mayの意味

【質問】
英語準備コース1Week目のUnit4「助動詞」の例文で「may not attend」の和訳が「出席してはいけない」ではなくて「出席しないかもしれない」となるのか理解ができません。
同様に「may not stay」で「滞在しないかもしれない」ではなくて「滞在してはいけない」なのかも理解できておりません。
考え方のコツ等をご教示いただけると幸いです。
 
【回答】
■She may not stay here. という文は、仰られる通り2通りの理解ができます。
①may (許可) = 彼女は / 滞在してはいけない / ここに
②may (推量) = 彼女は / 滞在しないかもしれない / ここに
★前後の文脈・その時の状況で、どちらの意味で取るのかが決まります。
②では、推量(可能性)を示す文意になりますが、
この文意を示す場合は、might を使うと①と区別することができます。
③She might not stay here. = 彼女は / 滞在しないかもしれない / ここに
mightは、mayの過去形になりますが、
意味上はmayの過去とはならず、現在時制の推量(可能性)を表します。
教材では、mightはmayの過去形となっておりますが、
【~しても良かった・~したかもしれない】という意味にはなりません。
※may / might はどちらも推量(可能性)で【~かもしれない】という意味で、現在時制で使われます。
mayの方が、mightよりも実現する(実現しない)可能性が高いと言われます。
①と②で見分けがつきにくいので、もしも②の意味で伝えたいときにはどちらを使っても間違いではありませんが、
可能性の高低関係なく、③の文にする事が現代の文法では一般的なようです。
■同様に、He may not attend the meeting. でも同じことが考えられます。
①may (許可) = 彼は / 出席してはいけない / 会議に
②may (推量) = 彼は / 出席しないかもしれない / 会議に
③He might not attend the meeting. とすると、
混乱することなく、推量(可能性)の意味で伝えることができます。
★前後の文脈によって、文意が変化しますので、
He may not attend the meeting. も推量(可能性)の意味で、mightよりも実現する(実現しない)可能性が高いという文意になることもあります。
例: He may not attend the meeting because his flight has been delayed.(推量)
訳: 彼は会議に出席しないかもしれない、なぜなら彼の飛行機が遅れているからです。