生活
中国の昼寝事情

梅雨が明けまして、暑さが本格的になりした。体力の消耗を感じる季節ですね。
昼食後の睡魔との闘いもいよいよ正念場、という方もいるのではないでしょうか。

もちろん、そんな死闘は中国でも同じように、日々あちこちの職場や学校で繰り広げられています。しかし、幸せな事に、中国では一般的に、平日の仕事や学業の合間に昼寝をする習慣があるのです。地方や職種によって差はあるものの、昼休みは通常12時~14時と日本より長く、基本的に一旦帰宅するのが普通です。学校も午前と午後の部に分かれており、学生たちは家に帰って昼食を取り、昼寝をしてから学校に行き、従って下校時間がその分遅くなり、一部の低学年を除き、学校は19時頃に終わるのが一般的です。

同じ習慣があるスペインでは、シエスタと呼ばれている事が有名ですが、中国では「午休」、つまり正午の休憩、と呼ばれています。この午休には、消灯する会社もあり、従業員は各々のまくらを持参して、デスクに突っ伏して寝るのだとか。何とも羨ましい(!?)その習慣、13億人の怠け癖かと思っていたのですが、実はちゃんと大義名分があるのです。

下図にありますように、陰陽五行では、午前を陽、午後を陰としています。この午の刻というのはちょうど陽が陰に切り替わる、節目の刻です。※下図参照

中国最古の医学書、黄帝内経には、この午前と午後の変わり目であり、かつ陰陽の変わり目である午の刻は、人のエネルギーは大きく削がれる為、安静にすべしと記してあるそうです。

紀元前200年頃の漢の時代に著された黄帝内経、その頃から昼寝をしていたという計算になります。
4000年の歴史、昼寝も悠久です。


 
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