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モチベーションの高め方(その1)【白井】

DATE:2013/12/10CATEGORY:ブログAUTHOR:
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コーチの白井です。

コーチという仕事柄、人のモチベーションはどのようにして高まっていくのか、興味もありますし研究もしております。受講生の皆さんに有意義な知見を提供できるように、という意識もありますし、自分自身、自己を律して成長していきたいという個人的な思いも、もちろんあります。
タイトルに「(その1)」とつけてみました。きっと、いくつもあるはずなので。今後とも、「これは!」と気づくものがあったら、その都度、書いてみようと思います。

語学の勉強でも、キャリアアップのための学びでも、仕事でも、「ノリノリで前のめりに頑張れる!」という時もあれば、「ああ、今日はやる気がまったくおきないよ、、。」ということも、あるでしょう。気分や意志の力には波があるものです。程度の差はあれ誰だってそうです。今日はどうも気合が入らないな、、という時に、皆さんはどうしていますか?

たとえば、このように考えてみるといいでしょう。

●「なぜ」を考えるとやる気が出る

言い換えるなら、その瞬間目の前にある作業(勉強をする、資料を作る)の事を忘れて、「なぜ」自分はこの勉強を(仕事を)がんばっているのだろうか、数カ月後、数年後にどのような自分でありたいのか、最終的な目標が何であったか、ふと立ち止まって考えてみる。できれば紙に書き出してみる。なんていうことをお勧めします。

プレゼンスでは、語学の力が向上するために語学のトレーニング内容を指導するカリキュラムをおこなっていますが、時には「どうして語学を学ぶのか」ということを振り返ってもらうワークなどもクラス内でおこなうことがあります。これをやると、受講生の皆さんは、「ああ、そうだ、自分は○年後までに○○のようになっていたいんだった、そうだそうだ。だから、今目の前にある宿題に取り組んでいるんだ。他でもない、自分のためなんだ」と、目標を再認識できます。そして、一様に表情が凛々しくなって気合いのギアが一段階上がるのがビンビン伝わってきます。

実は、現在読んでいる本(「やってのける-意志力を使わずに自分を動かす」|ハイディ・グラント・ハルバーソン著:大和書房)に、まったく同じようなことが書かれていて、なるほど、と思ったのです。著者はコロンビア大学で社会心理学の研究をしている方です。曰く、

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・「なぜ」を考えるとやる気が出る

「なぜ」という視点で捉えると、日々の小さな行動にも、意義を感じやすくなります。理由が明確になることで、小さな行動が、大きな目標を達成するための一歩に変わるのです。その結果、衝動的な行動は減り、誘惑にも負けにくくなり、前もって行動を計画するようになります。

 

・「何」を考えると難しい行動ができる

「何」を基準にすると、具体的な行動(A地点からB地点へどう進むか)に意識が集まります。「何」の考えには、「やる気を高めにくい」「”木を見て森を見ず”の陥穽(かんせい)にはまりやすい」などの弱点はあるものの、複雑な道のりを着実に進みたいときには抜群の効果を発揮します。難しい何かに挑む時は、いったん「大きな絵」は忘れ、目前のタスクに集中するとよいのです。

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とのことです。

具体的な作業を実施するときは、徹底的に「何」を考えると良いです。

ゴルフの打ちっぱなし練習であれば、姿勢とフォームだけ(「何」)に集中することです。それによって練習の効果が最大化されるでしょう。でも、「何」だけを考えて時間が過ぎると、本来の目的を見失いがちです。やる気のパワーが消耗していってしまいます。「今日は練習場に行くのが気が進まないなぁ」と感じた場合には、「なぜ」の出番です。「ああ、そうだ、100を切ってラウンドして、ゴルフ仲間と休日をもっとエンジョイすると決めたんだった!(「なぜ」)」と、やる気がわいてきます。

いつ何時も「なぜ」を考えるべき、ということではありません。場合によってうまく使い分けると良いというこのなのです。

モチベーションとは、ともすれば精神論的に捉えられがちで、根性と気合いでどうにかなる類のものに思われがちです。もしくは、「あの人は生まれつき意志の強い人だから、、それに比べて自分は、、」と思って自分にダメの烙印を押してしまう方も、よく見受けられますが、必ずしもそういうことではないのではないか?と、私は最近思うのです。
気合と根性以外にも、戦略的に高めていけるアプローチ方法があるはず、と感じています。後天的に、考え方や物事の捉え方によって、うまく自分をコントロールできる方法がはず、と考えています。
また折に触れて整理しながらこの場で書いていきたいと思います。まずは今日は、こちらです。

●モチベーションの高め方(その1):「なぜ」を考えるとやる気が出る

(白井)



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