中国語学習のQ&A


回答

何故、今中国語が注目されているのですか?

<昨今の経済発展>

改革開放政策以降、膨大な労働力を背景に爆発的な経済発展を遂げてきた中国。中国語を学ぶことの重要性は以前から重視はされていたものの、外資の誘致、つまり日系企業が中国人を雇用するといった性質上、中国人が日本語もしくは英語を話すことが求められてきました。

改革開放政策以降、膨大な労働力を背景に爆発的な経済発展を遂げてきた中国。中国語を学ぶことの重要性は以前から重視はされていたものの、外資の誘致、つまり日系企業が中国人を雇用するといった性質上、中国人が日本語もしくは英語を話すことが求められてきました。

今後、両国間のパワーバランスはより対等になっていくことが予想され、日本人も中国語を話す必要性がますます求められる時代が到来すると考えられます。


<世界の中国語学習者>

日本人の中国語学習者は200万人を超えたとの報告もあり(HSKホームページより)、今後もますますの増加が期待されています。特に欧米の中国語熱は年々上昇しています。事実、アメリカでの大学生の中国語学習者は10年前に比べると3倍以上になっており、スペイン語に次ぐ人気の言語となっています。


<華僑の力>

全世界における華僑の数は5000万人以上といわれており、またその存在感もアジアでは計り知れません。アジアの金融の中心の一つであり、観光大国でもあるシンガポールは人口の約70%が華僑で構成されており、マレーシア(約40%)やタイ(約10%)にも多くの華僑が存在します。アジアの中では中国語が公用語なのではないかと思えるほど、中国語の存在感は絶大です。


<旺盛な中国からの投資及び観光客の推移>

中国からの対日投資は増加傾向にあります。財務省によると、中国からの直接投資額は10年、過去最高の276億円に達し、5年前の20倍以上となっているようです。中国資本が日本に進出することにより、ビジネスパーソンもより一層中国語を学ぶ必要があると予想されます。また中国人に対するビザ発給緩和政策による、観光客の増加、高齢化による外国人労働者の誘致等々、中国語に対する潜在的な需要が眠っていると考えられます。

中国語にはどんな試験がありますか?

日本国内で受験できる主な試験として、「中国語検定試験」と「汉语水平考试(HSK)」という2つの試験があります。

「中国語検定試験」は、日本中国語検定協会が実施している日本国内の中国語学習者を対象とした試験です。日本国内における知名度は最も高く、試験会場も他の試験に比べて多いため、とても受験しやすい試験です。日本語の解説がついた学習書が多いのも「中国語検定試験」の参考書です。 一方、「汉语水平考试(HSK)」は、中国政府が公認する唯一の中国語の語学検定試験で、世界各地59の国と地域で開催されています。中国政府公認だけあって、中国留学の際に必要な語学検定として用いられています(文科系学部:新HSK5級/理工系学部:新HSK4級などが一般的に必要とされるレベルです)。「中国語検定試験」と「汉语水平考试(HSK)」の関係は英検とTOEFLのような関係と言っていいかもしれません。

※「汉语水平考试(HSK)」は2009年にリニューアルされており、2009年以前の形式は旧HSK、それ以降は新HSKと呼ばれる場合があります。

HSKと中国語検定試験のテスト形式を教えてください。
どちらの試験もいくつかのレベル(級)に分かれており、正解数(正解率)に応じて合否が判定されるという形式です。

「中国語検定試験」は準4級(入門者)から1級(上級者)まで6段階のレベルがあり、全ての級で「リスニング」と「筆記(選択式と記述式)」の問題があります。 「汉语水平考试(HSK)」は1級(入門者)から6級(上級者)まで6段階のレベルがあり、1級と2級においては、「聞き取り」「読解」の問題が、3級から6級においては「聞き取り」「読解」に加えて「作文」の問題があります。

なお、「汉语水平考试(HSK)」には口頭試験と言って会話力を計る試験もあります。
テストは年に何回ありますか?
「中国語検定試験」は年に3回開催されています。(6月、11月、3月)
「汉语水平考试(HSK)」は、4回開催されています。(3月、6月、9月、12月)※2012年度の場合
HSKと中国語検定の勉強でしゃべれるようになりますか?
試験対策にプラスして、アウトプット(しゃべる)のトレーニングを積むことによりしゃべれるようになります。プレゼンスでは、検定試験はインプット力(単語力、文法力、リスニング力)の強化の為の指標と位置づけています。

