株式会社野村総合研究所

原田 直樹さん

NAOKI HARADA

早稲田大学在学中、就活セミナーに参加。登壇していたのはプレゼンス兄弟校である我究館の熊谷館長でした。
そこでもらった資料がきっかけでプレゼンスを知り、TOEFLコースの受講をスタートさせた原田さん。
最終的にはTOEFL102点、そして中国語検定HSKの6級(最高級)も取得されています。
語学力を大幅に伸ばしたプロセス、そして外国語を学ぶ理由やビジョンを伺いました。

TOEFL iBT®︎TEST

TOEFL iBT®TEST105点コース・TOEFL iBT®90点コース・TOEFL iBT®70点コース

ぐぐっとくるものがありました

はじめに原田さんの略歴を教えてください。

生まれも育ちも神奈川県鎌倉市です。大学は早稲田大学国際教養学部に進学しました。
1年間の留学が必須の学部だったのですが、私は2年間留学しました。
その留学先が北京大学。1年目は中国語を勉強し、2年目は国際関係学院に所属して、中国語で国際関係学を学びました。
2年目のプログラムがダブルディグリープログラムでした(在学中にダブルディグリーのカリキュラムを提供する大学に留学し、
所定の要件を満たせば、卒業する際に早稲田大学の学位と留学先大学所定の学位の両方を取得できるプログラム)。
2年間留学したので、5年間の在学期間で早稲田大学と北京大学の2つの学位を取得しました。

原田さんは中国に留学をされて、新HSK6級(中国語検定の1つであるHSKの最高級)も取得されているのですね。

はい。私の経験からも、周りを見ていても、日本の大学で1年~1年半、基礎をしっかりと学んで、
現地で中級レベルからスタート出来れば、1年間の留学で6級は取れるのかなと思います。

それでも新HSK6級は最上級ですからすごいですね。
そして中国から帰国され、早稲田大学を卒業された後、東大の大学院に進まれたのですね。何を学ばれていたのですか?

はい。東京大学公共政策大学院に進学しました。MPP(Master of Public Policy)という学位の課程で政策の勉強をしました。
国際関係や外交への関心が強かったのですが、医療政策、教育政策や人口減少問題など、幅広く学びました。
所属していたのはキャンパスアジアという面白いコースで、東大の公共政策大学院と北京大学の国際関係学院とソウル大学の国際大学院、
この3校がパートナーになっていて、学生がそれぞれの大学に留学することになっています。
例えば、私がソウルに留学していた時に仲良くしていた韓国人の友人が、今は東大に留学しているといった感じです。
私の場合、最初の1年半は東大で学び、その次の半年間は北京大学に留学し、最後の1年間はソウル大学に留学しました。
2017年3月に東大の大学院を卒業して、現在は(2017年4月から)経営コンサルタントとして働いています。

どのようにプレゼンスを知りましたか?

早稲田大学在学中、大学院に進学するか就活をするかで悩んでいた時に就活のセミナーに行き、
そこで講師をされていたのが我究館(プレゼンスの兄弟校)の熊谷さんでした。
その時は就活の話を聞きに行ったのですが、もらった資料の中にプレゼンスの資料が一緒に入っていました。
当時、大学院入試でTOEFLが必要だったので、その資料を見て興味を持ち、プレゼンスの説明会に行きました。それがきっかけです。

直接的にというよりは間接的に知ったのですね。
英語スクールはプレゼンスの他にもたくさんあると思うのですが、その中でもプレゼンスに惹かれた理由はありますか?

資料とホームページを見てから説明会に参加したのですが、そこで、「何をどれだけ、どのように勉強したら点数が伸びるのか、
結果が出るのか、をお伝えするので、きちんと取り組めば絶対に結果は出ます!」と言い切っていた記憶があります。
人に何かを勧める時に、本当に覚悟がないと出来ない言い方だなと思いましたし、
「絶対に結果を出させます」と言われた時にぐぐっとくるものがありました。

カリキュラムにとにかく食らいつきました

原田さんは70点コース、90点コース、105点を今までに受講されていますが、まずは90点まで、どのようにスコアを伸ばしていきましたか?

