モチベーションの高め方(その2)【白井】

コーチの白井です!
ブログを見てくださっている皆さま、今年もよろしくお願いします。
時折、「ブログ記事見ていますよ!」というお声をいただくことがあり、とても励みになります。
ありがとうございます!
2014年も、我々プレゼンスコーチ陣の文章が、何かしら皆さまのお役に立てるとしたら、とても嬉しく思います。

1月ということで、今年の抱負やNew Year’s Resolution などを決めた方も多いのではないかと思います。1年のスタートのタイミングなので、きっと多くの方が、決意をしたり目標を掲げたりしているでしょうね。(もちろん、私も今年の目標を決めましたよ!)
おたがい、頑張りましょう!
モチベーションを高める方法として、今日は「忍耐力」ということについて考えてみたいと思います。
どちらかというと、モチベーションを高める方法というよりは、わざわざモチベーションを上げなくても、もの事を進めていける自分になる方法、と言ってもいいかもしれません。
そんな自分に変われる方法が、あるのです!これはやらない手はありません。
ところで、「あの人は忍耐強いなぁ」とか「それに比べて自分は面倒くさがりだからなぁ」というように、思ってしまうことはありませんか?
つまり、「忍耐力とは生まれ持った性質や特性であり、それが備わっている・いない、の差は、先天的に決まってしまっているのだ」と思ってしまうということはありませんか?私もかつては、そのように思ってしまっていたことがありました。
しかしながら、実はそうではないようなのです。
この年末年始に、いくつも本を読んでいたところ、社会心理学の本と脳科学に関する本と、双方に同じような事が書かれてあり、なるほど納得したのです。
曰く、
「忍耐力」とは、筋肉のように、鍛えることで増強されていく類のものだそうです。
筋トレを行うように、日常的に「忍耐力」に負荷をかけて使うことを継続していくと、筋肉のように強くたくましく成長していくというのです。
脳科学的には、前頭葉を鍛えることで忍耐力や継続力が増すようです。
脳の基礎体力は、たとえば日常的な雑用を面倒臭がらずに片付けることで鍛えられるそうです。そして、前頭葉の体力が日常的に鍛えられていると、他の辛いことや困難に対する「耐性」とでも言うべき力がついてくるというのです。

なので、ポイントは、
・日々、自分を小さく律して何かを継続をしよう!そうすることで、大きな困難にも負けない強靭な忍耐力が身についていきます
ということです。
なお、個人的にとても面白いと感じるのは、忍耐力も肉体のように、瞬間的に大きな負荷にさらされると、クタクタに疲れて一気に消耗してしまうのだそうです。一方で、それは一時的な疲労に過ぎず、また徐々に回復していくというのです。
普段、5kmのジョギングを日課にしている人でも、マラソン大会で全力で走りきった直後は、クタクタに疲労してしまう状態と似ているかもしれません。数日したら、また日課のジョギングができる状態に戻るでしょう。
マラソンであれば、「じき回復するさ」と思えるでしょうが、忍耐力が消耗した場合も同じように考えられるでしょうか?例えば英語の勉強を始めて1ヶ月にわたって相当ストイックに自分を追い込んで取り組んだものの、何かのきっかけで、パタリと勉強をやめてしまった。。そんな経験をしたことのある学習者も少なくないでしょう。
後悔や自己嫌悪、不甲斐なさとった感覚に陥ってしまう場合も少なくはないでしょう。
でも、ご安心ください、自己嫌悪に陥る必要など、まったくありません!
これは、一時的にパワーを使ってしまっただけに過ぎません。少し休めば、すぐに回復します。スマホの充電切れのようなものです。チャージして100%に戻りさえすれば、また元通りです。
ただし、気をつけたいのは、全ての習慣をパタリとやめてしまうことだけはしてはいけない、ということです。前述の通り、小さなことの積み重ねにより、忍耐力は増す一方で、習慣をやめると忍耐力も減退してしまいます。スマホの容量は100%で変わることはありませんが、忍耐力の容量は、50%にも150%にもなり得るのです。
『小さいことを重ねることが、とんでもないところへ行くただひとつの道だ。』(イチロー)
2014年も、皆さんにとって素晴らしい一年になりますように!