これまでの略歴を少し教えてもらってもいいですか?

生まれは千葉で、育ちが宮城で、中学から東京に来て、今は客室乗務員をやっています。

プレゼンスを知った経緯を教えてください。

客室乗務員を目指すにあたって、エアラインスクールに何ヶ所か見学に行ったのですが、費用が3ヶ月で30万~40万ととても高かったのです。親からの援助は受けないと決めていたのでどうしようかなと。航空会社で働いている先輩に相談したら「今は英語を勉強した方がいい」とアドバイスを受けたので、英語に特化しているスクールを探して、最初に見学に来たのがプレゼンスでした。スコア提出までもう時間がなかったので、「短期間」というのが結構ポイントでした。

説明会に来てからクラス受講開始まで数日でしたよね。即決に不安はありませんでしたか?

コーチング形式がいまいちよくわからなくて、説明会では「どういう感じでやるんですか」「何の意味があるんですか」みたいなことも聞いてしまいました。「限られた時間の中で効率よく勉強するにはコーチングが有効。今回学んだことを習得できれば、今後自分で勉強しようと思った時にいつでもそれを思い返してできる」と聞いて、「あ、なるほど」と。「どんなものかな」と挑戦する気持ちで受講しました。

受講料は自分で出したのですか。

はい。して良かった自己投資だなと思います。

 

それでは、次にTOEICスコアの推移を聞かせてください。

大学1年生のときに受けたときは悲惨でした。400とか300とかそのぐらいじゃなかったかな。大学には指定校推薦で入ったので、全然勉強しないで受験してしまいました。

プレゼンスで勉強の仕方が学べたのはプラスになりましたか。

そうですね。そのあと、プレゼンス受講後に受けたTOEICは、プレッシャーに負けて、音も全然聞こえなくて、「ここで取らなきゃ」と思えば思うほど「やばい、もう無理だ、無理だ」となってしまって・・・手応えのないまま終えて550点。最終的に640点を取りましたが、就活には間に合わず。550点で就活を始めたので、毎回面接では「本当に英語大丈夫なの」って聞かれていました。周りは帰国子女や留学経験者ばかりで600点以上の子が多くてすごくネックなポイントではありましたが、勉強した自信はあったので、面接でも「大丈夫です。任せてください」と言っていました。

自分でちゃんとやったから面接でも自信を持って言えたのでしょうね。大学にも通いながら週20時間コンスタントに勉強していましたよね。

ちょうど1月、2月のタイミングで大学のテストがあったので、正直しんどかったです。でも、むしろ英語の勉強が息抜きになっていたので、大変ではあったけど気持ち的には追い込まれませんでした。クラスメートに社会人の方が多かったので、「お仕事されている方に比べたら全然時間が取れる」と思っていました。クラス制っていうのが良かったですね。お子さんが起きてくる前に勉強しているという話を横で聞いて、「そこまで頑張れてないな」とやる気につながりました。

独学や同じ境遇の方と勉強していると、きっと見えてこない部分なのかなと思いますね。勉強って自分との闘いですが、環境をどう上手く使っていくかは重要ですよね。

クラスメートの存在は一番のモチベーションでした。

モチベーションを保つために工夫したことはありましたか?

単語帳をボロボロに使うこと。「やってる」っていうことが見えると「もっと頑張ろう」と思えたので。それをいつでも持ち歩いて目に触れるところに置いて、「英語勉強しなきゃ」って思えるようにしていました。

1日はどんな感じで過ごしていたのですか。

基本的に夜型だったので、日中何も予定がないときは図書館で勉強していました。声を出すトレーニングは夜家に帰ってから。移動時間は、単語などをちょこちょこやっていました。

TOEICを勉強してスコアが上がったことで手に入れられたものって、就職のほかにありましたか?

うーん、何でしょう。今まで英語に特化して勉強したことがなかったので、本当に英語が嫌いでしょうがなかったんです。でも、さっきも言った通り、英語の勉強が息抜きになるくらい、嫌じゃなくなりました。仕事でもお客様に積極的にお声がけできるようになったのは、英語に対してプラスのイメージを持てたからかなと思います。めちゃくちゃな英語しゃべっていますけどね(笑)。

それでいいんですよ!「もっと勉強してもっときれいに英語話せるまで喋らない」ってなってしまったら一生喋れないまま終わってしまいますからね。

今回のフライトは外国籍の方ばかりでした。もはや日本人のお客様にも英語で話しかけそうになるくらい。接客していて楽しいです。

 

今後のキャリアプランがあれば、聞かせてもらえますか?

まずはビジネスクラスやファーストクラスなどの資格を取得することです。パーサーを目指すならイレギュラー時対応が必要だと思うので、普段使わないような英単語や相手が話している内容もきちんと汲み取れるように、もっと英語力を鍛えていきたいです。

では次に、岡山さんから見るプレゼンスのお薦めポイント。

難しいですよね。コーチングという塾のスタイルを知れて、少人数クラスだったのは、私の中でモチベーションにつながりました。あとはコーチとの距離が近くて何でも聞けたのはありがたかったです。分からないことはしっかり聞きたいので、それができる環境だったのは良かったです。もっともっと勉強したいと思えました。

ありがとうございました。能動的な方は絶対伸びますし、我々も応えたいと強く思っています。では、これからTOEICスコアアップを目指している方へのアドバイス。

いや、アドバイスできる立場じゃないんですけど・・・。

そんなことないですよ。「私はこうやって、こういう結果が出たから、多分これが良かったと思う」という話を聞かせてください。

うーん。1人ではできなかったなというのは一番思うことです。「どういうふうに勉強しているか」などクラス内で共有する時間がありましたよね。今まで知らなかった勉強方法をコーチからだけじゃなくて、クラスメートからも教えてもらいました。いろんな人と出会えたのは、英語を楽しく勉強する上でとても良かったと思います。それが結局スコアアップにつながったのかな。私のクラスにはもう1人学生の方がいたので、勝手にライバル意識を持っていたんです、実は。同じ学生に絶対負けたくないって。社会人と学生がいたのは、負けず嫌いの私には良い刺激でした。

まさに切磋琢磨ですね。では、就活のためにTOEICを勉強した岡山さんが考える、就活生が英語を勉強する意味とは?

これといって自分の武器になるものが見つからず、「4年間何をしていたんだろう」と不安に思うことがありました。何を武器に就活を戦っていけばいいのか、自分の強みも全然見えなくて。
上のスコアを持っている人はもっといると思いますけど、私にとって600点を越えることができたというのは、就活戦争を戦う上でとても自信になりました。ちょっと折れそうなときも「あのとき頑張れたんだから、もうちょっと頑張ろう」と思えるようになりました。あとTOEICスコアって良い意味でも悪い意味でも指標になるので、無意味なことではないと改めて思います。

同じスコアでも、そのためにどう頑張ったかによって自信がつく人とつかない人で別れるんでしょうね。岡山さんは自信がついたから、英語を使ってお客さまに笑顔を届けられるお仕事をしているんだと納得しました。今日はありがとうございました。