70点コース、90点コースを連続受講して、4ヶ月で20点スコアを上げました。
その4ヶ月間は、とにかくプレゼンスのカリキュラムに食らいつきました。
大学の授業やその他にも色々な活動がある中で、毎週の単語暗記や宿題をこなすのがとても大変だったのですが、
一番印象に残っていることは、90点コースの最終回で、コース終了後に自走していくための現状分析をコーチと一緒にしたことです。
私は単語暗記が苦手で、とにかく単語をやらなきゃと思っていたのですが、当時のコーチから、それまでの単語テストの結果や
本試験のスコアなども分析した上で、「決戦日までの残り期間、思い切って問題演習に切り替えていこう」とアドバイスされました。
当時、特にリスニングでスコアが伸び悩んでいたんですが、単語暗記が不完全だったため、単語を優先していました。
実はその最終回の数週間後、最終決戦日の数日前にとても低いスコアを受け取り、精神的にかなり追い詰められた時がありました。
その時に、死ぬ気でやろうと開き直って思い出したのが、最終回で言われた言葉でした。
「単語暗記ばかりではスコアに繋がらない。問題演習が大切だ。」というのを思い出し、開き直って単語暗記はほとんどやめて、
リスニングの問題をひたすら解きました。元々リスニングが16点でかなり足を引っ張っていたのですが、
結果的に24点まで上げ、トータル93点で目標スコアを越えることが出来ました。

コーチの言葉が印象的だったのですね。その後、93点から102点に上がったプロセスについて教えてください。

105点コースを受講したのは、90点コースを終えた2年半後です。93点を取得した時は4セクションがほぼ同じ点数でバランスが良かったのですが、
一般的に日本人はリーディングとリスニングでより高い点数を取りやすいと思うので、そこが伸びしろでした。
やはり単語が弱いという自覚が強く、105点コースのコーチからも何度も指摘されていたので、
今度は逆に単語に振り切って、他の人よりも丁寧に取り組んでいきました。
週に15時間ぐらいは単語暗記に時間を割いていたと思います。
プレゼンス本来の学習方法では単語暗記よりも英語脳トレーニングというリスニングの勉強が中心だと思うのですが、私の場合、
コーチと相談した上で単語暗記に時間を割くことにしていました。
それだけ単語に集中していると、リーディングで安定して27点前後が取れるようになっていきました。
実際のTOEFLの試験でも読むのが楽になり、以前は時間ぎりぎりだったのが、本試験で時間が余るようになりました。
これが明確な変化ですね。スピーキングとライティングは特に力を入れて勉強せず、
リーディングとリスニングで点数を伸ばして100点を越えることが出来ました。

最終的には102点を取得されましたが、取得された時はどう思いましたか?

実は、90点前後で伸び悩んでいたのが最終決戦日で一気に102点まで上がったので、正直かなり驚きました。
105点コースの最終回でコーチにも相談に乗っていただいて、100点取得のための戦略を練り、
残り期間で何にどれだけ時間を割くかを一緒に考えました。
ただ、当時の自己ベストは93点で目標点まで差が大きかったので、正直ちょっと厳しいかなという気持ちもありました。
最後の最後、何とか頑張って勉強し抜いて、10日後に102点の結果を確認したときは本当に嬉しかったですね。
諦めずに勉強し抜いた努力もありますが、最後は運も味方してくれたと思います。

受講期間中は1週間にどれくらい勉強していましたか?

25~30時間くらいですね。大学院終了前の春休みだったのでTOEFLの勉強に集中できましたが、
むやみに時間を増やしたから結果に繋がるわけではないとコーチから言われていました。
なので、この時間内で集中して勉強するように意識していました。

日本人として相手を知る努力を続けていきたい

北京大学のダブルディグリーを取られていますが、高校生時代から興味があったのでしょうか?それとも大学に入ってからですか?

大学に入ったら中国に留学したいとは思っていたのですが、ダブルディグリーというのは知りませんでした。
制度を知ってからも最初は全然考えていなかたったのですが、ダブルディグリーを取得した先輩たちに
「中国語が大学からでも大丈夫!出来るよ!」と言っていただいて、そこから具体的に考え始めました。
学部と修士で合計2年半も中国に留学して、良いことも悪いことも経験しましたが、中国とは切っても切れない関係になったのかなと思います。

ソウル大学の大学院ではどのような勉強をされていましたか?

国際関係が専門で、特に東アジアの歴史認識問題、領土問題、安全保障についてです。

具体的に印象に残っていることはありますか?

