学習コラムColumn
【 Let’s Rock !!! #3 】 人の心を動かす
- 2013.12.9
move
【自動】 〔物理的な位置が〕移動する、動く
【他動】 〔人の〕心を動かす、感動させる
【例】 I was moved to tears. : 感動して涙が出ました。
近頃、皆さん【感動】による涙、流した覚えありますか?
今の世の中、本・音楽・映画・スポーツ、あらゆるジャンルで感動すること、またはさせられることが多い。
吉田松陰の教えを学ぶ、「覚悟の磨き方」、潔さとその寛容な人間性からくる彼の所論に感動した。
先日のアイスフィギュアスケート、浅田真央の最高の演技、演技後の彼女の小さなガッツポーズと頷きに感動した。
1回の路上ライブにかける思い、駅前のインディーズバンド、「俺の歌を聴け」という切望の声に感動した。
今日見た映画、劇場版ワンピース「Drヒルルクの桜」、喋るトナカイの素直さに感動した。
「感動した!」なんて時の首相みたいなこと言ってますが、
皆さんはこの忙しい毎日の中で、どんな感動をし、自分の心を洗っていますか?
昨日のTOEIC試験。
結果、
解けなかった問題に対して悔しさを覚えたであろうか?
帰り道に「よしっ!」とガッツポーズできたであろうか?
手元に届くスコア、それを見て、悔しくて泣くことができるだろうか?
はたまた、自己最高記録を達成したら、嬉しくて泣くことができるだろうか?
何事も自分にセーブをかけて物事を行っていると、
そこに感動というものは生まれない。
自ら感動する為には、自分のリミッターを解除することが、少なからず必要だ。
自らの努力で感動するのとは違って、私達は多くの感動を日々たくさんの人から頂いている。
それは勇気だったり優しさだったりする。感動とは心が動くことである。
一方で、最近自分が誰かに対してそうしたものを与えたことはあるだろうか。
考えてみてほしい。
世の中の大多数が感動をもらうばかりじゃ、世の中の感動のエッセンスは枯渇してしまう。
お歳暮・年賀状・半沢直樹・etc
「もらったら返す」という当たり前のことをしてみないか?
何も難しいことではない。それはどんなに小さなことでもいい。
例えば、電車で席を譲るとか、次の人のためにテーブルを掃除して席を立つとか。
他人の為に自分の時間を使うということ。
そんな行動に人は感動するのではないでしょうか。
師走
2013年も第4コーナーを回って、直線ラストスパート。
どんなに過密スケジュールになっていたとしても、感動させることを忘れないでほしい。
忙しさに負けると、心が汚くなっていく。そんな人になるのも見るのも、精神衛生上よくない。
であれば、まずは自分から周りの人を感動させてみましょう。きっと何かできることがある。
あなたは明日どんなことをして、他人を感動させますか?
「人を動かすことのできる人は、他人の気持ちになれる人である」 本田宗一郎
佐藤