学習コラムColumn
「英語力を短期間で伸ばすにはどうしたらいい?」
仕事で英語を使うことや、留学や旅行などで海外に滞在する方もいるかもしれません。留学・進学のために英語力を伸ばす必要がある方もいるでしょう。突然英語力が必要な状況になれば、不安になるものです。
一方で、すぐに英語力が必要という訳ではないが、短期間で効率よく英語力を身につけたいと思っている方も中にはいるでしょう。
そこで本記事では、英語力を短期間で身につけるための4つのポイント、学習する際の目標の立て方、勉強のコツについて解説します。
この記事を読めば、英語力を短期間で伸ばす方法と、短期集中で英語を学習するメリット、さらに、効率の良い学習の仕方が分かるでしょう。
英語力を短期間で身につけるための4つのポイント
英語力を短期間で伸ばすためには、目標とする英語力を習得するまでのプランニングが重要です。
目標達成に必要な具体的なプロセスを設定し、実践することで、効率的な学習が可能になります。
英語力を短期間で身につけるためのポイントは次の4つです。
- 現時点での自分の実力を把握する
- 目標を設定する
- 具体的な学習スケジュールを立てる
- 英会話スクールやコーチングを検討する
各ポイントについて解説します。
現時点での自分の実力を把握する
短期間で英語を身につけるためには、まず、自分の現在の英語力がどれくらいかを把握することが必要です。
短期間で英語力を上げられる方の特徴として、自分の現在の実力を正確に把握できていることが挙げられます。
TOEIC®や英検を受験すると、自分の実力を数値化して客観的に判断できます。
また、自分の実力、取り組むべき課題について知るために、英語コーチングスクールの無料カウンセリングを受けることも有効です。
自分の実力を知ることで「単語力を増やさないといけない」「英語で話す機会を増やす必要がある」などの課題が見えるようになります。
現時点での自分の実力を知ることで、自分が今後どのような学習をするべきかが分かり、効率的な学習を行うことができるようになるでしょう。
目標を設定する
英語力を短期間で伸ばすためには「どれくらいの期間で、どんな学習をするのか」についての明確な目標を設定することが重要です。
3カ月以内などの具体的な期間を決めた上で、期間内に達成したい目標を決めましょう。
目標の例としては下記があります。
- 就活・転職のためにTOEIC®の点数を200点上げる
- 英語で商談ができるようになるためにビジネス英会話を習得する
- 海外出張ができるくらいの英語力を身につける
短期での英語力アップを目指す以上、学習期間は長くても半年以内で設定し、可能であれば1日2時間の勉強時間を確保するようにしましょう。
決めた学習期間に対してコミットすることで、モチベーションを高めることができます。
具体的な目標設定の仕方は後の項で詳しく解説します。
具体的な学習スケジュールを立てる
目標達成に必要な学習内容を確認したら、1週間の中で曜日ごとの学習内容と学習時間を決めましょう。
短期間で英語力を上げるためには、1日の空き時間の多くを英語の学習に使う気持ちで取り組むことが重要です。
1週間の間で、何を、どの時間に勉強するかのスケジュールを手帳やエクセル表などで作成・管理します。1週間の自分の生活リズムの中に英語学習の時間を最大限取り入れましょう。
早起きができる方は、起床時間を早めて学習時間を確保してもよいでしょう。
また、1日の終わりに「今日の学習の振り返り」と「明日の学習スケジュールの設定」をする時間を、最低15分は取るようにしましょう。
日々の振り返りと、学習スケジュールの設定を毎日行うことで、学習のペースがつかめ、より効率的に英語を習得できるようになります。
英会話スクールやコーチングを検討する
短期集中で英語力を伸ばしたい場合は、英会話スクールや英語コーチングの利用を検討してもよいでしょう。
目的を達成するためには継続的な努力が必要です。しかし、短期間で結果を出したい場合は、継続的な努力に加えて、モチベーションを維持して効率的に学習することが必要になります。
英語コーチングスクールでは、専任のコーチが受講者に最適な学習プランと学習スケジュールを立ててくれるだけでなく、モチベーション維持のサポートまで行ってくれます。
例えば、英語コーチングスクールの「プレゼンス」では受講者のレベルとライフスタイルに合わせて、最短2カ月で英語力を上げられるカリキュラムを提供しています。
自分に最適な学習プランを知りたい方は、まずは「プレゼンス」の無料カウンセリングにご参加ください。
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【ゴール別】英語の短期学習での目標の立て方
前述の通り、短期間での成果を求める場合は明確な目標を設定することが重要になります。
ただし、目標が「TOEIC®のスコアアップ」なのか「英会話のスキルアップ」なのかで学習方法は変わります。
どちらを目指すにしても、目標達成までのプロセスを設定する前の段階で、現在の自分の実力を把握することが必要です。
TOEIC®のスコアアップを目指す場合と、英会話のスキルアップを目指す場合での目標設定の仕方について、それぞれ解説します。
TOEIC®のスコアアップを目指す場合
目標とすべきTOEIC®の点数を設定するためには、まずTOEIC®の問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。
次に、自分の実力、目標、目標達成までにかかる期間から総合的に判断して、現実的な目標スコアを設定します。
一般的に、TOEIC®の点数を100点アップさせるために必要な勉強時間は200〜300時間といわれています。
短期間でのスコアアップを目指す場合は、今の自分のスコアから100〜150点上げることを目標にするとよいでしょう。
TOEIC®は目標とする点数によって、取り組むべき学習内容と、必要な学習時間が異なります。下記の記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
