受講生インタビュー

 

第15回 金沢 侑加さん

PRESENCE受講期間も含めて4ケ月で90点から105点へと点数を伸ばし、見事コロンビア大学進学の切符を手にした金沢さん。スコアアップのプロセスや勉強の取り組み方をはじめ、コロンビア大学での過ごし方や今後のビジョンを伺いました。

金沢 侑加さん Yuka Kanazawa

厚生労働省に入省。大臣官房総務課に勤務し、2017年からコロンビア大学公共政策大学院へ留学。

【受講コース】

TOEFL105点コース

(肩書き・役職等はインタビュー当時のものです)

苦手なスピーキングに向き合って100点超え

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はじめに金沢さんの簡単な略歴を教えてください。

金沢:

私は東京生まれ東京育ちで、2009年に早稲田大学法学部を卒業して、厚生労働省へ入省しました。厚生労働省では、通常2年サイクルで部署を回るのですが私は異動サイクルが多く、年金医療、子育て、薬事行政、また官房総務課という厚生労働省が提出する法案のとりまとめをする部署での勤務を経て、留学しました。プレゼンスに通っていたのは2015年5月~6月です。TOEFLスコア100点を超えられなくて、何とかしたいと思って通うことにしました。

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どのようにプレゼンスを知ったのでしょうか?

金沢:

厚生労働省は毎年留学生を出しているのですが、先輩からプレゼンスの名前だけは聞いていました。元々自分の力だけでTOEFL対策をするつもりだったのですが、最後の最後でらちが明かなくなり通い始めました。

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2014年3月最初80点からスタートして、2015年の3月には90、そして同年7月最終的に105点まで取られたわけですがどのように伸びていったのでしょうか?

金沢:

完全にプレゼンスのおかげなんです。結局最後は、ずっと苦手で何も対策しなかったスピーキングと向き合わせてくれました。ちゃんと練習すれば点数が取れるということが分かって、受講中の2ヶ月はスピーキングを中心にかなり対策をして最後105点までいけました。最終的にスピーキングは23点、ライティングは28点まで伸びました。ライティングについては奇跡が起きまして。練習していた題材が出てきたんです。スピーキングは最初は15点とかだったので、まさか23点も取れるようになるとは、、、今でもびっくりしています。

「週25時間以上の勉強が必要」と言われ背水の陣の思いで集中した

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勉強とお仕事との両立という面で、どのように工夫されていたのでしょうか?

金沢:

プレゼンスに通うまでは土日しか勉強していなかったのですが、通うようになって「最低でも週25時間勉強するように」と言われました。それだと平日も勉強しなければいけない。ちょうど仕事もそこまで忙しくない時期だったので、7時半に会社に行き始業時間まで会議室で2時間勉強をしていました。

 

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(アメリカ在住のためスカイプでインタビューを行いました)

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7時半から勉強!大変でしたよね。

金沢:

仕事終わってからだと疲れて勉強できなかったので、朝型にしました。あとは通勤時間と昼休みを合わせて1時間くらい。平日は毎日3時間くらい勉強していました。週末は7~8時間勉強していたので週30時間くらいでしょうか。「最低25時間」と言われなければやらなかったと思います。平日にまで勉強しなきゃいけないとは思っていなくて。

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まさか電車の時間まで使うとは思わないですよね。

金沢:

電車の中くらいゆっくりしていいのかと思ってたんですけど、電車では単語を覚えるものだと言われ・・・笑

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勉強しながら、オフの時間は持ってたんですか?

金沢:

友達と食事をしたり買い物に行ったりしてましたがプレゼンスに通っていた5~6月はあまり遊びに行ったりはしませんでした。背水の陣だったので、集中してやろうと思って。

中学生のころから憧れていた海外留学

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ちなみに留学するということに関しては、いつ頃からそういったビジョンが?

金沢:

留学自体は中高生の頃から憧れていたのですが、大学生になってもずっとチャレンジせず。公務員になろうと思ったときに、留学派遣制度があることを知ったので社会人になってからチャレンジしようと思っていました。英語をちゃんとしゃべれるようになりたかったので、アメリカかイギリスで考えていたのですが、世界のスーパーパワーの実情を知りたいと思ってアメリカを選びました。

――

アメリカから見る世界と日本から見る世界って全然違いますよね。コロンビア大学という具体的な大学を目標とされていたのでしょうか?

金沢:

もともと東海岸のインターナショナルな大学を考えていました。周りの話を聞いてみると、集まる学生や講義の内容が、東海岸の方が国際的なイメージがあったんです。世界の話を勉強したかったので東海岸にしました。ニューヨークは本当に、理想的な場所です。

――

留学を目標としていたということですが、英語はお好きだったんですか?

金沢:

元々勉強自体が好きでした。文法を理解すれば点数を取れる科目だったので、努力が結びつきやすいので楽しかったですね。日本の英語教育が最近は批判されていますが、私は日本の中高で学んだことに感謝しています。

経済学の勉強が面白い!

