学習コラムColumn
強いコトバをつくる5つの技術【プレゼンス Newsletter vol.002】より
- 2014.6.8
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2014/6/7 配信
「強いコトバをつくる5つの技術」【プレゼンス Newsletter vol.002】より
先日プレゼンスにて、ベストセラーであるビジネス書「伝え方が9割」の著者
佐々木圭一氏をお招きした社内研修を実施しました!
「伝え方が9割」http://www.amazon.co.jp/dp/4478017212
実は佐々木氏は、キャリアデザインスクール我究館、そしてプレゼンス両校の
卒業生でいらっしゃいます。
その氏により「強いコトバをつくる技術」という研修を実施していただきました。
下記は、その内容の一部と、そこからの学びを記事にしたものです。
―強いコトバをつくる5つの技術―
セミナー内容は、佐々木氏の解く「強いコトバをつくる5つの技術」に基づき
プレゼンスの面々も実際にコトバを作ってみるという、とても実践的なものでした。
日頃担当しているクラスでのやりとりを想定し、色々なコトバを紡ぎ出す時間。
その、「強いコトバをつくる5つの技術」というのものは、下記になります。
1)サプライズ法 ――――――超カンタンだけれど、プロも使っている技術
2)ギャップ法 ―――――――オバマ氏、村上春樹氏も使う心を動かす技術
3)赤裸々法 ―――――――あなたのコトバを、プロが書いたように変える技術
4)リピート法 ―――――――相手の記憶にすりこみ、感情をのせる技術
5)クライマックス法 ―――――寝ている人も目をさます、強烈なメッセージ技術
一体、どんな方法なのでしょう…?詳細は氏の本に委ねさせていただくとし、
代わってここでは、プレゼンスコーチ陣が実際に作ったコトバの一例をご紹介します。
下記を通じて、佐々木氏のコトバつくりの方法をご体感いただけます(はず?)!
―コーチ陣、コトバ作りにトライ!!―
・「見ているだけで分かるはずがない、やってみて肌で感じよう!」(高松@大阪校セクレタリ)
→「見ている」「やってみて」が、ギャップ法。
「肌で感じよう!」の部分は、赤裸々法?
・「止まって干物になるか?動いてサメになるか?」(高木コーチ@大阪校)
→「干物」と「サメ」が、ギャップ法に当てはまり、行動を促すメッセージになっています。
実際に、干物とサメを思い浮かべると・・・うなずけます(笑)!
・「分析、分析、分析。」(森本@東京校セクレタリ)
→「分析」の繰り返しで思考の深化を促す、シンプルで力強いリピート法。
・「今すぐ会って伝えたいくらい、嬉しいです(メールver.)」(ロングコーチ@東京校)
→ 佐々木氏から大絶賛をいただいたフレーズです。
「今すぐ会って伝えたい」に、赤裸々法が使われています。
・「一回だけ言うね・・・スピコン、、今年はヤバイよ!」(高橋コーチ@東京校)
→「一回だけ言うね」の部分が、クライマックス法です。温度感高いフレーズ!
(その他のコーチが作成したコトバは、プレゼンスblogに後日掲載します)
https://www.presence.jp/blog/
コトバって、技術とメソッドでこんなにも生み出せる、変えられる!
と、気付かされる時間となりました。
―伝えることって、そもそもムズカシイ!―
さてここからは、研修から感じた1つの考察をシェアさせていただきます。
コミュニケーションの行き違いって、おそらく誰しも感じた事がありますよね?
言ったはずなのに、理解に相違がある。聞き返されてしまう。
伝わっているかの手応えがない。ウヤムヤに収束させてしまう、など。
(これが英語や母国語以外になると、時に顕著になるのでは?)
著名な方の熱弁に耳を傾けていても、「お腹すいたなぁ…」
なんて考える事、ありますよね(笑)。
―ノイズ:対人コミュニケーションを妨害するもの―
コミュニケーションにおいては、どうしても「ノイズ」と呼ばれる存在が
話し手と受け手の間に横たわってしまいます。
このノイズとは、例えば、話し手の見た目・話し方が気になり話に集中できない
事もあるでしょう。話し手と受け手の主観・偏見・先入観が異なっていたり、
言葉の解釈に違いが生じる事もあります。
こういった様々なノイズを乗り越えて相手にコトバを届ける為には、
「アツい想い」だけでは、残念ながら足りません。
例えば、我々コーチのコトバでさえ、時に受講生の方が「寛大な受け手」となり
いわば、キャッチャーミットを特大サイズにはめ変えて受け止めてくれている…
そんな(コーチからすると恐縮してしまう><)やり取りだってあるはずです。
だからこそ「伝え方」を学び、伝える力をUPさせることが欠かせません。
―磨き続ける―
コーチの立場で言えば、
「プレゼンスのメソッドを受講生の方に的確に届け、後押しし、成果に繋げていただく」
という役割を果たす為、そこに必要な「伝え方」を、今後も日々日々磨き続けていきます。
皆様も、日頃のコミュニケーションを振り返り、
「自社の技術や提案を伝えるのに足りうる、コトバの発信をしているか?」
「家族とのやりとりで、相手にコトバが届いているか?」
さらには、英語・中国語といったコミュニケーションの際、
「ノンネイティブという条件に甘んじて、コトバの届け方を諦めていないか?」
是非振り返る機会を持っていただければ、幸いです!
(ちなみに、プレゼンス英会話コースで扱う「接続表現」。まさに強いコトバなんですよ!)