つまり、インプットとアウトプットのトレーニングを組み合わせることにより、会話力が身につきます。インプットでしっかりと、単語、文法、リスニング力を養い、アウトプットで発話力の養成、及びメンタルブロック(しゃべる事への恐怖心)の除去を行うことによって、効果的に「しゃべる」力を身につけていきます。
仕事で使うにはどのHSK、中検でどのレベルが必要になりますか?
新HSKでは5級、中国語検定では2級を目指しましょう。もちろん、仕事では「話す、書く」といった力が必要になるので、アウトプットのトレーニングが必要となりますが、目安として、これらの級の取得を目指しましょう。
試験の申込方法を教えてください
中国語検定試験は、郵送もしくはインターネットから申込ができます。詳しくは中国語検定試験HPをご覧ください。 「汉语水平考试(HSK)」も、郵送もしくはインターネットから申込ができます。詳しくはHSKのHPを覧ください。
将来中国に留学したいのですが、どうすればよいでしょうか?
中国へ留学するには、二つの方法があります。まずは、中国現地の語学学校で中国語を磨いた後、現地大学に入学する方法と、日本で大学入学レベルの中国語力を身につけることです。一般的には大学入学レベルは新HSK5級(文系学部)、新HSK4級(理系学部)が求められています(詳細は各大学に確認しましょう)。

どちらの選択をするにしても、留学前に基礎レベル(新HSK2級~3級)を身につけることをお勧めしています。全くのゼロベースでの留学と、基礎レベルを身につけてからいくのでは、現地で学習する際に大きな差が出ます。特に文法はしっかりと日本で学習しておくと良いでしょう。現地では日本語で解説された文法書が非常に少ないので、最適な文法書をしっかりと母国語で学習しておくことは、留学後も大きな助けになることでしょう。また、プレゼンスの中級コース(会話コース)まで学習して頂き、テスト対策をして頂ければ、新HSK4級の取得まで可能です。
近々中国に駐在予定なのですが、どの程度の中国語力が必要でしょうか?
中国語を使用して仕事をするかどうかによりますが、一つの基準として、仕事で使う場合は新HSKで5級を目指しましょう。また、現地での生活レベルであれば、新HSK3級は身につけましょう。新HSK3級まで持っていれば、レストランでの注文、スーパーでの買い物、タクシー乗車等は可能です。
中国語力は就職や昇進に役立ちますか?
大手総合商社の三菱商事にて、2012年度の全新入社員に対し一年間の中国語研修を義務付けたり、ANAでも中国語能力の向上の為に、HSK(社内実施)を導入しているようです。また、大手監査法人や、シンクタンクでも中国の大学へ社費留学制度を導入するなど、ますます中国語の需要が増えています。今後も中国語が出来る人材の需要は高まっていくと考えられ、就職や昇進に大いに役立つことが期待されています。
英語ができると中国語を習得しやすいですか?
しやすいです。語学学習には類似点があります。例えば、中国語の基本文法は「主語 + 述語 + 目的語」なので、英語と共通点があります。ただ、全く違う点も多々ありますので、あくまで中国語は中国語、英語は英語と、切り離して考えることも必要です。
北京語ができれば中国全土でコミュニケーションがとれますか?
出来ます。ただ、北京語というのは一つの方言です。標準語ではありません。正確に言うと、中国語の標準語は普通話(プートンホア)といいます。この普通話は中国東北部(北京)の発音が基礎となって作られたものです。よって、日本人は北京語=普通話と考えている人がいますが、本来は別物なのです。この普通話が出来れば、中国全土でのコミュニケーションが可能です。
中国語と日本語の漢字は同じですか?
中国語は全部漢字で表記されます。新しい流行語や外来語などもカタカナのようなものがないため、漢字に書き直され使用されます。その漢字というのは、日本語とは異なり、「簡体字」という従来の漢字を簡略化した字体体系です。日本語と中国語で、同じ漢字で同じ意味を表す場合もあれば、異なる意味の場合もありますが、抵抗なく覚えられるものが非常に多いです。この点から、漢字を使用する日本人にとって、中国語の表記は非常になじみやすく、習得が進みやすいと言えます。
簡体字と繁体字って何ですか?
香港・マカオ・台湾・シンガポールなどの地域では、「繁体字」が使われています。簡体字(質問13を参照)に比べると古い時代の漢字に近く、画数が多いのが特徴です。一例をあげると、成田空港という表記について、簡体字では「成田机场」となり、繁体字ですと「成田機場」となります。日本語の漢字と繁体字の表記は、比較的見た目が似ています。
中国語の発音は難しいですか?
中国語の発音については、2つの特徴が上げられます。

  1. 「ピンイン」と呼ばれるローマ字を使って発音表記される。
  2. 「声調」という音の高低を使い分ける事で、異なる意味を表現する。
    ピンインで表記される中国語の発音は、日本語にない舌や喉の使い方をするものが数多く含まれています。さらに、声調についても、日本人になじみのない発声のルールです。この点から、中国語の発音は日本人にとって習得が大変であるといえます。ですが、特に日本語と違いのある発音について集中的に丁寧にトレーニングをする事で、上達する事は充分可能です。
英語と中国語のどちらが簡単ですか?
日本人は英語を中学校から始めているので、一概に比較するのは難しいのですが、仮に日本人が英語と中国語の知識がまったくゼロで、よーいドンで学習を開始したとしましょう。その場合、中国語の習得の方が簡単でしょう。まず、日本人は漢字が読めます。これが、欧米人が中国語を学習するのに比べて圧倒的に有利な点です。発音は難しいものの、しっかりと手順を踏めば、必ず克服できます。
中国語は中国以外、どんな地域で話されていますか?
質問1の「華僑の力」をご覧ください。