受講生インタビュー

 

第13回 佐藤 豪竜さん

PRESENCE受講期間も含め、約4ヶ月でTOEFLテストのスコアを26点も伸ばされ、見事ハーバード公衆衛生大学院への切符を手に入れた佐藤さん。お仕事で多忙な中どのように勉強をしたのか、そして留学への想いと今後のビジョンを伺いました。

佐藤 豪竜さん Koryu Sato

厚生労働省で勤務し、現在は医療保険の改革を担当。2016年8月からハーバード公衆衛生大学院へ留学。

【受講コース】

TOEFL90点コース

(肩書き・役職等はインタビュー当時のものです)

基礎からやり直さないといけないと思った

――

今日はよろしくお願いします。まず佐藤さんの現在のお仕事をお聞かせください。

佐藤:

はい、東京大学の経済学部を卒業した後に厚生労働省に入って今8年目、医療保険の改革をやっています。そこで、人事院の制度で留学に行かせてもらえることが決まったのですが、全然英語を使っていなかったので完全に忘れてしまっている状態だったんです。どうにか基礎からやり直さないといけないなと思って、2015年1月からプレゼンスに通いました。

――

当時、TOEFL79点から始められたということで、ベースとしては高いところからだったんですね。点数の伸びの軌跡をお伺いできますか?

佐藤:

まず79点というのは大学時代に取りまして、受験勉強の力とかで取った、一応ベストスコアだったんです。ただ人事院の制度で行くには足きりの点数があって、81点最低取らないといけないんですね。それでプレゼンスを受け始めて、2015年2月14日に久々に受けたもののまだ77点。若干底上げはされたもののまだスピーキングとかライティングとか、「もっとできるのに」という想いがありました。1ヶ月詰めて勉強したら3月末くらいに98点が出て、そこから3ヶ月ちょっと仕事が落ち着いたタイミングがあったので一気に勉強して6月27日に103点でした。

――

すごーい!

佐藤:

それが最終的な出願のスコアです。

職業人生で一番忙しい時期での受講

――

ご受講時、あるいは3ヶ月暇な時期があったとはいえお仕事をしながらTOEFLコースに通われる省庁にお勤めの方って、基本お忙しいイメージがあるのですが当時はどのような生活をされていたんですか?

佐藤:

プレゼンスに通っていた2ヶ月間は職業人生7年間の中で、間違いなく一番忙しい2ヶ月間だったんです。1月2月ってちょうど法律を書く作業をやっていまして。役所で一番大変な仕事が何かっていうと法律を書く仕事なんですね。業界用語なんですけど、「たこ部屋」っていう・・・

――

たこ部屋!笑

佐藤:

法律を書く作業部隊のいる部屋のことをたこ部屋って呼んでいて・・・一日中ひたすら法律の条文を書くっていう作業を8人くらいでやっていて、当時、そのチームの1人だったんです。たこ部屋の中に簡易ベッドが一台置いてあって、そこで寝泊りしてたんですよ。当然土日もひたすら条文を書いていました。

――

厚労省の中にそんな部屋があるんですか?

佐藤:

まぁ部屋というか執務室の一角をパーテーションで区切ってですね。そこで8人くらい缶詰になって、土日も休みなく泊りがけでやっていました。プレゼンスのときだけは、「ごめんなさい。ちょっと塾行かなきゃいけないんで」って周りに言って無理やり出てきていました。

――

同僚の皆さまは了解を?

佐藤:

はい、理解がありました。

――

ここへ通う以外の時間で、リスニング教材を聞いたり単語を覚えたり、ライティングやスピーキングのトレーニングなどがあったと思うんですけどどんな風に勉強の時間を取っていたんですか?

佐藤:

通勤時間が往復で1時間毎日ありますのでリスニング教材をずっと聞いていました。そこが一番重要な時間でしたね。あとは隙間時間をどうやって見つけていくかということなんですけど職場に泊まっているときは、簡易ベッドに寝ながら単語を覚えていました。

一番苦労をしたあとのブレークスルー

――

特にご苦労されたセクションというのはありましたか?

佐藤:

リスニングですね。TOEFLのリスニングって1問間違えると1点落ちるじゃないですか。だから100点を超えていくには、リスニングを25点以上取らないといけない、かつ毎日聞いていかないと伸びない分野だと思うので、一番力を入れたし苦労したところかなと思います。

――

「伸びがきた!」みたいな瞬間というのは分かりましたか?

佐藤:

ブレイクスルーの瞬間がありましたね。103点とったときは、29点だったんで多分1問ミスで済んでるんですよね。それからも20点台後半はキープできるようになったんです。ただ、実は終わった後の手ごたえとスコアって反比例していて全然聞けなかったなって時のほうが不思議とスコアが良かったですね。それは多分、選択肢の方が簡単だったり、あるいはちょっと難しいときって点数調整されているので上がっているのかなと。

――

リーディングはすごくお出来になるんじゃないですか?

佐藤:

いや、リーディングの得意な方ってすごく多いんですけど僕は結構ぶれがあって25点以下取っちゃったこともありました。そんなに得意じゃなかったんです。

――

スピーキングは何点くらいで着地されたんですか?

佐藤:

スピーキングは19点。ハーバードの足切り水準である100点を超えたのでそのまま出願してしまいましたが、もうちょっと頑張れたかなーとは思います。

日本の国際社会におけるプレゼンスを高めたい

――

話は変わりますが、公衆衛生の大学院って医療系のお医者さんのイメージがあるのですが、法律を書くお仕事をされていて、どういう風にエッセイが評価されたのかをお伺いできますか?