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コロンビア大学の公共政策大学院で経済開発を学ばれていますが、具体的にどのようなことを勉強されているのか教えてください。

金沢:

専攻とは関係ないのですが、現在は必修でマクロ経済学を勉強しています。グローバリゼーションの影響を受けて労働市場がどうなっているかとか、不況に対して金融政策・財政政策で何をしてきたのかを学んでいるのですが、とても面白いですね。実際のデータに理論が当てはまる瞬間に驚きがあります。そんなことも知らずに生きてきたんだなと反省(笑)

――

きっと難しい理論を勉強されているのでしょうね。

金沢:

必修なのですごく基本なんです。経済学を今まで勉強したことがなかったので・・・。実を言うと公務員試験の科目なのですが、勉強していても理解はできていなかったんです。今改めて勉強をして、こんなに面白い学問だったんだ!と発見です。教授たちがタイムリーな新聞記事を紹介した上で「これはこの理論で説明できるんだ」という教え方をしてくれるので、理論を学ぶ必要性も分かりとても勉強になっています。

――

ちなみに最近学んだ理論を少しご紹介していただけますか?

金沢:

急に!(笑)最近のだと、うーんと、そうですね。中国のforeign reserveが2015年頃になぜ減少したのかについてですね。

――

聞いておいてなんですが、理解するのが難しそうですね(苦笑)。

金沢:

たとえば、政府が財政政策を打ったときに、GDPの成長につながるケースとつながらないケースを勉強しています。日本語ではどう言うんだろう?クラウディングアウト(crowding out)と習いました。ざっくり言うと、経済状態が完全雇用の状態にあると成長に反映できないという理論で、経済を刺激しようと思って財政支出をしたのに利子を引き上げてしまい、逆に冷え込ませてしまったために経済がダウンしてしまうというような。政府が良いことをしたと思ったことがうまく経済に反映されないという環境があるということを知りました。よく知った方が聞けば当たり前のことだろと言われそうですが・・・。

――

急に振ってしまったのにありがとうございました。詳しい内容はまた別の機会にぜひ聞かせてください!

日本人の働き方を変えたい

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コロンビア大学を卒業されたあとのビジョンを少しお聞かせいただけますか?

金沢:

卒業後は厚生労働省に戻ります。戻る部署は分からないのですが、働き方を変えるような部署に行きたいなと思っています。日本はまだ長時間労働が問題になっていて、労働時間の上限規制の改革案が出されていると思うんですけど、これからもっと働き方を柔軟にしたり、子育てや介護で時間的制約がある人もやりがいがある仕事を続けられるような、そういうお手伝いができる部署に行けたらなと。アメリカもそこまで進んでいるわけではないのですが、プライベートの時間をエンジョイしてる人が多いですし、ラテンアメリカの友人は本当に自由で、働くことへの価値観が違いますね。やりがいのある仕事をしながらもリフレッシュする時間を作ったりとか。

――

そういったバランスを取るのが上手ですよね。

金沢:

私も日本では、朝から晩まであくせく働いていたんですけどね。みんなが心に余裕を持って、心も体も健康に働けるような環境にしたいなと思っています。

――

ぜひ、金沢さんの力でよろしくお願いします!!

自分で発見していくのを手伝ってもらった

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金沢さんから見て、プレゼンスのお勧めポイントがあれば教えてください。

金沢:

TOEFLテストについてなんとなく感じていたことを、全部言語化するよう指導がありました。たとえばリスニングのレクチャー問題は、生徒が合いの手を入れるような場面の周辺が問題になりやすいんですね。独学しているときに、なんとなーく感じ取っていたんのですが、改めて分析を言語化することで、効率的に対策できるようになりました。コツを一方的に伝授されるというよりは、自分で発見していくのを手伝ってもらったというイメージ。それのおかげで一方的に教えられるよりも深く身についていると感じます。あとは、スピーキングもやればなんとかなるという自信を頂いて頑張ることができました。

TOEFL受験を越えたらすごく楽しいプロセスが待っている

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では、締めくくりとして、金沢さんと同じように留学したい方や、TOEFL受験を考えている方にアドバイスがあればお聞かせください。

金沢:

まず留学に行くかどうか悩んでいる方には、ぜひ挑戦してほしいです。私もアメリカに来る前は、食事や治安、言語のことなど不安がありましたが、飛び込んでみればなんとかなります。ここでしか得られない経験の方がとても貴重ですね。悩むのは飛び込んでからで大丈夫。TOEFL勉強は留学準備にあたって一番きつかったですが、基礎を作ることができたので、言語で苦労する場面があってもどうにかなっているのかなと思っています。TOEFLで苦しんでいる人がいたら、「そこが一番苦しいところだから乗り越えて!」と伝えたいです。TOEFLを越えたら、学校を選んだりエッセイを書いたり、自分自身と向き合って将来のことを改めて考える良いきっかけになります。そこはすごく楽しいプロセスですよ!

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最後付け足したいことはありますか?

金沢:

こちらにいる留学生の中で日本人はどんどん少なくなっています。同じアジアでも中国人・韓国人の学生はとても英語が上手なんですね。彼らは自分の国以外で働きたいというモチベーションがすごく高いので、それゆえ英語トレーニングをしてきていると思うんですけど、日本は居心地が良いということもあって、英語が苦手なままになっている人が多いと思うんです。日本はもちろん我々にとって一番心地良い場所ですが、今迷っている人がいたら、心地良い場所を抜け出すことを恐れずに、色々なことに挑戦していただきたいです。刺激を受けることが大事だと思います。

 

 

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(コロンビア大学Japan Tripのパーティーにて担当コーチの刈谷と)

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金沢さんのメッセージが、多くの人に伝わると私たちも嬉しいです。それでは本日はありがとうございました!

 

▼金沢さんが受講したTOEFLコースの詳細はこちらから。