学習コラムColumn
反復練習の重要性
- 2014.9.24
先日、錦織圭選手が全米オープンのシングルスで日本人で
初めて決勝に進出の偉業を成し遂げましたね。
テニスを数年ですが経験したことがある私も、とっても興奮しました。
特に、日本人は体格差・パワーで不利であるといわれている中、
それを成し遂げた大きな要因の一つには、錦織選手のコーチである
マイケル・チャン氏が行った「基礎の反復練習」にあるとのことです。
コーチが同じところに球出しをして、同じフォームで打ち返す。
「毎回同じフォームで打ち返すこと」
これが色々な要因がからむ試合の中ではとても難しいんですね。
基礎を徹底的に、反復学習することで自分自身に定着させる。
厳しく徹底的に繰り返し、繰り返し、行う。
そうすることで大舞台、緊張がピークの勝負の一球でも同じことができるように
体に覚えさせる。
この方法は、PRESENCEで行う「基礎の徹底」「反復学習」に通じるところがあると思います。
基礎を徹底的に、反復学習することで自分自身に定着させる。
テストやプレゼンテーションなどの本番、いつも以上に緊張感のある場面で
力を発揮するには、日々の徹底した積み重ねが重要なのだということをお伝えしています。
一定のところまで学習を進め、わかるようになってくると、基礎にもどることが、
億劫に感じてしまうかもしれません。
私自身も部活動をしているときは、毎日同じことをしている基礎練が
一番嫌いだったなぁと思い出します(苦笑)まだまだ甘ちゃんだった証拠ですね。
しかしながら、出来て当たり前の基礎を反復して「徹底的に」叩き込むこと
によって強固な技術力の確立、そしてそれほどの厳しさの中で練習を重ねる
ことで精神面の成長が得られる。
反復練習によって、技術面、メンタル面の両面が鍛えられる。
子供のころから才能あふれた天才プレーヤーでも、この基礎練習の徹底的な
積み重ねが実を結ぶということ、反復練習の重要性をあらためて確信します。
また、今回錦織選手が偉業を成し遂げたことにとても感動しましたが、
あとを追うたくさんの子供たちの夢も、さらに広がったのではないでしょうか。
同じ日本人テニスプレーヤーが、ここまで大舞台で活躍できるんだ!と。
錦織選手の活躍に注目しつつ、一日一日を大切にして学んでいきたいですね。
畠中