佐藤:

おっしゃるとおり、今年日本からハーバードの公衆衛生に行くのって私以外はお医者さんとか理系の方ばっかりなんですけど、ちょうど今年から理系じゃない人を対象にしたコースができたんです。それを見た瞬間に「あ、これだな」と思って出願しました。なのでエッセイは、”厚生労働省で医療関係の仕事をやって、医療費の適正化とかをやっているんだけれどもまだ疫学的な知識が足りません。新たにできたコースに通えば、きっとさらに厚生労働省で、あるいは世界に貢献できるでしょう”という構成で書いてみました。

――

他にはどういったところに出願されたのでしょうか?

佐藤:

コロンビアと、シラキュース、ジョンズホプキンズに受かりました。
ハーバード以外は公共政策大学院に出願して、あとは落ちたんですけれどUCバークレー、UCLA、スタンフォード。だから西海岸の大学にはちょっとご縁がなくて(笑)強制的に東海岸になってしまいました。

――

一番行きたかったのは?

佐藤:

やっぱりハーバードですね。

――

公衆衛生の大学院に進まれて、佐藤さんが描いているご自身のキャリアをお伺いできますか?

佐藤:

まず1つは、アメリカって、かなり生活習慣病が多いじゃないですか。そこでどうやって医療費を適正化しているのかというのを学んで日本に持ち帰りたいと思っています。今医療費40兆円超えているんですけども、2025年にかけてさらに高齢化が進んでいくということに、1人の国民としても危機感を抱いていて。あとは逆に日本が何故長寿かということを、経済学的な分析を取り入れながら研究しようとしていてそれを世界で共有することによって、より日本の国際社会におけるプレゼンスを高めたいなと考えています。

ルールを変える一番の手段だと考えた

――

東大から厚労省を選ばれたのはご自身の中で軸がお有なんですか?

佐藤:

元々はですね、私の父が1歳のときに過労死で亡くなったのですが、厚労省が労災認定しなかったんですよ。18年くらい裁判をやった結果、労災認定されたんですけど。「なんでこれが認められないんだ」とか、「ルールがおかしい」って思ってじゃあそのルールをどうやって変えようかって考えたときに、自分が厚労省に入るのが一番手っ取り早いんじゃないかということで厚労省に入りました。これがもともとのきっかけです。当然その話もエッセイに書きました。

――

今厚労省でお仕事できていることについては、どう感じてらっしゃるんですか?

佐藤:

今の担当は医療関係であって労働担当ではないのですが、ルールメーカーとして働けることは、すごい楽しいしやりがいを感じながらやっていますね。

基礎ができていたから一気に爆発できた

――

たこ部屋の話を聞くと、佐藤さんの体調が心配です。

佐藤:

ずっと忙しいわけではないんです。
プレゼンスを受講していた1~2月は物理的に時間が作れなくて、本当はこれもやるべきなのに、全然できてないっていう悔しさがずっとあったんです。3月に、法案を国会に提出して余裕ができたので、今まで勉強できなかった分がここでできると思ってですね。そのときは150時間以上は勉強しました。それで一気に98点取れて。

――

150時間勉強するって、1日5時間?

佐藤:

そうですね。休みの日が8~10時間ですね。平日はちゃんと職場に行ってましたよ。

――

すばらしいですね。

佐藤:

それはプレゼンスがあったからこそ、なんです。プレゼンスに通っているときにやるべきことをできなかった自分がいて、それでもリスニングを毎日2時間聞く習慣や基礎はもう出来てたんで一気に爆発できたという感じですね。

――

改めて佐藤さんにとってプレゼンスの価値っていうのは基礎というところですか?

佐藤:

パソコンでたとえると、プレゼンスで強調される英語脳ってOSとかハードディスクだと思うんですよね。そこがないと、いくら良いソフトとかインストールしても点数には結びつかないし処理しきれない。受講後にいろんな過去問を解いたり、いろんなソフトをインストールしたことによって一気に点数が上がった。コーチが最初に「英語脳が出来上がるまで、最初は点数には結びつかないですよ」って明確におっしゃったんですよ。普通の塾だと、「必ず100点もっていきます」とか点数で入ると思うんですけど。だから、逆にこのスクールは安心だなと思ったんです。受講開始1ヶ月後のスコアが77点でも、そう聞いていたのでそんなもんかなと全然焦らなかったです。

心象風景の街で勉強できることが楽しみ

――

9月からのボストンライフに期待することは何ですか?

佐藤:

今後自分がどういう人生を歩んでいくのか?ということと、知識の整理をしたいなと思っています。あとは、大学生のときに1回ハーバード、ボストンに遊びに行ったんですが、ボストンってすごい良い街だな、静かで勉強しやすそうな街だなと思ったのがハーバードに行きたいと思ったきっかけだし、心象風景にもなっているんです。あの街で勉強できるんだっていうことをすごく楽しみにしています。

――

最後に、もしプレゼンスをお勧めするとしたら佐藤さんなりにこういうスクールだよというのを教えていただけますか?

佐藤:

そうですね。
英語の勉強って自分でやるしかないんですよね。僕はTOEFLを勉強していて感じました。だから、その勉強の仕方をちゃんと正しく教えてくれる。100点を超えるっていうのはすごく大変なんですけど、「努力すれば、最短距離でそこに行ける道筋」を教えてくれるスクールかなと思います。

――

今日はありがとうございました!