学習コラムColumn
アツイ コトバ -人生にとって大切なコトバ-
- 2013.11.5
本日は弊社創業者である杉村太郎さんの著書「アツイ コトバ」についてです。
私はこの「アツイ コトバ」、擦り切れるほど読みました。
人生の判断に迷いが生じた際、常に傍らにこの本がありました。
26歳で本気で英語を始めた時も、本気で留学を考えた日も、そして、上海で退職を決意した日も、この本が隣にいてくれました。
今日はそんな僕の人生を支えてくれたこの「アツイ コトバ」から大好きな言葉を一つ紹介させてください。
「決めることは、捨てること」
僕は決めること、そして捨てることで、新しい何かが、人生にとって価値のある何かが手に入ると信じています。
例えば、手に入れたものの中から一つ例を挙げると「日本を客観視する力」があります。
イギリスのビジネススクールへ留学する前も、上海で駐在員として働いていたので、中国から日本を見ることが出来たのですが、社会人という立場で滞在するアジアという形で感じることに限界があると感じた私は、ずっと心に秘めていた想い、欧州へ行こうと決意しました。もちろん、経営学を学びたいといった想いもありましたが、一番の理由は、もう一つ別の角度から自分の国を見てみたいと思ったのです。そしてイギリス留学終了後、第二の祖国である中国に戻り、大学で中国語を学びました。
異なる国で、異なる言語を学び、使用し、異なる文化に触れ、溶け込むこと。これらの経験は自分を強くするだけでなく「日本」という国を再認識させてくれます。
海外との距離がどんどん縮まっている昨今、この国に、この社会に貢献するためには、外からこの国をみることが必要だと思います。きっと様々な物がみえてくると思います。良い点だけではなく、改善すべき点も含めて。
そうすることで、この国に対して新しい感情が生まれるはずです。
もちろん、日本を以前より深く愛せることも。
こういった視点は、まさに「決めることは、捨てること」、つまり、退職をし、アジアから欧州へ出ると決意し、実践したことによって手に入れたものです。
これからの人生でも、この言葉は私にとって大きな力になってくれると思います。
もし「アツイ コトバ」、まだ読んだことがない方がいらっしゃれば是非ご一読ください。
きっと、心に響く言葉があると思います。
皆さんにとって、大切な言葉が見つかることを心から祈っています。
※私の「アツイ コトバ」のしおりは太郎さんの名刺です。留学前にお会いした際に頂いたものです。この名詞を見ると、太郎さんを近くに感じることができるのです。