日本人と韓国人では歴史について知っている側面が違うので、そこから意識の差や衝突が生まれてしまうんだなぁということを強く感じました。
例えば、広島と長崎への原爆投下や沖縄での地上戦の話なんかは、学校の授業やテレビで見聞きしたことがあっても、
韓国併合の話はあまり印象にない、というのが多くの日本人にとって一般的な感覚だと思います。
韓国に留学した私でも、そうです。ただ、韓国人は日韓の間の不幸な歴史について、日本人よりも良く知っています。
そこの情報ギャップが大きくて、お互い意図せずして誤解や衝突が生まれてしまうことがあるのかなと。
いずれにせよ未来志向で良好な関係を築くために、
一人の日本人として、韓国の文化や歴史について少しずつでも知っていく努力を続けていこうと思います。

言葉がバリアにならないように語学を磨き続けたい

現在はコンサルタントとして働かれていますが、会社での目標、またはその先のビジョンなどがあれば聞かせてください。

今まで英語、中国語と語学を勉強してきたので、積極的に海外案件で活躍したいと思っています。
TOEFLで100点を超えた時はすごく嬉しくて、勉強している時は「100点取れたら自信になるな」と思っていました。
ですが、今は実務で英語を使う中で、全然まだまだだと感じています。
ただ、語学は好きですし、自分の強みであると思うので、これからも言葉がバリアにならないように語学を磨き続けて、どんどん外に出ていきたい。
世界中どこでもやっていけるようになりたいです。
ただ一方で、やっぱり言語は意思疎通や情報収集の手段でしかなくて、それ自体が目的ではないということも強く意識しています。
今は目の前の仕事に全力投球し、その中で「究めたい道」を見つけて、その道を邁進していきたいですね。今は模索中です。

理にかなっていて、思いで支えるコーチがいて、
競争環境のクラスメートがいる

プレゼンスをお勧めするとしたら、どんなポイントがあるでしょうか?

お勧めポイントは3つあります。
1つ目は、目標達成までのプロセスが理にかなっていること。
何をどれだけ、どのように勉強したらいいのか、研究されつくしたプレゼンスメソッドを教えてくれます。
例えば、クラスの中で勉強の進め方や目的意識に関して様々な質問が飛ぶのですが、どんな質問でもコーチが的確に答えるんですよ。
その答えが納得できるものなので、本当によく研究されているんだなぁと感じました。
私自身が理屈っぽい人間なんですけど、TOEFLでスコアを上げるためにどんな要素が必要なのか、
とどんどん細かく分析していくことも非常に論理的で、理屈っぽい私でも常に納得した状態で実践できました。
2つ目は、やる気を起こさせてくれるコーチの存在です。
1つ目のお勧めポイントで指導が「論理的」だと言ったのですが、とは言え人間なので、なかなかモチベーションが続かない時もあります。
そんな時に、心に訴えかけてくれるようなコーチングをしてくれます。けっこうスポ根ですよね、プレゼンスって(笑)。
メソッドだけであれば、本やネットに情報がたくさんあります。
ただ、それだけだと出来ない人もいるので、叱咤激励してくれるコーチがいたからやれたっていうのはありましたね。
3つ目はクラスメートです。
当時は学生だったのですが、クラスには弁護士やコンサルタントの方がいて、皆さんお仕事で忙しい中で勉強時間を捻出していました。
例えば、クラス内での単語テストで、そういった方たちよりも点数が低かったときは悔しかったですし、情けなかったですし、
本当にやらなきゃいけないと感じました。これはマンツーマンだったら思わなかったことです。
実際に自分と同じように勉強している人がいて、勉強時間も捻出して結果もちゃんと出している人がいるというのは競争効果にもなりますし、
非常にモチベーションになりました。

これからTOEFL受験の勉強をする人に向けてメッセージをお願いします。

語学はツールでしかないとは言いますが、しっかりと勉強して少しずつ出来るようになってくると、
世界が広がるというか、視点が変わってくると思うんです。
ただ、やっぱり一定のレベルに達するのは簡単ではないですし、忙しい中で語学学習を継続するのは本当に大変だと思います。
そこで何とか止めずに勉強し続けることが、一番大事ですよね。
私も語学で長年ずっと苦労してきて、去年、今年でやっと少しブレイクスルー出来た感覚があります。
ましてTOEFL受験となると、まとまった勉強量も必要で、そのためには何かを犠牲にしないといけない場合が多いです。
受験料も高いし、予備校に通って勉強するにもお金がかかります。勉強を続ける根性も必要で、途中で止めれば水の泡です。
だから、留学などでTOEFLのスコアが必要なのでなければ、別にTOEFLやらなくていいと思います。
例えば、英会話とかの方が実用的かもしれないですよね。
その上で、それでもTOEFLのスコアが必要だったら、腹くくって本気でやってください。TOEFLに関しては、生半可な気持ちじゃ結果は出ないと思います。
あとは、正しい方法で努力することが大事だと思います。どれだけ頑張って勉強しても、努力するベクトルが間違っていると結果が出ないので。
私はプレゼンスメソッドで勉強して目標スコアを達成し、本当に良かったと思っています。

原田さん、本日はありがとうございました!

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