学習コラムColumn
決戦日を変えるべきではないのは、なぜか。
- 2013.11.24
コーチの白井です。
今年も、気がつけば、もうあと1ヶ月と1週間ですね。早いですよね!2013年が始まる時に目標や1年の抱負を掲げたという方も多いでしょうか。PRESENCEの受講生はもちろん、一般の方でも、TOEICやTOEFLといった英語の試験で目標を掲げている方が多いのではないでしょうか。残り期間、全力でがんばってください!
さて、今日は試験の「決戦日」ということの重要性について、考えてみたいと思います。
PRESENCEのTOEICコースでは「このクラスは○月○日TOEIC公開テストをターゲットとしています」ということを明確に定めてコース運営がなされています。TOEFLコースでは、コース中盤で「あなたの決戦日はいつですか、決めてください」と問われます。PRESENCEでは、その試験日を「決戦日」といいます。
決戦日があらかじめ決まっていた方が、良い結果になりますよ。「○月○日に○点を取るには、どうしたらいいか」と、逆算で物事を考えるからです。全ての学習者には、何よりもまず「決戦日を決めましょう!」と言いたいくらいです。
ところで、決戦日が間近に近づいてくると「延期したいな、、」という気持ちになるものです。読者の中にも、例えば「12月のTOEICを申し込んでいるが、やっぱり本気で受けるのは1月にしようかな、、」と思っている方もいるかもしれません。
そこで、声を大にして申し上げたい。
「決戦日は、先延ばしにせず頑張りましょう!」:)
そもそも、決戦日を延期したい気持ちは、なぜ沸き起こってくるのかというと、それは、自信がないからです。自信がないのは、備えが不十分だからです。もしかしたら、想定外の事が起こり、充分に学習ができなかったかもしれません。仕事でトラブルが発生し体力的に、語学学習どころではなかったかもしれません。精神的にもプレッシャーが大きかったかもしれません。
いつやるのか、「今じゃないでしょ!」という気持ちかもしれません。
それでもあえて、やはり申し上げたい。決戦日を変えずに臨みましょう。
想定外の事柄は、人それぞれでしょう。トラブルも大小さまざま。ご家族が病気して入院した、等、本当に今それどころではない、という場合はもちろんこの限りでありませんが、「仕事が想定外にハードである」レベルのことであれば、ぐっとこらえて目標(到達点×期限)を変えずにいきましょう。
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そもそも、何もトラブルが起こらない日常など、ありえるでしょうか。大小、トラブルが発生してそれを解消しながらも日々が過ぎていくのが、それが、日常というものでしょう。目標までの学習期間が例えば2ヶ月だとしましょう。仕事が想定外にハードになってしまったために決戦日を延期したとしましょう。では、どのような状況なら「自信を持って」「準備万端で」「その決戦日を」迎えられたのでしょうか?
2ヶ月間、平穏に、想定の範囲内の日常であり、かつ、充分な学習が出来た。という場合のみです。
思い返してみましょう。2ヶ月間、平穏に日常が過ぎていくということは、過去に、本当にあったでしょうか?何かしら、思ってもいなかった事があったでしょう。仕事にしてもプライベートにしても。自分の体調などでも。
ということは、「想定外の事があったから、この期間(2ヶ月)では出来ないな。」という思考を選択してしまうということは、「自分は人生のどの2ヶ月を切り取ったとしても、出来ない」ということを自分に宣言してしまうようなものです。本当はみんな知っているのです。これが言い訳に過ぎないことを。自分の弱さを外部環境のせいにしているだけであることを。
限界は自分が作るものです。
決戦日が近づいてきて弱気になりそうな時こそ、グッとこらえて従来通りの決戦日でいきましょう。
強い気持ちで臨んだら、準備不足を補って余りあるパフォーマンスが発揮されたり、するものですよ。
(白井)