関連記事:プレゼンス「学習コラム|TOEICの点数を上げるために必要な勉強時間の目安と勉強方法」
英会話のスキルアップを目指す場合
英会話のスキルは、必ずしも点数として数値化しきれるわけではありません。
スキルアップのためには、最終的な目標と、最終的な目標達成に至るまでの実現可能な最短目標を細かく設定する必要があります。
目標を立てる際には、細かな中間目標まで設定するようにしましょう。
現在の英語力を下記のように仮定し、目標を「海外出張の際に、簡単な日常会話ができたり、準備してプレゼンテーションができるようになる」と定めます。
- TOEIC®650点
- シンプルな業務連絡はできる
- 英語での会議、商談、プレゼンテーションの場にふさわしい英語表現ができない
期間 | 目標 |
---|---|
1〜2カ月目 | ビジネス英語力向上のためにTOEIC®の勉強に取り組む。3カ月以内に800点までスコアアップする |
3〜4カ月目 | ビジネス英会話用の教材を使って英単語・英語表現を覚える。覚えた単語と表現の音読練習を繰り返し行って身につける |
5〜6カ月目 | 時間のある週末にビジネス英会話に特化したオンライン英会話のレッスンを受ける。学んだビジネス英語を実際に仕事の場で使えるようになる |
一つずつの目標をクリアしていくことで、最終目標に到達するまでのモチベーチョンを保ち、実現の可能性を上げることができます。
短期間で英語を習得する勉強のコツ
長期間で英語学習を行おうとすると、自分の上達を実感することが難しく、挫折してしまう場合があります。そのため短期間で結果を出せるのが理想的でしょう。
この項目では、短期間で英語を習得するための学習のコツを4つ解説します。
- ディクテーションを行う
- 音読を繰り返す
- 英語学習アプリを活用する
- 自分のレベルに合わせた英語教材を選んで学習する
それぞれ詳細に見ていきましょう。
ディクテーションを行う
ディクテーションとは、英語の音声を聞き取ってノートに書き起こす学習法のことです。
集中して英語の音声を聞き、聞き取れた音と、聞き取れない音に気がつくことで、リスニング力を上げることができます。
また、音声の台本にある知らない単語を覚えることで、単語力を向上させることもできます。
ディクテーションした文章を、音声の発音を真似て音読するとさらに効果的です。
ディクテーションを行うことで、英語の音声の細かい発音まで聞き取れるようになれるでしょう。
音読を繰り返す
音読は、英語のリーディング力、単語力、理解力、速読力、リスニング力、スピーキング力の全てを鍛えることができる学習法です。
音読をする際には、次の手順で行います。
1. まず英文の内容を理解し、知らない単語があれば調べる
2. 英文スクリプトを音読する前に、何度かネイティブの音声を聞く
3. 英文を意味のまとまりで区切って音読する「スラッシュリーディング」を行う
例: I had dinner / with my friends / at my house / yesterday.
(私は夕食を食べた / 友達と / 自分の家で / 昨日)
4.センテンスごとにネイティブの音声を区切り、発音を真似ながら繰り返し音読する「リピーティング」を行う
5.音声の発音とスピードを真似ながら、音声と一緒に英文スクリプトを音読する「オーバーラッピング」を行う
6. 音声の後を追って音読する「シャドーイング」を行う
音読を繰り返すことで、確実に英語力を上げることができます。
英語学習アプリを活用する
短期間で英語を身につけるためには、スキマ時間での学習に使える携帯電話・スマートフォン用の英語学習アプリを使うことも有効です。
おすすめの英語学習アプリには下記のようなものがあります。
アプリ | 内容 |
---|---|
TEDICT | 世界中の著名人のスピーチが集まるTEDを教材にして、発音・ディクテーション・単語を学べるアプリ |
Quizlet | 自分で単語帳を作れるなど自由度の高い単語学習ができるアプリ |
mikan | 高校受験やTOEICなど、目的に合わせて55,000語以上の英単語学習ができるアプリ |
Abceed | TOEIC®/英検®試験対策を隙間時間で学習できるAI英語学習アプリ |
AI英会話スピークバディ | AIと英会話の練習ができるスピーキング特化型のアプリ |
英語学習アプリには、英単語や英文法学習、スピーキングなど、様々な目的に合わせたものがあります。
時間と場所を選ばずに使えるので、まとまった学習時間の確保や継続的な学習が難しい方でも取り入れやすい勉強法です。
英語学習アプリの中には、苦手分野を反復学習できる機能が付いたものもあるので、効率的に英語力を向上させられるでしょう。
自分のレベルに合わせた英語教材を選んで勉強する
短期間で効率的な学習を行うためには、自分のレベルに合った教材を使って学習することが大切です。
現在の自分のレベルより上の教材を選んでしまうと、挫折する可能性があります。
今の自分の実力を上げるための体系的な学習ができる教材を選ぶようにしましょう。
英語の実力を短期間で上げるために4つのポイントとコツを意識しよう
短期間で英語力を上げるための4つのポイントとコツをご紹介しました。
英語は必要なポイントやコツをおさえて勉強すれば、短期間の学習でもしっかり結果はついてきます。
短期間での英語学習で結果を出すためには、様々な勉強方法も必要ですが、英語学習へのモチベーションを維持することも大切です。
モチベーションを維持するためにも現時点での自分の実力をしっかり確認し、目指すゴール別の明確な目標を立てて、効率的に勉強をしていきましょう。
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独学で短期間の英語力アップを実現させるのは難しいと思う方もおられるでしょう。
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