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盛田スピーチの魅力とは【プレゼンス Newsletter vol.004】より

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2014/7/28 配信
「盛田スピーチの魅力とは」【プレゼンス Newsletter vol.004】より

ー ソニー創業者 盛田昭夫氏の英語スピーチ ー

盛田昭夫氏
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%9B%E7%94%B0%E6%98%AD%E5%A4%AB

盛田昭夫氏は、30代半ばまでほとんど英語を喋れなかったそうです。
ですが最終的に氏は、英語を話す「国際派財界人」と評されるまでになりました。
1998年、亡くなる一年前には米国【TIME】詩が選ぶ「20世紀の20人」に
日本人として唯一選ばれています。

では「彼ほど海外でスピーチをした日本の経営者はいなかっただろう」と当時言われた
盛田氏の英語力・スピーチ力とは、一体どのようなものだったのでしょうか?
もしご覧になれる環境の方は下記に動画をご紹介します、是非ご覧ください。

いかがでしょうか?
盛田氏よりも上手な英語を話す人は、当時(1980年代~90年代)でも
沢山いたでしょうし、現在のソニー社長でいらっしゃる平井氏は
ネイティブ並の流暢な英語を操ります。

しかし、当時盛田氏は海外で最も影響力のある日本人のひとりとして数えられました。
海外メディアから日本人として唯一意見を求められることが多いなど、
その存在感が抜群だったそうです。

スティーブ・ジョブズにも影響を与えたという盛田氏のスピーチ。
その特徴・魅力はどこにあるのか?

今回は『ソニー創業者 盛田昭夫が英語で世界に伝えたこと』という
書籍の内容から、ここにご紹介します。

http://amzn.to/1rKaK5a

ー盛田スピーチ 5つの魅力ー
(『ソニー創業者 盛田昭夫が英語で世界に伝えたこと』より)

その1:産業人としての洞察力に裏打ちされた一貫性のあるスピーチ

1990年代と言えば、日米貿易摩擦が激しさを増していた時代。
そんな中、盛田氏のスピーチは「フェア」かつ「こびのない」ものだったそうです。
米国にも日本にもモノ申す姿勢での発信を貫き、
結果として各国・各産業が盛田氏の話に耳を傾けました。

その2:一番大事にしていたのは「冒頭のつかみ」

当時の日本人にありがちなスピーチスタイル(冒頭の弁解が長い)の
真逆を行くスピーチを心がけ、冒頭のつかみにこだわったのが盛田スタイル。
「どんな人が来て」「何を聞きたがっているのか」を踏まえた上で、
常につかみの部分を準備していたそうです。

その3:スピーチは「生もの」という感覚

盛田氏は、その場の聴衆やスピーチ直前の出来事に応じ、
準備した原稿とは全く異なるスピーチにしてしまうこともあったそうです。
臨機応変なアドリブによる臨場感が、聞く人を惹き付けたということでしょう。

その4:どんなに忙しくてもスピーチに割く時間を確保

著名で多忙な立場にも関わらず、スピーチの為には時間を確保し、
スピーチライターに任せきりにすることなく自ら原稿を考え、
他の仕事をシャットアウトして、スピーチ練習のための時間を取っていたそうです。

その5:「どういえば伝わるか?」を常に探求

「自分の話が伝わるか否かは、自分に責任がある」という考え方のもと、
日本人特有の曖昧さを排除した、シンプル且つ明確な英語表現を心がけて
いたそうです。

ー「つかみ」に対するこだわりー

上記のような盛田氏のスピーチに見られる特徴で
特に今回ご紹介したいのが、「つかみ」に対するこだわりです。

盛田氏のあるスピーチライターは
「スピーチ原稿を書くうえでは、このつかみが1番難しかったのですが、
それを切り抜けると、半分終わったような感覚でしたね」
と語っています。
また、盛田氏は「イギリス人ならイギリス人の心をつかむ内容、
アメリカ人ならアメリカ人とつながりのあるような内容」を
スピーチに盛り込んでいたそうです。

この、いち早い聴衆とのリレーション作りが、
盛田氏の話の【本題部分】への信頼感を高めていた事は、想像に難くありません。

また別のスピーチライターは、
「盛田会長にとっては、冒頭のつかみは、大事な「握手」の代わりだったのかもしれません」
と語っています。

ー目指すべきスピーチへのヒントー

1980年代~90年代に名スピーカーとして活躍した盛田氏から、我々が学べる事。

盛田氏の中には、
スピーチやプレゼンは、大事な「コミュニケーションである」という考えと
聞き手への想いが、一貫して存在していたようです。

氏は常に「誰に、どんな想いを届けたいのか?」を考え抜き、
日々スピーチを通した「握手」をし続けてきたのでしょう。

スピーチやプレゼンをする際、
皆さんはどんなカタチで聴衆との「握手」をしていますか?



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