重要性が増します。
だからこそ、TOEIC900点、TOEFL100点を目指す方々は、
100万画素の粗さで「OK」ではなく、
1000万画素の精緻さでも「OK」と思えるぐらい、
1冊の教材に向かっていただきたいなーと、思います。
ヤマダ