語学学習がキャリアに「効く」のはなぜなのか?

日頃、プレゼンスでコーチをしていて、若干オカルト的だけど密かに確信に近い根拠を見出している事があります。
それは、プレゼンスご受講後にキャリアアップに成功される方が圧倒的に多いということです。キャリアアップとは目指す転職先の内定をゲット出来たり、社内であっても希望の部署に異動が決まっただとか、海外赴任が決まったとか、何かしらキャリアの展望が開けるケースのことを言っています。
 
これは、「TOEICのハイスコアが履歴書に書けたから転職がうまくいくいった」、などという単純なことではないです(そういうシンプルなケースであれば、いくらでもあります)。そうではなくて、例えば、普段お仕事では英語をまったく使わないという方が英会話コースでスピーキング力を飛躍的に伸ばして達成感を感じていたところ、突然、かねてからの念願だった海外業務の部門に異動が決まった、というようなケースです。普段、英語を使う部署ではない以上、上司や人事部に対して直接的に英語力をアピールできた訳ではないにも関わらず、です。
 
面白いもので、受講直後とか数ヶ月以内に抜擢、というケースが多いように思います。では何故、彼(彼女)は突如、社内で一目置かれるようになるのでしょうか。たまたま転職前だとか海外勤務やを任命されそうなタイミングでプレゼンスを受講する人が多いということでしょうか。否、そういうことではないようです。
 
経験上、これは間違いなく彼(彼女)が英会話力を向上するプロセスの中で、英会話力以外の実力がUPしたことが奏功しているはずです。では何の実力が向上したのかというと、これは表現が難しいのですが、私の感覚で一番近いのは、
「オーラが増したから」
とでも言いましょうか(笑)。失礼、、あまりに抽象的ですよね。もっと真面目に言うと、彼(彼女)の中で「あらゆることに対して意識が高くなり、それが言動ににじみ出てくる為、結果として社内で一目置かれるようになった」ということが適切かもしれません。
コーチ目線で多くの受講生を見ていると、たった2ヶ月の学習期間でも、目覚ましく成長を遂げる方に何人も出会います。面持ちも凛々しくなり、言動にも自信が満ち溢れてくるのが明らかに分かるのです。なぜその変化が生まれるのでしょうか。
 
それは、学習期間の中で、何度も何度も自分と真剣に向き合っているからです。
 
プレゼンスの受講生は日々、かなりハードな宿題に取り組みます。仕事や学業が忙しい中、趣味や付き合いの時間を犠牲にして、時には睡眠時間を削ってまで自己研鑚に励むわけです。例えば始業前の朝7:30、会社併設のカフェで1時間勉強しながら、ふとした瞬間に思うのです。「はて、自分は何のためにこんなにストイックに語学学習をしているんだっけ?そうだ、○年以内に海外赴任するためなんだ!」と。夜、疲れて眠る前にも、「明日も早起きして勉強だ。なんせ、自分のキャリアの目標は○○だ。ぜったいに英語が必要なんだ。」と自分に語りかけながら生活しているわけです。
 
こんなことを、一日に5回も10回も、脳裏に刷り込むように生活をするわけです。いきおい、仕事の時には「今やっている仕事が自分のキャリアにどう繋がっていくのか」。そんな意識を持つに至るはずです。中期的なキャリアと目の前の仕事を関連付けて働いている社員の方が良い姿勢で仕事に向かい、高いクオリティのアウトプットを出してくることは言うまでもないでしょう。何かの折に抜擢されるのも至って当然です。
 
これらの因果関係は、すべて私が勝手に妄想しているだけなのかもしれませんが、これにはかなり自信があります。いまこれを読んでいる方にも部下や後輩がいらっしゃるでしょうか。彼(彼女)らの成長を期待するのであれば、「つべこべ言わず○○の資格を取れ!」とか「とりあえずTOEICで○点取れ!」という類のムチャ振り気味な指導をしてみるのも面白いかもしれません。意外な副産物として仕事力を大幅にUPして期待に答えてくれるかも!?
 
(白井)